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『裸の銃を持つ男 PART33 1/3/最後の侮辱』(1994)

『裸の銃を持つ男』がヒットして以来、レスリー・ニールセンが主演したコメディ映画(時にはゲスト扱いの作品も)が、次々と『裸の○○』とか『~を持つ男』といった邦題でリリースされるようになったが、こちらが正真正銘、フランク・ドレビンが活躍するシリーズ3作目にして完結編。
公開当時は4作目の噂もあったものの、ニールセンも既に80代の半ば。
主役を交代するならともかく、流石にもう作られることはないだろう。
プリシラ・プレスリー、ジョージ・ケネディ、O・J・シンプソンらのレギュラー陣に加え、フレッド・ウォード、アンナ・ニコル・スミス、キャスリーン・フリーマンらがゲスト出演。
監督はピーター・シーガルに交代。

『裸の銃を持つ男 PART33 1/3/最後の侮辱』(1994)_e0033570_6305934.jpgジェーンとの結婚を機に警察を退職、弁護士となった彼女の代わりに主夫となるものの、上手くいかない。
そんな時、かつての上司エドと同僚ノードバーグからの誘いを受け、潜入捜査を引きうけることに。
警察に戻ったら離婚するというジェーンと、自分は警官なのだというフランクは大喧嘩。
とうとうジェーンは家を出て行ってしまう。
一方フランクは服役中の爆弾テロリストのロッコに身分を隠して接近、彼の脱獄に手を貸して信頼を得ることに成功する。
ロッコの次なる目標はアカデミー賞の授賞式の爆破だった。
はたしてフランクはロッコの計画を阻止出来るのか? 
そしてジェーンとの仲は元通りになるのか?

『アンタッチャブル』、『ジュラシック・パーク』、『テルマ&ルイーズ』等々のパロディを織り交ぜながら、冒頭から快調に飛ばしていく。
脇筋もなく、ほぼ一直線でわかりやすいストーリーだが、ギャグが少々ネタ切れの感が強く途中で息切れ、最後まで完走はしたものの、辛うじて入賞を果たした、といったところか。

そういえば日本での公開直前、外野で色々なことがありましたっけ。
先ずはジェーン役のプリシラ・プレスリーの娘(ということは、勿論エルヴィス・プレスリーの娘でもある)リサ・マリーが、あのマイケル・ジャクソンと結婚したこと。
そしてもう一つは、O・J・シンプソンが元妻と友人を殺害した容疑で逮捕されたこと。
当時、お蔵入りになるんじゃないかとヒヤヒヤしたものの、結局何事もなかったかのように公開されたのは、作品にとっては良かったと思う。

それにしてもアカデミー賞授賞式のシーンに出てくるスターたち(殆どがノンクレジット)が、あまりにも××なので笑ってしまう。
アル・ヤンコビック、ピア・サドラ、マリエル・ヘミングウェイ、メアリー・ルー・レットン、バンナ・ホワイト、モーガン・フェアチャイルド、シャナン・ドハーティー、フローレンス・ヘンダーソン、エリオット・グールド、ラクウェル・ウェルチ、オリンピア・デュカキス、ジェームズ・アール・ジョーンズ…ってどういう顔触れやねん? 
この中に実際にお声がかかりそうな人が何人いるのやら。

Tracked from Junk In The .. at 2010-03-28 22:06
タイトル : The Naked Gun 33 1/3: The Fi..
実のところ本編より前置きの方が面白かった  1994年のアメリカ映画で、主演はレスリー・ニールセンとプリシラ・プレスリー。プロットはあってないようなもので、ニールセン演じるフランク元警部が大物犯罪者の企みを阻止すべく現役復帰する話です。ジャンルとしてはどこから見てもお馬鹿映画であって、最初からそういう風に意図して作られています。もちろんタイトルからわかるように(?)、シリーズ第3作で、前の2作品も基本的には同工の映画です。今回は地上波の吹き替えで見ました。 いきなり感想を書きます。ストーリーにおかし...... more
Tracked from 洋画な日々。 at 2010-03-29 12:45
タイトル : 裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱
■監督:ピーター・シーガル■出演者:レスリー・ニールセン、プリシラ・プレスリー、ジョージ・ケネディ、フレッド・ウォード、アンナ・ニコール・スミス■ストーリー 恋人ジェーン(プリシラ・プレスリー)との結婚を機に警察を辞めたドレビン(レスリー・ニールセン)は、...... more
by odin2099 | 2010-03-25 06:31 |  映画感想<ハ行> | Trackback(2) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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