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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『日本フィルハーモニー交響楽団 第184回サンデーコンサート』

あの「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」が甦る!!
・・・となれば、何をおいても聴きに行かざるを得ません。
ということで、東京芸術劇場へやってまいりました。
今回は指揮・ピアノ・お話が宮川彬良、ゲストとしてヴォーカルささきいさお、テノール錦織健の二人が参加。
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第一部は星や空、宇宙に関する曲を集めました、とのことで、先ずは「イスカンダル」から。
e0033570_21505931.jpgコンサートの一曲目にこの曲を持ってくるなんて・・・なーんて思っていたのですが、これがまたなかなか良いのです。「交響組曲」版のスコアをそのまま使っての演奏だったようですが、改めてこの曲って良いなぁと感じ入った次第。いきなり「じゃん!」とかますだけが、コンサートのオープニングじゃないんですね。
次に演奏されたのが いずみたく作曲の「見上げてごらん夜の星を」。ただし「E.T.のテーマ」やら「星に願いを(ピノキオ)」などが途中引用されたスペシャル編曲版です。ま、正直言えば「見上げてごらん」を演奏してくれるよりも、そのまんま「E.T.」や「星に願いを」を取り上げてくれたほうが嬉しかったですがね。
続いて黒人霊歌の「深い河」。良く知りませんが、これも宇宙のイメージ(?)なのだとか。
そして馴染み深い天体として、”月”代表がグレン・ミラーの「ムーンライト・セレナーデ」、”太陽”代表がカプアの「オー・ソレ・ミオ」。
ここで錦織健が登場。マイクなしで「オー・ソレ・ミオ」を歌ってくれて、観客を圧倒します。しかも途中で声を伸ばす部分ではステージでぐるっと一回転し、客席に手を振ってくれるサービスぶり。うーん、エンターティナーやなぁ。
次の曲は初めて聴く曲でしたが、アキラさん作曲の「空のわすれもの」を。本来は合唱用の曲だそうですが、今回はアキラさんのピアノと錦織健のヴォーカルのみというヴァージョンでした。
そして一部の最後はアニメ『タイタニア』の主題歌「あの宇宙を、往け」。フルオーケストラはやっぱり迫力です。

第二部はお待ちかね、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」の登場。
e0033570_21514495.jpg実はこの曲、スコアが残ってないそうで。唯一残っていたのが一部で演奏した「イスカンダル」で、後は全て耳コピでスコアを起こし、ようやく今日演奏の運びとなったのだとか。今回はとりあえずLPレコードのA面のみの再生プロジェクトとのことですが、何れB面含めた全曲を復刻したいとのことでした。
「序曲」、「誕生」、「サーシャ」、「試練」、「出発」、「追憶」をノンストップで一気に演奏。
「交響組曲ヤマト」・・・・・・「誕生」はささきいさおの歌入りヴァージョンだったり、「試練」でシンセサイザーが使われていなかったりと細部ではオリジナル編曲版との違いはありましたが、これはもう何といったら良いんでしょうか。一言で言えば「生きてて良かった」という感じですが、オリジナル(に近い形)でこの曲を生で聴く日が来ようとは思いませんでした。
ただ、敢えて苦言を呈すれば「序曲」のスキャット部分。今回は川島和子が不在ということで、代役の歌手を立てるか楽器演奏に切り替えるか色々と検討をした結果、何と錦織健が担当することになったのですが、こればっかりは変えちゃいけなかったように思います。個人的にはピアノソロで聴きたかったなぁと思っているのですが、男女の混声なら兎も角、男性ヴォーカルではイメージが違いすぎます。
そしてもう一つは、やはり「追憶」で終ってしまうとフラストレーションが残ります。是非ともB面含めた完全版を早いとこ聴かせて下さい!

・・・とここまで来たところで、客席から特別ゲストの松本センセが登場。
今回も結構微妙な話題をアキラさんは振ってしまいましたが、何となく質問と答えが噛みあっておらず、しかも話が長くなりそうだと見て取るや、半ば強引に打ち切ったのはアッパレ(?)でした。
しかし、西崎プロデューサー主導で新作が作られている現在、松本センセの登場はある意味意外でしたね。今後、「ヤマト」関連のイベントなどの席に松本センセの姿を見ることはないんじゃないかと考えていたもので。
また話のなかで「プロデューサーの西崎氏」と名前まで出したのも意外でした。
両者の関係が今どうなっているのかはわかりませんけれども、協力体制とまでは行かなくても、いがみ合うことなく互いに作品作りを進めて行ける状態であることを願うのみです。

e0033570_21523114.jpgこの後は ささきいさおのヴォーカルで「真赤なスカーフ」、そして「宇宙戦艦ヤマト」の2曲で締め括り。主題歌の方は錦織健のバックコーラス付き!
なんでも『銀河鉄道999』の挿入歌の中には、錦織健がバックコーラスを務めたものがあるんだそうです。この人は国立音大の出身で、しかも『999』放送中は在学していたと思われますので、コーラスとして”くにたちカンマー・コール”名義でクレジットされている曲がそうなんじゃないかなと思います。
アンコール曲は「ゲバゲバ90分」のテーマ曲でした。

兎に角アキラさんのトークは面白かったですし(アニア的チェックとしては随分と間違いがありましたけれど。「ヤマト」や「ハイジ」の放送局のこととか)、何といっても「交響組曲」が聴けただけで幸せでした。
また個人的に驚いたのは、3回も松本センセに接近遭遇しちゃったこと。
1回目は休憩時間にロビーに出ようとしたら、目の前を松本センセが通過。一瞬、何が起こったかわかりませんでした。周囲でも数人しか気付かなかったみたいで、それをいぶかしんだ人が「なんだなんだ?」てな不思議そうな顔をしてましたっけ。
2回目は、舞台挨拶を終えたセンセが客席の通路を通って自分の席へと戻る時。目聡いファンが何人か握手を求めてましたね。
そして最後は終演後にロビーへ出ようとしたところ、センセとすれ違い。握手求める厚かましさもなく(?)何となく黙礼してしまいました・・・。

終った後は、ネット仲間と打ち上げ。
それぞれ不満点は抱えていたものの、総じて皆満足といったところだったでしょうか。
実は「ヤマト」を題材にしたコンサートは、別の形ですが来月にも開催されます。そちらも行く予定なので今から楽しみです。
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by odin2099 | 2009-04-19 21:54 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 久保田 at 2009-04-20 14:20 x
レポありがとーー!
A面だけでも、やっぱり聞きに行って良かったですか。う〜ぬ。これはぜひ、全曲演奏の時こそは、私も行きたいな。(スキャットはぜひ川島さんで〜〜)
「真赤なスカーフ」の楽譜の写真も良いですね。いいな〜。
Commented by odin2099 at 2009-04-20 23:00
A面再生プロジェクトが実現するまで3年掛かりました。
B面再生プロジェクトはもっと短期間で実現するといいですね。
しかし芸術劇場のステージに、オーケストラだけでなく混声の合唱団まで乗せるのは難しいだろうなぁ・・・(苦笑)。

ま、実現の暁には是非!
ご招待しますよ(?)

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