『宇宙戦艦ヤマト』<改訂版>(1977)
2009年 05月 23日
このまま12月の公開まで盛り上がって欲しいなぁ。
で、今度はパート1の劇場版を再見。
前回は最初に公開された<スターシャ死亡篇>(を復刻したもの。オリジナルフィルムはもう存在してないという噂も)を観たんですが、今回は最初のTV放映以降、再公開やビデオ発売などで今や最もポピュラーになってるんじゃないかと思える<スターシャ生存篇>。
厳密に言うと今回観たのは、それの<再改訂版>になります。
<改訂版>をベースにサウンド面をパワーアップさせたもので、オリジナル版の音声はモノラルなんですけど、こちらはステレオサウンド。というか、ステレオっぽく聴こえるようにした擬似ステレオということになるんだと思います。
SE(効果音)はダビングし直したりはしてないみたいですし、再アフレコなんかは当然やってないのですが、BGMは一部を差し替え。
「交響組曲」やら『さらば宇宙戦艦ヤマト』以降の作品用に作られた、ステレオ録音された曲になってますので、そこら辺はステレオで聴こえてきます。
「ヤマト」のビデオが初めて発売されたのは確か『完結編』公開前後だったかと思いますが、VHSとβのビデオテープは東映ビデオから発売され、LDはコロムビアレコードからの発売で、どちらもモノラル音源でした。ところが同時にビクターからもVHSテープと、それにVHDが発売され、そちら用に作られたのがこのステレオ版だったようです。
VHD、懐かしいという人もいるでしょうが、何それ?な人の方がもう大多数でしょうかね。
自分はこのビクター版の内容は知らず(同じ内容だと思っていたので)、後にバンダイから発売されたLD-BOXでステレオ版の存在を知り、それで色々と調べているうちにビクター版の存在に行き着いた次第。過渡期には色々なことがありますね。
ということでこのステレオ版、オリジナルを知っている人ほど違和感を覚えるものになっています。
七色星団の決戦の後の宇宙葬のシーンに流れるのが、オリジナル版ではなく「交響組曲」版のスキャットなことぐらいは許せるんじゃないかと思いますが、ガミラス本星での戦いの後、茫然自失となるデスラーの描写に、『新たなる旅立ち』の際に作られた「ヤマト瞑想」のメロディーが流れてくるに至っては引っ繰り返ってしまうのではないでしょうか。
その反面で、初めて「ヤマト」に触れる人、ファン歴の浅い人には、音響面の充実したこの<再改訂版>、悪くないんじゃないかな、と思います。
宇宙戦艦ヤマトが復活するらしいぞっ! 完結編から26の沈黙を破り、12月に降臨するらしい。 いやぁ、楽しみでもあり…… 不安でもあり…… オイラもヤマトは、すべて見てるけどさ~。縷 「宇宙戦艦ヤマト 完結編」で見せたセンセーショ..... more
前の晩から並ぶなんて許されない時代ですから、駅に着くと同時に一斉に駅を飛び出す同年代の連中に互いに「こ、こいつら、まさか!?」と劇場へ殺到した事が昨日のように思い出されます。
編集版とはいえ、むせかえる中で初めて観る大スクリーンの、ビデオもない、雑誌も限られたものしかない時代、もう一度ヤマトの勇姿が観られただけで嬉しかった。
でも───デスラーに岩が墜ち、伊武雅之さんの「うわー!」の声と共に画面は真っ暗。
( ̄ロ ̄lll) それが編集版の演出ではなく、フィルムが切れたのだと気づくまでの時間は長かった…なんと一度劇場が明るくなったんですよ。
そして続き。一体何分待ったのかもう覚えてませんが。
気を取り直してもう一度観よう、とそのままの席に。みんなそうだったから立ち見も含めて外は大変だったでしょうね。
しかも、二度目の上映でも「うわー!」プツ。
でも辛抱強くみんな待ってました。
今では信じられない、『ニュー・シネマ・パラダイス』にありそうな話です。
昨日、日本橋でヤマトのウン万円プラモ完成見本見てしまった…悔しいけど、やっぱ欲しいですねえ。
つまり9月の頭ですね。
学校が終ってからクラスメートと映画館に駆けつけ、確か劇場に入った時は七色星団の決戦の前、ドメルからの挑戦状が届いてるシーンでした。
この頃って、なんか平気で上映途中から観ること多かったなぁ、何故か(その後、頭っから観直してます)。