【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

前作のラストシーンから時を置かずに物語が始まる、というのはシリーズ初のこと。
これがアバン部分で、この後一気に5年後に話は飛ぶけれど、このあたりの割り切り方、なんだかハリウッドテイストだなあ、なんて公開当時は思ってた。

とにかく全編無駄がない。テンポが良い。
会話の台詞をこぼして次のショットへ繋ぐなど、編集もスムーズ。
自分の生理にも合っているんだろうな。

e0033570_20025296.jpg編集がスムーズといえば、芦ノ湖におけるビオランテのファーストプレビューのショット。劇場で思わず声が出た。
それぐらい芦ノ湖の実景と、特撮プールでのビオランテが違和感なく融合。
そりゃ何度も見かえしたから見慣れたし、今の技術と比べりゃ粗が目立つものの、確実に日本特撮は次のステップへ行ったなあと思ったものだった。

音楽も良い。
すぎやまこういちは静と動の使い分け、そしてその移行が上手いなあと感じた。
それは時に伊福部メロディーが邪魔になる程に。
実際伊福部メロディーとすぎやまメロディーの親和性って決して高くはないと思うし。
そういやドシラ_ドシラ_ドシラソラシドシラ…で始まるメロディを明確に「ゴジラのテーマ」として使い、かつ一般に浸透させたのはこの映画だったかもしれない。

欠点がないとは言わない。
なんでこうなったかなあとか、自分ならこうするのになあ、という部分は当然ある。
しかし「ゴジラ」映画史上に残る傑作の一本であることは間違いない。

劇中では震度3~5の地震で結構な被害が出たり、原子炉が一基でもやられたら日本はオシマイ、なんていう台詞があるけど、今となっては隔世の感があるなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/21300907/


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# by odin2099 | 2017-08-17 20:05 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「世界一ではない、世界で唯一の場所」
「世界で一番の食材が集まる場所」
と語られる築地市場に、2014年から2015年まで1年4カ月に亘って密着取材したドキュメンタリー映画。
日本橋魚河岸から移転して80年、やがて豊洲へと移っていく日本の食文化を支えた「ワンダーランド」を記憶だけでなく、映像として記録しておこうという試みで作られたのだろう。

e0033570_18595834.jpg日付が変わるころから始まる築地の一日、セリの模様、春夏秋冬を通じた旬の食材の紹介をはじめ、市場で働く多くの人々やそこで食材を求める料理人、研究者、ジャーナリスト(服部幸應や道場六三郎ら)にもインタビューを敢行し、知られざるプロの世界の一端を多角的に見せてくれる。

「日本人と海の関係は神秘的」
「生で食べるということは魚に対する最大のリスペクト」
「セリはポーカーの勝負のよう」
等々、幾つかの印象的な言葉が残る。

見るもの聞くもの全ては珍しい、初めてという点も含め、築地へのオマージュを捧げた素晴らしい映画になっていると思うのだが、肝心の豊洲への移転問題が、まだまだ予断を許さない状態なのは皮肉なことだ。


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# by odin2099 | 2017-08-16 19:00 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
「仮面ライダーエグゼイド」の真の最終回、という触れ込みだったので、あの「仮面ライダー龍騎」劇場版を思い出したのだけれども、最終回というよりはおそらく後日談?(なんせTVシリーズ見てないもんで)
どちらかというと「仮面ライダー剣」の劇場版に近い立ち位置なのかも。

e0033570_19070118.jpgTV見なくなって久しいし、もういい加減「仮面ライダー」の映画も卒業しようかな、映画だけ見ててもよくわからんし、と思っていたのだけれども、意外にも今回はそれなりに愉しめた。
相変わらずライダーがウジャウジャ出てくるのには閉口したけど、なんだかんだありながらも今は共闘体制で、敵対するのは劇場版限定の新ライダーのみ、ということなので強者集結ムードは味わえる。
それにラスボスとのクライマックスバトルがライダー同士の共闘ではなく、主役のエグゼイド単独戦というのもちょっとしたサプライズ。

興行面でも今夏の映画群の中ではなかなか好調らしいが、飯島寛騎、瀬戸利樹、松本享恭、岩永徹也、小野塚勇人、甲斐翔真、それにゲストの堂珍嘉邦とタイプの違うイケメンを取り揃えてるから、お子様だけでなく女性客にもアピールしてるのかな。
キーキャラクターの母親役が藤本美貴なのはビックリで、見ていて全然わからなかった…。
そういやチョイ役でAKB48の娘(倉野尾成美)が出てるんだけど、これはどういう関係なのやら。

ラストのオマケシーンには新番組「仮面ライダービルド」の主役ライダーが登場。
かなりインパクトのあるファーストプレビューでちょっと興味をそそられたが、お話的には蛇足だし、映画の完成度という点でもマイナスだな、あれは。
どうせ出すならもっと本編に絡める方法はなかったものか。


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# by odin2099 | 2017-08-15 19:07 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
1945年7月26日にポツダム宣言が発令、この対応を巡って日本は大きく揺れる。
そして8月14日の御前会議でのポツダム宣言受諾決定から、宮城事件を経て、翌15日に玉音放送が行われるまでの「長い一日」を描いている。
原作クレジットは大宅壮一だが、後に実際の著者は半藤一利であることが判明した。
監督は岡本喜八。

e0033570_19080113.jpg宮口精二、戸浦六宏、笠智衆、山村聰、三船敏郎、小杉義男、志村喬、高橋悦史、井上孝雄、中丸忠雄、黒沢年雄、加藤武、川辺久造、江原達怡、土屋嘉男、島田正吾、伊藤雄之助、児玉清、小林桂樹、中谷一郎、田島義文、加東大介、田崎潤、平田昭彦、中村伸郎、藤木悠、北村和夫、村上冬樹、天本英世、神山繁、浜村純、佐藤允、久保明、藤田進、田中浩、佐田豊、勝部演之、加山雄三、新珠三千代、宮部昭夫、井川比佐志、小泉博、仲代達矢(ナレーター)、松本幸四郎(初代松本白鴎)……

<東宝創立35周年記念作品>ということでオールスターキャストが集結。
こんな小さな役なのにこの人が、というくらい見知った顔が次々と登場。それだけで邦画マニアにはたまらないだろうが、クーデターの場面を除けば殆ど動きがなく、終始役者同士の生のぶつかり合いによる台詞の応酬劇が炸裂し、日本映画黄金期の底力をまざまざと見せつけられる。

時間経過が若干わかりづらい面があるのと、どの程度史実や実在の人物に基いているのかがわからないが、ギリギリの緊張感の中で2時間半強を一気に駆け抜けてみせる。
四半世紀ぶりに見直したが、以前よりより深く愉しめた気がした。

【ひとこと】
「シン・ゴジラ」はこの映画を参考にしているので、興味がある人は併せてどうぞ。


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# by odin2099 | 2017-08-14 19:09 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
アッと驚く意外な展開! 衝撃のサスペンス劇!
加藤和樹主演のあの話題作が7年ぶりに帰って来る!
ラストまで犯人が分からない…
謎が謎を呼ぶ推理劇の決定版!


e0033570_07453982.jpg前回観たのはもう7年も前だったのか。
あまりに衝撃的で、今でもストーリーをハッキリと覚えている。
機会があれば是非もう一度、と願っていたが、それが今回ようやく実現した。

出演者は加藤和樹(ダニエル)、白石美帆(エリザベート)、筒井道隆(カンタン)、渡部秀(マクシマン)、初風緑(ベルトン)、山口馬木也(メルルーシュ)で、今回が再々演になるとのこと。初風緑は再演版から続投、白石美帆は初演版からの復帰となる。

今回は全て、物語の展開から、真犯人が誰かまでわかった上で観ていたのだが、それでもやはりグイグイと惹き込まれる面白さ。
正直言うと犯人の真意や動機、それに何故嘘を吐き通そうと必死になるのかが今一つわからない面もある。
単に隠蔽しようとしていただけとは思えない。
他人を、というよりも自分を納得させようと嘘を吐いているうちに、それが真実だと錯覚するようになってしまったのだろうか。
後悔の念が記憶を封印し、そうした幻想を生み出してしまったのか。

考えれば考えるほど深い。
またいつか観たい。他のロベール・トマ作品も。

サンシャイン劇場にて。

【ひとりごと】
渡辺秀、上手い役者になったなあ。
筒井道隆、クライマックスでなんであんなに台詞をトチりまくったんだ?


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# by odin2099 | 2017-08-13 07:48 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
<MCU>に移籍してきたスパイダーマンの本格デビュー作品。
「スパイダーマン」「アメイジング・スパイダーマン」で描かれたようなオリジンストーリーはカットし、「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」の”その後”からスタート。

e0033570_10592825.jpg主人公のピーター・パーカーが今度は高校生ということで、過去のシリーズともちょっと違った感じだし、<MCU>作品としてもかなり異色。
それでもトニー・スタークやハッピー・ホーガン、ペッパー・ポッツの登場で紛れもない<MCU>作品の一本と感じさせてくれる。
宣伝ではアイアンマン=トニー・スタークとのWヒーロー物なのかと思わせたが、トニーはあくまでピーターの導師というか疑似父親的ポジションに留まり、決して出しゃばらず且つ美味しい役どころだった。

アベンジャーズのメンバー入りを目指して日々ヒーロー活動を続けるピーター、しかしトニーからは認められずついつい暴走、しかし最後には大きく成長して、というストーリーも共感出来るもので、ピーター=スパイダーマンと対決するヴィランも、異世界からの侵略者だったり、巨大な陰謀を企んでいるわけでもない町工場の親父レベルなのも親近感が湧く。
従来作品では「アントマン」にやや近いかも。

とはいってもその正体にはひねりが加えられ、クライマックスはなかなかの緊張状態。高校生にとっては街の平和も、好きな女の子の笑顔もどっちも守りたい大切なもの、というのはわかるのだけれど、この緊張状態が持続せず、意外に葛藤もなくというか躊躇もなく行動に移すのがちょっと意外。これがトビー・マクワイヤやアンドリュー・ガーフィールドのピーターだったら、もっとウジウジ悩みそうなんだけどね。

最初はトム・ホランドの”とっつあん坊や”みたいなルックスが馴染めなかったけど、その身体能力の高さは相当なもの。彼のピーター・パーカー、今後も期待出来そうだ。
それに若すぎる、美人過ぎるマリサ・トメイのメイおばさん。あんなセクシーでキュートな女性と思春期の少年が二人暮らしっていうシチュエーションはどうなの?

ところでピーターの憧れの美少女リズだけれど、申し訳ないけどちっとも可愛く思えなかった。今後の正ヒロインになりそうなゼンデイヤ演じるミシェルの方がクールだし、それに校内キャスターやってる女の子の方が絶対可愛い。ちなみに彼女、「ナイスガイズ!」でライアン・ゴスリングの娘役だった美少女だよね。再登場希望。
それにしてもあの娘が「MJ」っていうのは…。
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製作がコロムビア・ピクチャーズからなのか、目立った<MCU>への伏線張りはなし。次回作のヴィランになりそうなキャラはポストクレジットで紹介されるけれど、そこまで。
カメオ出演のキャプテン・アメリカが何故かお笑い担当に…?
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# by odin2099 | 2017-08-12 11:05 |  映画感想<サ行> | Trackback(10) | Comments(0)
e0033570_20515636.jpg前作ラストでオプティマスは故郷の星へ向けて旅立ってしまったので、オートボットのリーダーとなったのはバンブルビー。着実に出世してるな。
しかし破壊大帝メガトロンが完全復活、オートボットは劣勢に。そして相変わらず人類は「対トランスフォーマー部隊」なんぞを作って内乱状態。
あれ?ガルヴァトロンじゃなくてメガトロン?

前作の主人公、マーク・ウォールバーグ演じるしがない発明家ケイドは、今回はオートボットに協力するマッチョなタフガイの戦士に。なんか違うキャラクターになってないか?
前作のヒロインでもある娘のテッドとは別居中で、演じたニコラ・ペルツは1シーンの声だけ出演。
お尋ね者の自分と会えば彼女にも危険が及ぶということで、電話するシーンのみ。しかも音声認識されちゃいけないと、自分からは一言も話せないという泣かせるシチュエーション。吹替版ではちゃんと前作同様しょこたんがアテていた。偉いぞ、しょこたん
でもイザベラという少女と知り合って疑似家族を作ったり、反発し合っていたヴィヴィアンというオックスフォードの教授と最後は好い仲になったりと、なかなかのリア充ぶりを見せてくれる。

このイザベラという女の子、予告編で見せた胸を揺らしながら逃げるシーンが強烈に印象に残っていたのだけれども、そのシーンだけちょっと露出度高めの衣装なんだね。
演じてるイザベラ・モナーは撮影時15歳のなかなかの美少女。前半のヒロインなんだけど、後半は殆ど登場せず。終盤にちょっと見せ場があるけれど、ちょっと勿体ない。
そしてこの吹替を担当してるのが”岡山の奇蹟”桜井日奈子ちゃんなんだけど、流石に荷が勝ち過ぎだ。可愛くて好きなんだけどね、日奈子ちゃんは。でも残念ながら合格点はあげられない。

e0033570_20520595.jpg入れ替わるように後半のヒロインとなるのがヴィヴィアンで、設定としては伝説の魔術師マーリンの直系の子孫というトンデモな重要人物なんだけど、序盤に顔を見せた後は中盤まで出てこないので、再登場した際に「あれ、この人誰だっけ?」となるのが玉に瑕。
イザベラがティーンエイジャーの少女な分、彼女がお色気担当かと思いきや、胸元がザックリ開いたドレスを纏うシーンはあるものの、ずーっとその格好で押し通してくれるわけではないのでなんだか物足りない。存在そのものがエロかったミーガン・フォックスの時代が懐かしい。
ちなみに演じてるローラ・ハドックは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でピーターのお母さんを演じてた女優さんなんですな。言われてもわかんないだろうけど。

そして人類の歴史の陰にトランスフォーマーあり。
前作では恐竜絶滅の原因がトランスフォーマーに求められていたけれど、今度はアーサー王と円卓の騎士たちが登場。
クライマックスバトルの舞台となるのはストーンヘンジで、ここらへんの因縁話に説得力を持たせる存在として起用されたのが、アンソニー・ホプキンス。お茶目な英国紳士という役どころを実に楽しそうに演じているし、このパートはなんだか「ダ・ヴィンチ・コード」みたいでなかなか楽しい。でもそうなると今度はトランスフォーマーが邪魔に感じられちゃうんだよなあ。

で、ここでオプティマスが故郷の星から帰還してくるのだが、なんと彼は創造主クインテッサによって洗脳され、サイバトロン星を復活させるために人類を滅ぼそうとする刺客となっていたのだった…!
そして始まるオプティマスVSバンブルビー!
最近ヒーロー同士で戦わせるのがトレンドなのか?日本じゃとっくにテンプレート化されてるけどね。

前作には登場しなかったレノックスやシモンズ、モーシャワー将軍らが復帰。サムも写真だけで登場するとシリーズの連続性を感じさせてくれるが、その一方で色々な矛盾点も気になってくるし、毎度毎度のオプティマスの判断力や行動力には疑問を感じざるを得ないし、もういい加減シリーズ打ち止めでもいいんじゃないの?

ラストは次回への伏線張ってるし、バンブルビーを主人公としたスピンオフ(公開は来年の暮れ)の撮影も始まっちゃってるんだけど、どうやらこの作品そのものの評判はあんまりよろしくないようだし、興収も期待外れだったようだし、観客もそろそろ飽きてきたっぽい。
毎度毎度ダラダラと長くガチャガチャとウルサイこのシリーズ、この辺で綺麗に幕引き…する気なんかさらさらなさそうだな。世界観を共有したアニメ映画のシリーズも立ち上げるみたいだしね、あ~あ。

【ひとりごと】
そういや劇中で派手にオスプレイ墜落してたな。


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# by odin2099 | 2017-08-07 20:55 |  映画感想<タ行> | Trackback(9) | Comments(2)
地球に迫りくる巨大彗星兵器!それを阻止せんとする「究極の救世主」キュウレンジャーの活躍を描く劇場版。

e0033570_07523388.jpgテレビシリーズは見てないけど(ギャバンとデカレンジャーとのコラボ回だけは見た)、何とかついて行けるのが<スーパー戦隊>劇場版のいいところ。いきなり9人という大所帯で始まった「キュウレンジャー」も、気が付けば既に12人に増員されてるとか。
たださすがに12人は活かしきれてないし、全員揃うシーンないし、せめて1時間くらいないと辛いなあ。

宇宙戦隊というだけあって宇宙規模のスケールの大きな災厄が襲い掛り、地球以外の3つの惑星での冒険も描かれていて、「スター・ウォーズ」というか「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を意識してるのかな?と思わせる部分もあるのだけれど、結局はあっさり、こじんまりと解決しちゃうのもこの枠の限界だろう。
もう「伝説」「究極」「奇蹟」は禁止!
…ってやったらお話作れないかな。

それと毎度感じることだけど、芸人枠って必要?
主役が若手ばかりだから、相手役にはベテランを配して芝居をフォローして欲しいところなんだけど、滑舌の悪い台詞回しとか、個人のネタを絡めた寒いギャグだとか、素人丸だしの演技とか作品の完成度、質を貶めているようで、トータルではマイナス面の方が、芸人起用による集客・宣伝効果を上回っているんじゃないかと思えてならないんだけど。

【ひとこと】
自分はノーテンキな主人公、いわゆる「バカレッド」な戦隊は苦手だってことが、今回改めてわかった。


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# by odin2099 | 2017-08-07 07:53 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
シカゴの惨劇から5年、人類とオートボットとの関係にも変化が表れていた。
CIAの特殊部隊はオートボット抜きでディセプティコン狩りを進めていたが、何故かその対象には味方であるはずのオートボットも含まれていた。そして仲間たちに姿を隠すよう命じたオプティマスも行方不明となっていた。
テキサスでしがない廃品回収業を営み娘と二人暮らしの発明家ケイドは、ある古いトラックを手に入れ修理を試みる。ところがそのトラックこそオプティマスだったのだ。
そこへCIAの特殊部隊が現れ、ケイドたちは騒動に巻き込まれることに。その背後には破壊された筈のメガトロンの影が…。

e0033570_19150132.jpg前作までのサムをはじめとする人間側のレギュラーキャラクターは全員降板、新章突入といった感じのシリーズ4作目。
人類が作りだした人造トランスフォーマーというべきガルヴァトロンや、オートボット、ディセプティコンどちらにも属さないロックダウン、更に「創造主」が6500万年前に恐竜から生み出したダイナボット、ともはや個体認識どころか立場さえ識別不能なロボットがガチャガチャうるさく立ち回るだけなので、見ていて混乱する。

加えて人間側も、巻き込まれる主人公一家、トランスフォーマーを利用しようとする大企業、それにCIAらが入り乱れ、立場がちょこちょこ変わるのでボンヤリ見てるとお話を見失う。
メインキャラかと思った人物があっさりと、しかもかなりグロい死にざまを見せたり、諸悪の根源かと思っていた人物が実は根は良い人で逆転勝利に大きく貢献したりと目まぐるしい。

それでもこれを120分くらいにまとめてくれてればそれなりに愉しめただろうけど、165分はあまりに長すぎ。
最後の方の中国のシークエンスはもっと切り詰められたと思うけど、きっとお金出してくれてるからぞんざいには扱えないんだろうな。

今回のヒロインのテッサは17歳、演じるニコラ・ペルツ(そうか、「エアベンダー」に出てた娘か)も同年代だけれど、年齢の割になかなかセクシー。でも前2作のヒロインに比べると逃げる際の乳揺れが足りないかな。
吹替は中川翔子。いわゆるタレント枠だけど、彼女は十分に及第点。


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# by odin2099 | 2017-08-06 19:17 |  映画感想<タ行> | Trackback(14) | Comments(2)
<DCEU>おさらい中、というか、終わりました。
3本だけって楽でいいなあ。
<MCU>はもう事実上不可能。次の作品が公開されるまでに前の作品のソフト発売が間に合わないから、全部は見てられな~い。
8/11公開の「スパイダーマン/ホーム・カミング」までにおさらいしたくても、その一本前の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」が出るのは9/6だもんねえ。

ただ3本だけといえども、なかなかハードルが高いのが<DCEU>。
ぶっちゃけみんな長い、暗い。
スカッと愉しめる作品がない。
このあたり<MCU>ほど支持を得られてない原因だと思うんですけどね。

e0033570_20435276.jpgその中にあって一番短く、一番余計な脇筋のないのがこの「スーサイド・スクワッド」。
なんせ主人公が悪者たちだから多少はグロかったりエグかったりもあるけれど、実はみんな結構ピュアで好い奴ら。だから割と感情移入しやすいし、お涙ちょうだいシーンも適度にまぶされ、案外スカッとできるんじゃないのかなあ。

もっともそう単純ではないのが、この部隊を率いてる連中。
いわゆる正義の味方ポジにいるはずの人たちなんだけど、その実こいつらが一番の悪。
だから事件が解決しても「メデタシメデタシ」って気分になれないのが欠点で…
つくづく<DCEU>って捻ってるよなあ。

今度の「ワンダーウーマン」は初めて理屈抜きで楽しめそうだけど、そうなると作品世界のムードの統一が図られてるのかがちょっと気になるところだけど、そこは見てのお楽しみ、かな。

ところでこの作品に先立って見た「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」の王女アマネットが、ちょっとこの作品の魔女エンチャントレスにダブって見えた。なんか似てません?
そういや「パワーレンジャー」のリタもキャラが被ってるような。もっとラスボスの女性キャラにヴァリエーションが欲しいな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25098684/


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# by odin2099 | 2017-08-01 20:45 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
オーケストラ・トリプティークのコンサートへ行ってきました。
場所はお馴染み、渋谷区文化総合センター大和田のさくらホール。
…といいつつ、毎回迷うんですけどね、渋谷駅から出る時に(^^;
ああ、渋谷駅はダンジョンだ。

伊福部昭、渡辺宙明のコンサートをそれぞれ何回か聴いてきましたが、芥川也寸志や黛敏郎はよくわからないのでパス。
今度はいつかなあ、なんて思っていたところ、佐藤勝を取り上げるということでいそいそと参上。

e0033570_21200024.jpg第一部は山田洋次監督作品「幸福の黄色いハンカチ」からスタート。
続いて名コンビともいえる岡本喜八監督作品から「独立愚連隊」、「肉弾」、「吶喊」。
そして最後は黒澤明監督作品の中から「隠し砦の三悪人」、「用心棒」、「赤ひげ」。

実を言うと、この中で見たことある作品は「独立愚連隊」、「隠し砦の三悪人」、「用心棒」の三作だけ。
知らない曲の方が多いプログラムとなってしまいましたが、逆に知らないから新鮮。「赤ひげ」とか「肉弾」とか、こんな綺麗なメロディー使われていたんだなあ、と感動しました。

第二部はとにかく「ゴジラ」、ひたすら「ゴジラ」。
ゴジラの逆襲」メインタイトルに続き、「ゴジラの息子」組曲、そして圧巻の「ゴジラ対メカゴジラ」へ!

「ゴジラの息子」の冷凍ゾンデ実験のシーンにかかる軽快なメロディも好きなんですけど、やっぱりメカゴジラ登場シーンは格好良いっすなあ!
テンション上がりまくります。

アンコールはその「メカゴジラのテーマ」と、後は上がった血圧を鎮静化させるために、と「赤ひげ」から。
若干空席目立ちましたけど、客席にはご家族や所縁の方、著名人のファン等々かなり豪華な顔触れが並ぶ素敵なコンサートでした。
アンケートでリクエストを募っていたということは、次もあるんでしょうかね。
「椿三十郎」や「独立愚連隊西へ」と共に、誰もリクエストしなさそうな(?)「地球へ…」、「戦国野郎」、「雨あがる」なんていうところを書いておきましたが、採用されますかどうか……。

次回のスリーシェルズ、オーケストラ・トリプティークのコンサートは9月の「渡辺兵夫音楽祭」へ行く予定ですが、今後の予定表を見ると11月に「菊池俊輔音楽祭」! 
そして来年4月には「伊福部昭百年紀Vol.6」もあるようで、こりゃあ楽しみが増えました。


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# by odin2099 | 2017-07-31 21:22 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_19221072.jpg「ミイラ再生」「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」も、元々は大神官(高僧)と王女(王の愛人)の悲恋が発端。最愛の人を蘇らせようとして復活したミイラが事件を引き起こすのだけれども、この作品では王女=ミイラで、身勝手な冒険家ニックことトム・クルーズがうっかり彼女を起こしちゃったので、さぁ大変、というお話に。
ミイラの行為に同情の余地はないし、トム、お前が余計なことをしなければ世界は平和だったのに。

その軍人にして泥棒というニックの前に現れるのがラッセル・クロウ扮するヘンリー・ジキル博士。
言わずとしれた「ジキル博士とハイド氏」のジキルなワケだけど、最初っからエキセントリックなアブナイ人で、これじゃあ二重人格も何もあったもんじゃない。
この人も自分で傷口広げておき乍ら、あとは知らん顔という大変メイワクな御仁。
この調子でドンドン犠牲者を増やしながら、今後の<ダーク・ユニバース>を引っ張っていくのだろうかと考えるとかなーり不安を覚える。

e0033570_19222179.jpg今回も自らアクション頑張ってるし、少々チャラいトムを楽しみたい人ならOKなんだろうけど、そうじゃないと辛い。
共演者も、ニックの恋人となる考古学者ジェニー役のアナベル・ウォーリス、ニックの相棒クリスのジェイク・ジェイソンは個性を出し損ねてるようだし、反対に王女アマネットを演じたソフィア・ブテラは、個性が色々と強烈すぎて好き嫌いが分かれるだろうし、元々期待値は高くはなかったんだけど、その予想すら下回った感じ。

専用のロゴまで用意した<ダーク・ユニバース>、今後のラインナップは「フランケンシュタインの花嫁」、「大アマゾンの半魚人」、「透明人間」、「ヴァン・ヘルシング」、「狼男」、「フランケンシュタイン」、「魔人ドラキュラ」、「オペラの怪人」、「ノートルダムのせむし男」etcのリメイク(リブート)作品が並んでるけど、今回の「ザ・マミー」を見る限りかなり厳しいかなあ。

監督や主演俳優には大物を予定してるようだが、「次」への伏線の貼り方は上手くないし、何といっても次回作の公開予定が2019年というのは遅すぎる。こういうのは年に一作ぐらいずつ作って一気呵成に行かなければ…。
自信がないので「ザ・マミー」の結果を見てから判断、なんて考えてるなら端からユニバース構想なんかぶち上げなけりゃ良いのだ。
「ドラキュラZERO」、どうなったんだよお。

まあ、「次」でどう立て直すかお手並み拝見だが、興行的にも作品内容的にもあまり芳しくないようで、はたして「次」があるのかどうか…?


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# by odin2099 | 2017-07-30 19:23 |  映画感想<サ行> | Trackback(16) | Comments(1)
「写真集」をキーワードで検索して拙ブログへ辿り着く方は、実は結構多いようで。
あまり写真集のことダラダラ書いてるところってないんでしょうね。
ちょい久々の更新ですけど、相変わらずの書きなぐりでございやす。

京佳ファースト写真集「Thankyouka!!!」
e0033570_18002422.jpg
メンバーに色々とゴタゴタがあったものの、ようやく軌道に乗ってきたと思われるアイドルグループ”夢みるアドレセンス”から、荻野可鈴志田友美に続いて写真集をリリース。
メンバー最年少乍ら、メンバー随一の爆乳の持ち主。
最近はまた「童顔ロリ巨乳」のグラドルが持て囃される傾向にありますが、彼女も注目株でしょう。実際に彼女はまだ17歳、現役JKというのも大きいと思います。
ただ年齢的なこともあるのでしょうが、全体的にぽっちゃりかなあと感じる部分もありますので、ここ数年でどれだけ化けるか、でしょうね。今度はメンバー勢揃いの写真集なんかにも期待したいところですが。

濱松恵写真集「BEYOND THE LIMITS」
e0033570_18001581.jpg
最近何かとお騒がせなタレントさんが、更に話題に乗っかって過激な写真集をリリース、というわけです。
稼げるうちに稼いでおけ、ということなんでしょう。
その点、この写真集は潔いです。下品、ケバいがイコール、セクシー、というのを端的に表現しています。
ただ見る側も当然色眼鏡をかけてしまうので、タレントさんの写真集というよりは単にエロ本としか受け取れないかもしれません。

松嶋えいみ写真集「きすみぃえいみぃ」
e0033570_18003571.jpg
顔立ちはちょっと癖があるので好き嫌いは分かれるところかもしれませんが、「ミラクル神ボディ」と呼ばれるプロポーションの持ち主で、その9頭身のスタイルの良さを遺憾無く発揮しています。
ファースト写真集としてはむしろ頑張り過ぎで、局部以外は全部見せつけてる、ほぼヌードと呼べる写真ばかり。となると2冊目以降は辛いかもしれませんね。
一気に先へ進んでフルヌード解禁するのか、それとも一歩も二歩も後退してファンをガッカリさせるのか。
まあ後戻りはできないだろうけど、先へも進めないから方向転換するんじゃないかと思いますが。
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# by odin2099 | 2017-07-29 18:04 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_22090949.jpg「邪神教・幻魔空界」次なる使徒はクールギン!
さて、「スペース・スクワッド」シリーズ化なるかな?

クールギンも格好良いし、「メタルダー」という作品そのものも好きなので、これが復活に繋がってくれたら嬉しい限り。
まあもしリブートなんていうことになったら、クールギンの設定はもうちょい何とかして欲しいんですがね。

というのもネロス帝国四軍団の一、ヨロイ軍団を指揮する凱聖クールギンは初戦からメタルダーと一対一で対決するなどシリーズ通じてのライバルキャラになり得る存在。
またネロス帝国で事実上ナンバー2にいたと言っても過言ではない実力者で、ネロスの忠実な腹心としても、またネロスの地位を狙っているとしても、どちらにも転がせるポジションでした。
また何といってもメタルダーとの因縁も匂わせ、その正体はメタルダー=剣流星のモデルとなった古賀竜夫(設計者である古賀博士の戦死した息子)本人じゃないか?なんて当時思っていたファンは多かったんじゃないですかねえ。

e0033570_22082394.jpg結局はゴッドネロスこと桐原剛造の影武者、ということで落ち着いたんですが、もし番組打ち切りがなかったならば…?!
これ、前の記事にも書いたんですが、もしクールギン=影武者が当初の予定通りだったら、この劇場版のストーリーに矛盾が生じてしまうんです。
シナリオライター同士で連携が取れてなかったんじゃない限り、これは十中八九後付けだと思うのですが、だとするとクールギンの本当の正体は?なんて妄想が膨らむんですよね。

あと、これまた前回も書いてますが、見直す度に青田浩子が痛々しくて…。
なんてことないワンピースの水着なのに、何故かおっぱいの形が丸わかり。それにムチャクチャ寒そう。
撮影時期は4月の終わりか5月の頭、遅くても5月半ばくらいじゃないかと思うから本当に水が冷たかったんだろうね。ロケの場所がどこの川かわかりませんが。
なんかスタッフ、彼女をイジメてない?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23355797/
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# by odin2099 | 2017-07-28 22:11 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
先日はベラ・ルゴシの「魔人ドラキュラ」を見たので、今度はボリス・カーロフの「ミイラ再生」を。
この作品もオープニングタイトルに流れるのはチャイコフスキーの「白鳥の湖」
なんでこの曲を選んだのかねえ。

e0033570_21094987.jpgどちらも85年以上前の作品だから古臭いのは仕方ないし、演出のテンポも間延びしていて自分のリズムとは合わないし、技術的に稚拙だと見えるし、ぶっちゃけ退屈する場面も多々ある。正味70分ほどなのに、もっと長く感じられもする。
今作ればもっと凄い迫力の映像に、畳みかけるようなアクション、ショック描写のオンパレードも可能なはず。
ただこの作品で言えばボリス・カーロフ、その演技というか圧倒的な存在感、これを現代に蘇らせることは至難の業だろう。

いよいよ日本でも公開される<ダーク・ユニバース>第1作「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」はこの作品のリメイク。
以前にも「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」としてリメイクされたこともあるが、今回どれだけ原典の魅力を残し、新たな魅力を付け加えているのだろうか。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/8106576/


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# by odin2099 | 2017-07-27 21:10 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
商売上は「ガールズ・イン・トラブル」を単独で第一弾とするのは難あり、と判断したんでしょうが、あちらが後付けの「エピソード0」ではなく、しっかりと伏線張って終わっていますので、先にあちらを見た方がこちらを楽しく見ることが出来るでしょうね。
特にシェリーの変身能力がこのお話の肝になっていますが、そのことはこの作品ではさらっと流されるだけ。
ついでに紅牙が元・宇宙刑事という設定に言及したのもあちらなので、やはり先に見ておいた方が良いかなあ、と。

e0033570_22333055.jpg「ゴーカイジャーVSギャバン」の時は曖昧だった警察組織の問題も、今回のシリーズで解決。
銀河連邦警察は「宇宙警察内部にあって組織犯罪対策を担っている」とのこと。
十文字撃はデカレンジャーたちに対して「あんたら所轄とは違う」と言ってますけど、そういうことなんですね。
また一乗寺烈とドギー・クルーガーが旧知の仲であるという、いわばファン発の後付け設定が今回のドギーの台詞で公認となったワケですが、今度は初代ギャバンとデカマスターが並んで戦う姿が見たいもんです。

紅牙は今回もちゃっかり生き残り、次なる使徒クールギンの元へ。
毎回毎回逃げ延びて次のエピソードへの橋渡しをする役回りだったりすると、それはそれで面白そうですし、監督の寵愛を受けてるだけになまじあり得ない話ではない?
ソフィ長官は彼女のことを知らなそうでしたが、元・宇宙刑事という出自を活かした彼女メインのエピソードも作れそうですし、初代のギャバンやシャリバンのかつての教え子だったり、というような設定はないのかなあ。

こちらのオーディオ・コメンタリーは石垣佑磨・さいねい龍二・林剛史・伊藤陽佑・吉田友一・坂本浩一監督。まあ想像つくように全編通してうるさいうるさい。
現場の楽しげな様子は伝わってきますし、石垣佑磨は意外に?進行を気にしていて、場面ごとの裏話とか補足を入れてきてるので、お宝度もあったりします。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25858802/


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# by odin2099 | 2017-07-26 22:34 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「スペース・スクワッド」の円盤を入手したので、今度は時系列順に見直します。

e0033570_21395161.jpgこの映画、オープニングからミスリードを誘う演出が満載。
怪しげなホラーガールとヘルバイラをカットバックで見せ、ジャスミンとウメコはあっさりと惨殺。
と思いきやリセットされ、ループ展開に「?」となってると、ここで種明かし。
シシーが出てきて一気に作品の雰囲気が変わりますが、桃瀬美咲、やっぱ可愛いですねえ。
メイキング映像見ると、ちょっとお肌が荒れてるようなのが気になりますが。
ムードといえば、ジャスミンのポクポクチンも場違いといえば場違いですが、ジャスミンらしいといえば言えるのかなあ。
しかしよく「一休さん」なんて知ってたね、ジャスミン。それに東映+テレ朝だからオッケーなのかしらん?

シェリーとタミーとの邂逅もスムーズですし、謎の女性(苦笑)マキの登場も格好良く演出されてます。
これは川本まゆと佃井皆美の二人がちゃんと動けるからで、それに引っ張られるように森田のすーちゃんも絶妙のやられっぷりを見せてくれてます。その分ジャスミンとウメコは割を食った印象がありますが、主役の彼女たちは最後まで出ずっぱりですからね。

ホラーガールもとい銀河連邦警察のバーディー刑事部長から一連の経緯が説明され、物語は第二ステップへ。
ここからは紅牙が登場したりで、序盤のホラームードとは別の殺伐とした展開が待っているのですが、圧巻なのは原幹恵の身体能力の高さでしょうね。
ただ可愛い女の子がワーワーキャーキャー言ってるだけじゃアクション映画としては面白くもなんともありません。うわー、すげえ!というシーンがスタント丸出しじゃなく、本人がきちんとこなしていることがわかって初めて感激も倍加するワケです。

紅牙は途中で離脱して本編へ(笑)。
ヘルバイラはアリエナイザーとして見事にデリート許可!
ということで55分間はあっという間に終わります。
メイキング見ると楽しそうだし、人見早苗が演じたビビアン以外、名前がクレジットされない女性警官たちもきちんと設定されてることがわかりますし、木下あゆ美・菊地美香・森田涼花・桃瀬美咲・川本まゆ・坂本監督によるオーディオ・コメンタリーの噛み合わなさには失笑を禁じ得ませんし、人を選ぶタイプの作品なので好き嫌いはあるかと思いますが、僕個人としては全面的に応援します。
次もヨロシク!

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25860832/


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# by odin2099 | 2017-07-25 21:42 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
シリーズの3作目、こちらは映画館で見ました。
未見だった2作目を見てから行ったのはいいのですが、1作目のおさらいを忘れていたのでキャラクターが何だかわからなかった、という悔恨の思いだけが残ってますね。

e0033570_21184173.jpgお話の方は、米ソ宇宙開発競争の裏側やチェルノブイリの原発事故の背景にエイリアン、というよりトランスフォーマーの存在があった、というトンデモな設定が大好物なもので素直に入り込めました。
JFKやらオバマやら実名・実映像で出てきたり、”二番目に月面に降り立った男”バズ・オルドリンが本人役で登場し、アポロ計画には極秘の任務があったんだ、などと解説してしまう胡散臭さもたまりません。

ところが本編が始まっちゃうと、サムと新恋人カーリーのイチャイチャ話とか、相変わらず鬱陶しいサムの両親の本編に微妙に絡まないギャグシーンとか、主人公なのに事件の中心に置いてもらえないサムの孤軍奮闘ぶりとか、やたらうるさくて画面が揺れまくり、ダラダラと長いだけのアクションシーンに辟易してしまうのはいつものこと。
どうしてこれを2時間半じゃなく2時間でまとめられないんでしょうかねえ。

新ヒロイン、カーリー役のロージー・ハンティントン=ホワイトリー。
ミーガン・フォックスと比べるとボリュームがやや足りないですが、負けず劣らずのセクシー美人。サムの趣味にブレはないってことか。
本業はモデル?
その後は「マッド・マックス/怒りのデス・ロード」くらいしか目立った出演はないみたいですが、旦那さんはジェイソン・シテイサムだったよな、確か。

クライマックスバトルの舞台としてトランプタワーが出てきますが、本人は喜んで許可を出したんでしょうかね?
ボコボコにされますけど。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/15239285/


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# by odin2099 | 2017-07-24 21:20 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
ジョン・ウィリアムズ、ハンス・ジマー、ジョン・デブニー、クリストファー・ヤング、レイチェル・ポートマン、トレヴァー・ラビン、ハワード・ショア、デヴィッド・アーノルド、パトリック・ドイル、エリオット・ゴールデンサール、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ、ダニー・エルフマン、トーマス・ニューマンらハリウッドを代表する作曲家たちや、ジェームズ・キャメロンら映画監督へインタビューを敢行したドキュメンタリー映画。
「カリコレ2017」での上映を前にWOWOWで放送してくれたので、そちらで鑑賞。

e0033570_22341878.jpg無声映画時代から映画に音楽は付き物で、革新的な存在になったのがマックス・スタイナーの「キング・コング」。
以後、「欲望という名の電車」、「めまい」、「続・夕陽のガンマン」、「サイコ」、「猿の惑星」、「タイタンズを忘れない」、「ショーシャンクの空に」等々、映画音楽史に残る作品を取り上げ、作曲家や音楽関係者、時には本人のコメントと共に創作の秘話に迫っていく。
映画音楽全体の流れと、映画音楽のつけ方の変遷を説明してくれるので、音楽の門外漢にもわかりやすい内容だ。

街中に張り出された映画の宣伝ポスターに自分の名前があると焦りを感じるとか、録音するスタジオによって音楽は変わるだとか、あるいは実際の録音風景に密着しての当事者ならではの発言が興味深い。
モティーフの解説ではハワード・ショアが自作「ロード・オブ・ザ・リング」を例に、その音楽構成について語っているのも貴重だろう。

中でも多くの時間が割かれているのがジョン・ウィリアムズで、「ジョーズ」、「未知との遭遇」、「スター・ウォーズ」、「インディ・ジョーンズ」、「E.T.」、「ジュラシック・パーク」などについてハンス・ジマーが熱く語る姿は印象的だ。
もちろんハンス・ジマーにも時間は割かれていて、「グラディエーター」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」が同業者から絶賛されている。

映画音楽という括りを離れても、一つの映画が「ロッキー」のテーマ曲で幕を開け、「ピンク・パンサー」や「007」、「バットマン」や「アベンジャーズ」、「ハリー・ポッター」、「ブレイブ・ハート」、「トランスフォーマー」、「ファインディング・ニモ」、「カールじいさんと空飛ぶ家」などの名場面を愉しめるなんて贅沢な体験である。

本心を隠してのおしゃべりは楽しいが、音楽は全てをさらけ出すとのハンス・ジマーの言葉は重い。

エンドロールでは「ジェームズ・ホーナーを偲んで」と題して、ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」製作当時の思い出を披露。本来は映画本編で大きく取り上げる予定だったのだろう。


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# by odin2099 | 2017-07-23 22:35 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
オーディオブックの最後は<特典DISC>。
Disc13は「対談1」(田中芳樹、古川登志夫、塩屋浩三、佐々木望、安達裕章、横溝克文)と「対談2」(榊原良子、佐々木望、安達裕章、横溝克文)、Disc14は「対談3」(郷田ほずみ、安達裕章、横溝克文)と「郷田ほずみ朗読」、それに「対談4」(下山吉光、横溝克文)、最後のDisc15は「下山吉光朗読」を収録。

e0033570_22003515.jpg「郷田ほずみ朗読」で取り上げられているのは、「第5巻九章『急転』より抜粋」、「第8巻五章『魔術師、還らず』より抜粋1」、「第8巻五章『魔術師、還らず』より抜粋2」、「下山吉光朗読」で取り上げられているのは「第5巻第五章『暁闇』」
郷田ほずみ、そして下山吉光演じるヤン・ウェンリーの競演ということになる。

対談では図らずも富山敬の思い出話に終始。同盟側のキャストが揃ったのだから、これは致し方ないところ。劇中でのヤンの死と、現実での富山敬の死がリンクして感じられるのも当然と言えば当然。出演者のみならず、リアルタイムで作品に接していたファンの共通認識でもあろう。

そして「銀河英雄伝説」はまた、思い出の中に還っていくのだ…。


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# by odin2099 | 2017-07-22 22:02 | アニメ | Trackback | Comments(0)
「トランスフォーマー」をチェックしている流れの中で、もう一つのハズブロ製ヒーロー映画も気になったのでチェック。
あ、よく見たら”THE RISE OF COBRA”ってもうサブタイトル入ってるね。
邦題では無視されちゃったけど、当初からシリーズ化する気満々だったんだ。

ちなみにこの映画がそれなりにヒットした後、「トランスフォーマー」と世界観共有する構想があったはずなんだけど、どうなっちゃったのかなあ?
「マイクロノーツ(ミクロマン)」も映画化して<ハズブロ・ユニバース>を作るという景気の良いハナシだったんだけど…。
今は<トランスフォーマー・ユニバース>計画だけが生き残ってるようで。

e0033570_23200846.jpg「G.I.ジョー」といえば、僕も小さい頃にちょこっと触れたことのある玩具だけど、この映画は日本でも放送されたTVアニメ「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」をベース、ということで馴染みが薄いです。挑戦力を保有してる極秘の多国籍軍といっただけど、指揮系統・命令系統が今一つ不明確。誰の指揮下にあるんだろう?国連?

そんなG.I.ジョーと悪の組織(後にコブラと判明)の抗争を描いてるんだけど、細かいお話すっかり忘れていたからすっげえ面白い。
そうか、こいつとこいつが繋がっていて、裏でこやつが手を引いていて、あいつの正体は実は…?!、と目まぐるしい目まぐるしい。
メイン格のキャラが多過ぎて、途中で「この人誰だっけ?」となるのが玉に瑕だけど、2時間はハラハラドキドキで退屈させない。

シエナ・ミラーもレイチェル・ニコルズもそこそこのセクシーアクションを見せてくれてるので、「トランスフォーマー」なんかより数倍は面白い。
そのうち(お話や人間関係忘れた頃)また見たくなるんだろうなあ。

そういや今回、ブレンダン・フレイザーをやっと確認!
そうか、チョイ役だけどおいしい出番かも。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/11920190/


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# by odin2099 | 2017-07-21 23:22 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「パワーレンジャー」を見たから、っていうわけじゃないですが、最初の「ゴレンジャー」を再見。
ベースが第6話と初期の話だけに、まだキャラクターもフォーマットも確立してません。

e0033570_22380894.jpg早朝に基地へ招集されたゴレンジャーたち、欠伸をかみ殺してると「遅いんだよ!」と江戸川権八司令が一喝! こういうシーンは珍しいのかな。
イーグルの機密情報が奪われたというのに、なんとなく呑気なゴレンジャーたちですから、これは仕方ないでしょうか。

今回はアカとミドだけが出動で、あとの3人はお留守番。
アカはオートバイで、ミドはサイドカーで出動ですが、そうなると次の一手を打つときはどうするんでしょうね。アオとキがサイドカーで、モモはさらにお留守番?

――なんて思ってると、結局残りの3人は揃ってバリブルーンで出動です。こういう時、変則的な配車をしてるグループって作劇上も苦労しますね。
アカが単独でバイク、アオとキ、ミドとモモがそれぞれサイドカーという組み合わせにしてると、単独行動をなかなかとらせにくいもんです。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23750718/


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# by odin2099 | 2017-07-20 22:39 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
今日は「サイボーグ009の日」!
「サイボーグ009」の連載が始まった記念日です。

というワケで、やっぱり今日は「009」を鑑賞。
名作の誉れも高い、劇場版第2作「怪獣戦争」をば。

e0033570_22561153.jpgこの作品が多分、動く「009」を見た最初じゃないかなあ。
白黒のTVシリーズは見たことなかったし、まだサンライズ製のカラー版が始まってない頃、たまたまTVで放送していたのがこの「怪獣戦争」。
多分ビデオが出る前に2回か3回は見てる筈で、劇場版の1作目にTVでお目にかかったのは、それよりも後なんですよね。
あんまり放送してくれなかったのか、たまたま自分とタイミングが合わなかったのかわからないんですけど。

流石に50年も前の作品ですから、古臭さはもちろん感じます。
原作漫画とは大きくイメージの異なる島村ジョーは違和感ありありですし、子どもを飽きさせないためなんでしょうけど、過剰に盛り込まれたギャグシーンはせっかくのお涙ちょうだいドラマに水を差します。
今ならもっとエモーショナルに、更に涙をたっぷり絞りとるように仕立てることも可能でしょう。絵柄も当然石ノ森タッチに忠実に。

でもこの時代ならではの勢い、熱がなければ、表面だけをなぞった薄っぺらいリメイクに終始してしまうんでしょうなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/2449219/
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# by odin2099 | 2017-07-19 22:58 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
新生スパイダーマンのお披露目が「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ならば、ワンダーウーマンが鮮烈なデビューを飾ったのはこの作品。
それまでダラダラと重たいドラマを延々と見せられてきて、その流れを一気に変えてくれたのがバットマンのピンチに颯爽と楯になる彼女の勇姿。
この作品で作られた彼女のテーマメロディは、単独作品「ワンダーウーマン」の予告でも使われ、遂に映画本編でもテーマ曲として流れることに。音楽担当者は別なんですけどね。

e0033570_19414147.jpgしかしワンダーウーマンは格好良いとは思うものの、変身前のダイアナ・プリンスというか、演じてるガル・ガドットの顔立ちは今一つ好みじゃない。
美人だとは思いますが。それに胸元が大きく開いた服を着てるシーンが大半なんですけど、ボリュームの点では非常に残念なことに。
これはかつてTVシリーズで演じていたリンダ・カーターのイメージが強すぎるんでしょうか。

おっと、ワンダーウーマンの話題ばっかでも何なので、映画あれこれ。

冒頭で描かれるブルース・ウェインの過去、両親が殺害された日。
家族で見に行ったのはてっきり「エクスカリバー」かと思い何でこの作品が選ばれたんだろうと悩んでましたが、そっちはCOMING SOONで、NOW HOWINGなのはタイロン・パワー主演の「怪傑ゾロ」でした。
きっとこの映画を見たブルース坊ちゃまの脳裏にマスク姿のヒーロー像がしっかりと焼き付いたんでしょうね。
しかしこの時期、リバイバル公開でもしていたのかしらん?

「マーサが死ぬ!」とスーパーマンに言われて動揺するバットマン。ここでのマーサは「マーサ・クラーク・ケント」でスーパーマン=クラーク・ケントの養母のこと。
一方でバットマン=ブルース・ウェインのトラウマになっている母親の名前もマーサ・ウェイン。
偶然にも二人の母の名前がマーサだったワケですが、そうじゃなかったらバットマンはスーパーマンに止めを刺していた?

さて、死んじゃったスーパーマンですが、そのままで終わるわけもなく、今年公開予定の「ジャスティス・リーグ」では、出番は多くないかもですが当然復活するはず。どんな理由をつけてどうやって帰ってくるのか、興味津々ですな。
その前に単独作「ワンダーウーマン」ですが、うーん、安易なタレント吹替とかやるんじゃないぞ。

【追伸】
ケビン・コスナーの声はなんで津嘉山正種じゃなくて内田直哉なんだ?
スケジュールの問題?ギャラの都合?それとも他に何かあるの?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24594160/


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# by odin2099 | 2017-07-18 19:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
オーディオブック版を聴いていたら、やはり昔のアニメ版が見たくなってきた。
少しずつ新作アニメの情報も出てきてはいるものの、未だにイベントで当時のキャストが呼ばれるのは、それだけ素晴らしい出来だったということ。
始まるとやっぱり見入ってしまう。

e0033570_14111626.jpg全体的に説明口調の台詞が多かったり、特にこのアニメ版オリジナルのシーンやオリジナルのキャラクターの会話など、物語の背景をわからせ進行をスムーズにさせるためのものなのだなということがあからさまで、後になって原作小説を読んだりアニメシリーズを見たりすると若干気になる部分ではあるものの、「銀河英雄伝説」という作品そのもののプロモーションを兼ねた作品の作りとして悪いとは言えない。
一言二言の為に集められた豪華なキャスティングも、いわゆる腹芸が要求される台詞の応酬には不可欠な要素だったかと。
未だ全貌が明らかにされていない新アニメ版が、果たしてこれを越える、今作り直す意義を見出せる作品になっていることを切に願う。

ところで現行のDVD等は「銀河英雄伝説/わが往くは星の大海」ではなく、「銀河英雄伝説外伝/わが往くは星の大海」となっているが、確かに物語は本編ではなく外伝のもので、かつ30分シリーズのフォーマットに適していないので区別は必要なんだろうとは思うが、後になって題名を変更されるのはあまり気分の良いものではない。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3584764/


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# by odin2099 | 2017-07-17 14:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_17462685.jpg「恐竜戦隊ジュウレンジャー」をベースにアメリカナイズした「パワーレンジャー」シリーズ1作目を、劇場版としてリメイクした作品で、アメリカ本国から4カ月遅れでの凱旋?公開。

基本は学園ドラマで、問題児だったりオタクだったりといったはみ出し者の高校生たちがひょんなことから出会い、特別な能力を得てしまったことで戸惑い、地球の危機とそれに立ち向かう運命を知らされるものの、思うようにその能力を発揮することが出来ずに苛立ち、葛藤する、というのがメインのストーリー。

出演はジェイソン・スコット/レッド・レンジャーにデイカー・モンゴメリー(声:勝地涼)、キンバリー・ハート/ピンク・レンジャーにナオミ・スコット(声:広瀬アリス)、ビリー・クランストン/ブルー・レンジャーにRJ・サイラー(声:杉田智和)、トリニー/イエロー・レンジャーにベッキー・G(声:水樹奈々)、ザック/ブラック・レンジャーにルディ・リン(声:鈴木達央)、リタ・レパルサにエリザベス・バンクス(声:沢城みゆき)、ゾードンにブライアン・クランストン(声:古田新太)、アルファ5の声はビル・ヘイダー(山里亮太)、監督はディーン・イズラライト。

アイアンマンやスパイダーマン、バンブルビーなどの固有名詞を出すのはどうかと思うし、メンバーの一人トリニーがLGBTなのは現代的な設定なのかもしれないが、こういった要素は必要不可欠なのだろうか。
またセクシーな女幹部枠かと思っていたリタが期待外れ(?)だった分、思いがけずキンバリーにセクシーショットがあったり(清楚なヒロインじゃなくビッチなチアガールという設定)と、決してお子様向けじゃなく、ティーンを含めて幅広い層を狙っているのはわかるのだが。

e0033570_17455194.jpgそして2時間強の映画だが、ようやく覚醒してパワーレンジャーとなるのは終盤のみ。第1話の拡大版としても些か長すぎるが、その分各々のキャラクターはじっくりと描かれているので(揃いも揃ってティーンエイジャーには見えないが、これは役者の実年齢考えれば仕方ない)、パワーレンジャーたちの戦いっぷりや巨大ロボット(メガゾード)への合体が行き当たりばったりではあるものの、思っていたよりも楽しめた。
昨今のアメコミヒーローたちとの差別化は、一応は図られてると言っても良いだろう。

最後には6人目の登場を匂わせ続編への布石は打っているが、内容に関して総じてあまり良い評判を聞かなかっただけでなく興行的にも微妙とのこと。頼みの中国市場も惨敗で、残るは日本でどれだけ稼げるかで「次」が決まるらしい。
キンバリー役のナオミ・スコットがディズニーの実写版「アラジン」で、ヒロインのジャスミン姫役に抜擢されたというおめでたいニュースが流れて来たが、ライバル作品犇めく夏興業戦線の中でこれが追い風になるかどうか。

ただ、変身や名乗りポーズもなく、みんな揃っての必殺技もないグループヒーロー物を、<スーパー戦隊>とは呼べない。アメリカナイズされた<スーパー戦隊>などではなく、これは全く別のヒーロー映画だ。
その上で、この作品の続編は見てみたい。せっかくパワーレンジャーになれたものの、ヒーローらしい活躍は殆ど見せてくれていないので。

ところでこの作品、セールス対象からして<字幕スーパー版>より<日本語吹替版>がメインなんだろうと思うが、どういう経緯で起用されたのかはわからないがタレント吹替は可もなく不可もなく。
しかし以前にも書いたけど、芸人吹替は嫌悪感しかもたらさないのでやめて欲しい。


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# by odin2099 | 2017-07-16 17:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback(10) | Comments(0)
e0033570_19533682.jpg「のぼうの城」に続いて和田竜の小説「忍びの国」を、自らの脚本、中村義洋の監督で映画化。
出演は大野智、石原さとみ、鈴木亮平、知念侑李、マキタスポーツ、でんでん、満島真之介、きたろう、平祐奈、立川談春、國村隼、伊勢谷友介ら。
映画版の「のぼうの城」を見た時も思ったのだが、今回も小説を読んで受けたイメージを裏切るキャストが多い。それでも面白ければ問題ないのだが…。

まずは主人公の無門。
凄腕の忍びでありながら怠け者で、時折醒めた飄々とした面を見せるものの、惚れた女には徹底的に尻に敷かれまくるというギャップが魅力のキャラクターなのだが、スクリーンに映し出されたのはチャラチャラして周囲に流されやすい底の浅い男でしかない。

対する織田信雄も、最初のうちこそバカ息子と見えているものの、その内面にはかなり屈折した感情を抱き、この戦を通じて成長する人物として描かれていくはずなのだが、最後まで癇癪持ちの駄々っ子という殻からは脱しきれなかった。

e0033570_19530692.jpg得体のしれない十二家評定衆の面々の演技合戦や、忍びの技の過剰な描写も、マンガならマンガに徹すればそのバカバカしさを愉しむ気持ちにもなれようが、中途半端なお笑い要素は寒いだけ。かといって時代劇のリアリティを追及している訳でもない。
そもそもきちんとした時代劇のお芝居が出来る役者が國村隼くらいしか見当たらず、しかも序盤で姿を消してしまうのだから土台は無理な話。

小説版は楽しく読み、その映画化作品にも大いに期待していたのだが、何とも残念な結果になってしまった。作品と乖離した主題歌をはじめ、音楽も画面を越えての自己主張が強すぎる。
ただ石原さとみ、鈴木亮平、伊勢谷友介の熱演には拍手を送りたい。


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# by odin2099 | 2017-07-15 19:57 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
ユニバーサル映画がベラ・ルゴシを主演に迎えて製作した「ドラキュラ」映画で、ブラム・ストーカーの小説の正式な映画化作品としてはこれが最初になるらしい。
監督はトッド・ブラウニング、ヴァン・ヘルシング教授役にエドワード・ヴァン・スローン、ジョン・ハーカーにデヴィッド・マナーズ、ミナにヘレン・チャンドラー、レンフィールドにドワイト・フライほか。

e0033570_20200737.jpgタイトルバックにいきなり「白鳥の湖」が流れるので驚くが、後は本編中に音楽は一切流れず(劇中音楽としてはチラっと流れるが)、ゆったりとしたテンポに俳優たちの大仰な演技、というのは今日の目で見るとかなり辛いものがある。
約四半世紀ぶりに見直してみたものの、歴史的意義は見出せても純粋に楽しめたとは言い難かった。

ただドラキュラのというか、吸血鬼のというか、その表現方法で興味深く感じたのは直接的な吸血シーンが描かれないこと。牙も見せず顔を近づけただけで終わってしまうのだ。
棺桶から出るシーンもなく、蓋が空いて手が出てきたと思ったら次のカットでは棺のそばに立っていたり、コウモリや狼に姿を変えることは暗示されてはいるものの、変身するショットは皆無。
鏡に映らなかったり、十字架を嫌う仕草はあっても「ドラキュラ=吸血鬼」は明確ではなく、ヘルシングの台詞でのみ説明しているのだ。

技術的にリアルに表現するのが困難だったのかもしれないし、幅広い観客層にアピールするために敢えて恐怖心を煽ったり残酷な描写を避けたのかもしれないが、観客に想像の余地を残していることで、逆にジワジワと浸透してくるという、こういった恐怖演出もありなのだなと感じさせてくれた。

現在ユニバーサルは<ダーク・ユニバース>というプロジェクトを展開中だが、いずれこの作品のリメイク(リブート)にお目にかかれる日も来るのだろう。


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# by odin2099 | 2017-07-14 20:23 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22042049.jpg「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を素材にアメリカ向けにアレンジした作品の完全オリジナル劇場版。
スーツを新調し、映画のみの強敵の登場、そしてクライマックスの巨大ロボ戦を全てCGで表現するなど、なかなか力の入った仕上がり。

キャラクター構成は、ジュウレンジャーの5人と「五星戦隊ダイレンジャー」のキバレンジャーが、「忍者戦隊カクレンジャー」のメカに乗って戦う、といったところ。
今秋からの新シリーズでは「超力戦隊オーレンジャー」へフルモデルチェンジするそうだが。
ストーリーは残念ながらいかにも子供向けという感じになってしまっているが、映画ファンたるもの、こういう作品は見なくちゃいけません。

ところでこの作品、日本では殆ど宣伝らしい宣伝もしなかったが何故だろう?
子供向けだとバカにしてるのか、それとも版権が東映なのに配給が20世紀FOXという腸捻転が災いしたのだろうか。

――というのは公開当時に書いたメモの抜粋。

e0033570_22055077.jpgアメリカではサマーシーズンに公開されそれなりにヒットしたようだが、日本では翌年のゴールデンウィーク期にひっそりと公開。
サバン・エンターテインメントと東映の製作乍ら、20世紀FOXプレゼンツというのはやはり日本での宣伝展開はやりにくかったのだろうか。
またVHSやDVDも長らく20世紀FOXから発売されていて、こちらは最近になってようやく東映ビデオから再発の運びとなっている。

新作映画も公開されることだし、と約20年ぶりに見直してみたけれど、いやあ面白くないなあ、これ。

殆どがノースタントだったという素面のアクションは凄いものの、逆に変身後のパワーレンジャーたちの出番が少なく、日本のように凝った変身ポーズや名乗りもなく、外連味溢れる必殺技もない。
日本の<スーパー戦隊>とは完全に別物で、あちらの子供たちはこれで慣れているからいいのだろうけれど、日本の子供たちには愉しいのだろうか。

e0033570_22053465.jpgまたあちらではどのくらいの年齢層をターゲットにしてるのかわからないけれど、ゲストで出てくる女戦士がエロかっこいい。
半裸のビキニアーマーに身を包んだドルシアという女戦士で、物語の中盤のパートに登場しパワーレンジャーたちの導師的役割を担うのだけれど、なんで一人だけ露出過多?これなら敵方にも顔出しのセクシーな女幹部でも出してくれないと、バランスが悪いんだけど…。
ちなみにこの女戦士が登場するシーンにかかるBGMがやたら格好良く、当時のバラエティー番組などで何度か聴いた覚えがあるのだけれど、その頃CDはリリースされていたのかな。
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# by odin2099 | 2017-07-13 22:08 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
<DCEU>の「ワンダーウーマン」も気になりますが、<MCU>の「スパイダーマン/ホームカミング」も気になります。どちらも評判良過ぎて怖いくらいですが、今夏はアメコミ映画が豊作ですなあ。
いや、これまでに公開された「ドクター・ストレンジ」も「ローガン」も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」も好評だったし、これから公開される「マイティ・ソー/バトルロイヤル」も「ジャスティス・リーグ」も期待出来そうなことを考えると、今夏だけじゃなく今年は空前絶後のアメコミ映画の当たり年ということになるかもしれません。

e0033570_21305075.jpgさて、この映画でデビューを飾った”ルーキー”スパイダーマン、絶賛されてるトム・ホランドのピーター・パーカーですが、個人的には「とっつあん坊や」みたいでいただけないな、というのが第一印象だったのですが、本編ではどんな活躍を見せてくれるのやら。
病気療養中だった藤原啓治の復帰も間に合い、楽しみが倍増。やっぱり藤原啓治声でないトニー・スターク=ロバート・ダウニーJr.はしっくりこないもので。

それにしてもこの映画、良く出来てますね。
序盤はスティーブ・ロジャース率いるアベンジャーズの活躍を描き、そういや「エイジ・オブ・ウルトロン」のラストで、トニーはアベンジャーズと距離を置くようなことを言ってたっけ、と思い起こさせ、次のパートではしっかりとトニーをメインフューチャー。その後でようやく両雄が顔を合わせ、早くも対立構造が明らかになるという具合。

そしてアベンジャーズを二分しての大激突。
ここまでの経緯から二人の対決は必然、もう相容れることはないのだろうなと観客を追い詰めているだけに、見ている側にも自然な流れに映ります。
その後で一転して和解の可能性が提示され、これはハッピーエンドに向かうのかと思いきや、最後のトドメとして決定的な破局が訪れる…。
しかしながら幽かな希望を示しながら幕。
これは2作目や3作目ではなし得なかった芸当でしょう。13本目という重みがなせる業でもあります。

<MCU>はこの後「ドクター・ストレンジ」で新たなヒーローを登場させ、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」では相も変わらず宇宙の彼方での大冒険を描いているので、この決裂後のアベンジャーズがどうなっているのかが明らかになるのは、今度の「スパイダーマン」が初めて。ということでも色々と期待は高まりますね。
8月が待ち遠しい今日この頃です。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25227108/


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# by odin2099 | 2017-07-12 21:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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