『東急ジルベスター・コンサート 2009→2010』
2010年 01月 01日
それはさておき、今回は15回目、そして会場となっているBunkamuraオーチャード・ホールは20周年という節目の年だそうで。
また「世界天文年」に掛けて「宇宙」をテーマにした曲と、更に共に生誕100年だというメンデルスゾーンとショパンの曲も選ばれておりました。
オープニングはR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」でした。
映画『2001年宇宙の旅』のオープニングという訳ですね。
CMを挟んだ後は、いよいよカウントダウンに入ります。
ホルストの組曲『惑星』から「木星(ジュピター)」。平原綾香が歌ったことでも有名になったこの曲ですが、実はこの元になった中間部ではなく、その前後が好きなんですけどね(苦笑)。
テンポがコロコロ変わるので、カウントダウンとしては難しいかなぁと思ってましたが、うーん、これは成功?失敗?
最後の「じゃん!」は明らかにオーバーランしてましたけど、もしかすると狙いだったのかなとも感じました。
しかし毎回ドキドキします。
画面には残り時間がデジタル表示され、それが残り2分になるとアナログ時計の文字盤に切り替わるのですが、秒針が残り一周となり、あと20秒、15秒…というあたりはホントにハラハラ。
そして曲が終わっても終わらなくても、0時の時報と共にキャノン砲が紙吹雪や紙テープを発射する瞬間は、何とも言えないものがあります。
幸田浩子はモーツァルトのモデット『踊れ、喜べ、幸いなる魂』から「アレルヤ」を、錦織健はプッチーニの歌劇『トスカ』から「星は光りぬ」を披露。
うー、幸田さんの出番、これだけですか?
フィナーレはJ.ウィリアムス作曲『E.T.』の「フライング・テーマ」。
「宇宙」がテーマと言いながら、純粋に「宇宙」なのはこの曲だけですねー(苦笑)。
『2001年』関連の曲は元々「宇宙」とは無関係ですし、ホルストの『惑星』は星そのものを描写してる訳じゃないし、「月の光」を「宇宙」と言い切るのもちょっと辛いです。
エンディングは恒例の「ラデツキー行進曲」。
指揮が大友さんで「宇宙」がテーマだから、密かに「宇宙戦艦ヤマト」でもやってくれないかな、なんて思っていたんですが、それは無理でした(笑)。
「ヤマト」といえば、年明けの最初のCM枠で『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の30秒スポットが流れました。
民放全局をジャックしたそうですが、この番組ほどそれに相応しいものはなかったんじゃないでしょうか。
そういえば観なかったけど、「紅白歌合戦」には上松美香ちゃんが出てたんだっけ。
水樹奈々のバックだけど、そこだけ観りゃ良かったかな。