『オーシャンズ』(2009)
昨今はネイチャー・ドキュメンタリー映画がブームになっていますが、これもその一本。”『アース』『ディープブルー』を超える、史上最大のドキュメンタリープロジェクト。”と宣伝文句にありますが、シリーズ作品なわけではありません。勿論、この2作品のヒットの影響は受けているでしょうが、こちらはフランス映画。『WATARIDORI』をヒットさせたジャック・ペラン監督が、ジャック・クルーゾーと共同監督しています。
これだけネイチャー・ドキュメンタリーが沢山作られ、その中には海を扱った作品も少なくないだけに後発作品は不利だろうと思っていたのですが、どうしてどうしてまだまだ”海”は驚きに満ちています。こういった作品を一本二本観たからといって、”海”をわかったような気になっていてはダメですね。
勿論どこかで見たような映像が混じっているのは致し方ないですが、それを超える斬新な映像が盛り込まれているのも確かです。
ネイチャー・ドキュメンタリーというと、人間の姿は極力排しているのがお約束で、撮影スタッフが画面に映り込むことは殆どないのが普通ですが、この作品では監督自身が画面に登場したり(元々ジャック・ペランは、『ニューシネマ・パラダイス』で成長して映画監督になったトトを演じたりしている俳優ですが)、サメと並走ならぬ並泳するダイバーを捉えたりしているのが目新しい点でしょうか。
映画全体に自然と対立する人間の存在が大きく扱われ、ゴミの海で泳ぐ生物、網に絡まって命を落とす生物、捕獲され殺される生物、そういった現実も容赦なく画面に映し出されます。
これまでもシャチやサメが獲物を襲う瞬間が描かれ、自然のありのままの姿とはいえ残酷すぎると非難されたことはありましたが、人為的であるだけに今回はその比ではありません。そのあたり、製作スタッフの姿勢が問題視されそうですが、実はこれらの映像は加工を加えたり、アニマトロニクス――つまり精巧なロボットを使って撮影したものなのだそう。最後に「動物には一切危害を加えてはいません」との断り書きも出てきます。
確かに嵐の海に翻弄される船を俯瞰で捉え、そのままカメラがズームアップして雲を突き抜け、更には宇宙空間の人工衛星にまで1カットで持っていくような芸当は、VFXを駆使しなければ不可能な映像です。しかしそうなると、ドキュメンタリー映画と謳いつつ、この作品に映し出された映像はどこまで”本物”なのか、という疑問も湧いてくるのですが・・・。
それにしてもこの手の作品を日本で公開する際、どうして本業ではない人のナレーションを付け加えるのでしょうか。
今回の作品でナビゲーターを務めたのは宮沢りえ。宣伝でも彼女の名前が前面に出てきています。
字幕を追うのは辛いので吹替版を作るのは賛成なのですが、彼女の語りは下手ではないものの、さりとて上手いとも思えません。
また彼女がナビゲーターだからといって、その為だけに彼女のファンがわざわざ映画を観に行くとも考えにくいのですが、もっと作品そのものを大切に扱って欲しいと思います。
主題歌もまた然り。
エンドクレジットで平原綾香と藤澤ノリマサの歌が流れますが、こちらも不要です。
原版にも歌があり、その曲をアレンジもそのままに日本語で歌った、というのであれば話は別ですが、どんなに素晴らしい曲であれ、勝手に付け加えるのは改竄であり、冒涜であり、許されざる行為だと思うのですが如何でしょうか。
勿論、原版の監督なりプロデューサーなりが熱望したのであれば文句はありませんが、仮に許可を得ていたとしても、それでもやって良いことと悪いことはあるんじゃないのかなと思っています。
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タイトル : [映画『オーシャンズ』を観た]
☆定期的に上映される自然を描くドキュメントである。 私は、有名な『アース』や『ディープ・ブルー』を観ておらず、されども、『ミーア・キャット』や『クヌート』は観てしまったと言う「負け犬」である^^; ◇ この手の作品についての感想は月並みなことしか言えないけど、面白かった。 画面たっぷりに広がる海洋の姿が素晴らしく、 イグアナってあんな風に水中を行くのかと感心し、そのイグアナが何かを食うときの「クチュクチュ」と言うなんかうまそうな音に苦笑い・・・、 ジュゴンは「バフバフ」言い......more
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タイトル : 『オーシャンズ』(2009)/フランス
原題:OCEANS監督:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾーナビゲーター:宮沢りえ公式サイトはこちら。<Story>画期的な映像システム(猛スピードで泳ぐ魚たちをまったくブレずに撮影できる、世界に一台しかないステディカム)を駆使して、北極海から南極海、サン......more
原題:OCEANS監督:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾーナビゲーター:宮沢りえ公式サイトはこちら。<Story>画期的な映像システム(猛スピードで泳ぐ魚たちをまったくブレずに撮影できる、世界に一台しかないステディカム)を駆使して、北極海から南極海、サン......more
タイトル : オーシャンズ(日本語吹き替え) / Oceans
「海って、何?」と言う少年の一言から始まったドキュメンタリーと言う形態を取っています。海をテーマにしたドキュメンタリーといえば、『ディープ・ブルー』や『アース』がありますが、それら二作はBBCの作品であるに対し、イギリスへの対抗意識ではないでしょうが、こちらの『オーシャンズ』はフランスの作品です。そう言えば、フランスには、有名な海洋学者ジャック=イヴ・クストーがいたのを思い出しました。さて、海の生態を表した単純なドキュメンタリーと思うと外されます。って言うか、戸惑います。作品の後半に、「人類による......more
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タイトル : [欺瞞! 観てはいけない! <シー・シェパード>の映画『..
☆私は、世の中は「性悪説」でないと生きられないと考えているが、結局、性格上の問題で「性善説」で世の中を見てしまう。 つまり、「幾らなんでも人間そこまではしないだろう」と、思考から外してしまう選択肢がある。 例えば、反共和党で有名な映画監督のマイケル・ムーアなども、ドキュメント的に、その政治思想の大プロパガンダ映画を多数作っており、自説に都合悪いことは無視したりもしているが、「嘘の捏造(嘘の創造)」は行っていないと思う。 だから、私は、マイケル・ムーア作品を、結構、楽しんでみている。 ド......more
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タイトル : オーシャンズ
4年間の撮影期間、70億円の製作費をかけたので大変に迫力満点の海の生物の映像が展開される。国際プロジェクト海洋生物センサス(CoML)の研究成果も紹介されているが、一つの映画としては焦点がボヤケていて少し物足りない。...more
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タイトル : 映画「オーシャンズ」@一ツ橋ホール
今年初試写会です。客入りは8割くらいだ。作品柄、小さなお子さんも多数来場している。 映画の話 地表面積の70%を占める、大いなる海洋は、数百万種の未知の微生物や巨大な動物の隠れ場所でもある。ほとんどその姿さえ見られたことのない生物たちの、謎に包まれ......more
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タイトル : 『オーシャンズ』
□作品オフィシャルサイト 「オーシャンズ」□監督 ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾー □ナレーション 宮沢りえ■鑑賞日 1月24日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> 環境保護の大切さを、物言わぬ動物たちの映像を通して訴求する作品だが、 ただただ身勝手に自然破壊や環境汚染を進めてしまった責任は、温かい映画館の シートに座って観ている僕らにもその責任がある。 近頃、あちこちでエコを訴えるものが多い。 遅ればせながら政府も動き、企業も......more
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タイトル : ■映画『オーシャンズ』
『WATARIDORI』などのネイチュア・ドキュメンタリーで知られるジャック・ペラン監督が海の生き物たちの生態を描いたドキュメンタリー『オーシャンズ』。 たくさんの海の生き物たちが、不思議だったり、美しかったり、不気味だったりするその姿を見せてくれています。 本当に海...more
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タイトル : オーシャンズ 醜悪な映画だ、ひどい。
【 {/m_0167/}=8 -4-】 水曜日に見たんだが、不快感しか残っていない。子ども連れで観に来ている人が多かったが、日本の子どもにはみせたくはない映画だ、ほんとうに遣り方が酷い。 画期的な映像システム(猛スピードで泳ぐ魚たちをまったくブレずに撮影できる、世界に一台しかないステディカム)を駆使して、北極海から南極海、サンゴ礁に彩られる美しい海に、冷たい氷で覆われた海など、世界各地の海にいる生物たちの姿をとらえる。猛スピードで泳ぎ、ジャンプするイルカ、ゆっくりと海の底へと沈んでいくマンタ。光......more
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タイトル : オーシャンズ/宮沢りえ、海の生命たち
最近、映画を観に行ったときのこの映画の予告編を観るのが楽しみのひとつでした。ダイジェストでも映像の凄さが感じられてワクワクしちゃってました。特に私は海獣が大好きなのでジュゴンやザトウクジラが楽しみなんですけど。ホオジロザメのすぐ脇をカメラマンが並んで泳ぐ.......more
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タイトル : 映画オーシャンズはシーシェパードのプロパガンダ映画でした
オーシャンズを見た感想をmixiの日記に書いたのですが、こういうことはmixiのような閉じた世界ではなく広く検索で引っかかる開いた場所に書くべきだろうと思い、ここにも書きます。 以下mixiの日記の転載と一部修正。 昨日、家族でオーシャンズを観てきました。 大画面で.....more
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タイトル : 映画:オーシャンズ
構想10年、撮影4年、ロケ地世界50ヵ所。ドキュメンタリー映画史上最高額の制作費(70億ドル)をかけたドキュメンタリー映画。ジョージ・クルーニーは出てないけどオーシャンズを観てきました。...more
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>どうして本業ではない人のナレーションを~
この問題を一旦語り始めると際限なく愚痴が出てくる小夏です。
いや、ホントですよね。つい昨日、某新人イケメン君が某アニメ?の吹き替えをしている裏舞台をTVで見たんですが、四倍角の「ド」が付くほど下手クソで、そんな仕事をさせられた彼に逆に同情しちゃいました・・(^^;
それにしても。
精巧なロボット・・・って?ちょっ・・!マジでそーゆー映画だったの?
うわぁ~~予告編を観て感動にウルってた自分は一体なんだったんだ・・
それならそれで別の見方があると思うので、なんとなく騙された気分です。
この問題を一旦語り始めると際限なく愚痴が出てくる小夏です。
いや、ホントですよね。つい昨日、某新人イケメン君が某アニメ?の吹き替えをしている裏舞台をTVで見たんですが、四倍角の「ド」が付くほど下手クソで、そんな仕事をさせられた彼に逆に同情しちゃいました・・(^^;
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それならそれで別の見方があると思うので、なんとなく騙された気分です。
出来の悪い吹替版を作ってしまうことは、オリジナルの監督やスタッフ、キャストの皆さんに対する背信行為、いやさ犯罪だと思うんですがねぇ。
この映画では捕獲されたサメが、フカヒレ料理の為だけに、ヒレだけを切り取られそのまま海に投げ捨てられる場面が出てきます。
海底でピクピク動くヒレのないサメの姿はイヤ~な気分にさせられるのですが、実はこのサメがアニマトロニクスだった、ということがパンフに書かれているのでほっと一安心。
・・・とはいかないですよね(苦笑)。
後のシーンが全部嘘っぽく思えてしまうから。
そういった製作の姿勢そのものを批判する気はないですけれど、ちょっと考えさせられてしまいます。
この映画では捕獲されたサメが、フカヒレ料理の為だけに、ヒレだけを切り取られそのまま海に投げ捨てられる場面が出てきます。
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・・・とはいかないですよね(苦笑)。
後のシーンが全部嘘っぽく思えてしまうから。
そういった製作の姿勢そのものを批判する気はないですけれど、ちょっと考えさせられてしまいます。





