【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『メカゴジラの逆襲』(1975)

ホントは『ゴジラ電撃大作戦』の後には『ダイゴロウ対ゴリアス』を観てから『対メガロ』を観、それから『ゴジラの息子』と『キングコングの逆襲』の夫々の短縮版を観てから『対メカゴジラ』を観て、その後に『モスラ』と『緯度0大作戦』の短縮版を観てからやっとこの作品に辿り着く予定だったのだけれども、<チャンピオンまつり>時代を丹念に追って行くのはあまりにも辛いので途中で端折りました。
ちなみにこの後は復活ゴジラを経て、そのまんま平成VSシリーズへ突入する予定。
バイバイ、チャンピオンまつり(?)。

e0033570_8262553.jpgということで「ゴジラ」15作目にして、「メカゴジラ」シリーズの2作目。ブラックホール第3惑星人の逆襲篇の再鑑賞です。
監督・本多猪四郎、音楽・伊福部昭のコンビが帰ってきました。
本多監督は実はこの作品が遺作。この後、亡くなるまでの20年近く、一本も監督する機会に恵まれませんでした。
『影武者』以降の黒澤明監督作品を補佐として支え、最後まで現場には携わっていましたが、やっぱり監督作品をもう何本か残しておいて欲しかったですねぇ。
また今ではすっかり「ゴジラのテーマ」としてお馴染みのメロディ、1作目の『ゴジラ』のタイトル曲ですが、本来はゴジラと戦う人間側のテーマだった由(それに意外かも知れませんけれど、それ以外の作品では流れてないんですよね)。そのメロディが、本作ではタイトルバックに堂々と流れ、晴れて「ゴジラのテーマ」として使われるようになってます。

そのオープニング、5分近い長さがあるのですが、これが前作のダイジェスト。作品の連続性を謳った見事な導入部です(ゴジラとメカゴジラの対決シーンのみで、アンギラスもキングシーサーも映らないのがアッパレ)。
それに冒頭部分には前作の主役だった大門正明が登場してますが、多分別人だろうとは思うものの、劇中では明確な説明がないため、同一人物とも受け止められるようになってます。これも一種の橋渡しでしょうかね。

主演は『メガロ』に続いて2本目となる佐々木勝彦、ヒロインは”新人”とクレジットされている藍とも子ですが、彼女はこの前年に『ウルトラマンレオ』の隊員役でファンには御馴染みだったのかな。この後は峰岸徹との結婚・離婚や、にっかつロマンポルノへの出演を経て、現在はウルトラマンレオ=おおとりゲンこと真夏竜と組んで仕事をしているようです。
影の主役(?)ともいうべき存在なのが平田昭彦、それに中丸忠雄や佐原健二が脇を締めていますが、ブラックホール第3惑星人のボスは前作に引き続いて睦五郎。同一人物なのか、それとも第3惑星人は似たような顔ばっかなのか、或いはクローンか何かなのかは不明です。
あと、ちょこっと出てくる麻里とも恵は、後のジャズシンガー阿川泰子。上手く使えば結構おいしい役どころになったんじゃないかと思いますけど、出番が少ないのは勿体無い(そういえばこの人、『レオ』にゲスト出演してましたっけ)。

キャストも充実していて、<チャンピオンまつり>時代の作品の中ではかなり重厚な作り。ファンからの評判が良いのも頷けるところではありますが、個人的にはダメなんですな、この作品。
80分ちょっとの作品で、ゴジラが出てくるまで50分近く、更にメカゴジラが出撃するまで60分近くかかり、その間はチタノザウルスの独り舞台なんですが、それが悪いとは言わないまでもちょっと寂しい感じがありますし、メインストーリーは主人公と、悪の手先にされてしまったサイボーグ美女との悲恋話。こういうの、好きではありますが・・・・やっぱり重たいんですよね。肝心のゴジラやメカゴジラの存在感が霞むくらいのウェイトを占めてますし。
てなワケで、残念ながらパスです。贔屓にしてらっしゃる方には申し訳ないんですがね。
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by odin2099 | 2009-06-27 08:26 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(2)
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いやー、しばらく来ない間に、いつのまにか、画面上を行き来する動物ができたのね。

がんばってますね。お元気そうで何よりです。
Commented by odin2099 at 2009-06-27 22:59
スミマセン、ご無沙汰してます、なかちゃん様。
なかなかコメント出来るネタがないもので・・・(汗)。

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