【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『フリー・ウィリー/自由への旅立ち』(2009)

オーストラリアで、獣医の父と二人暮らしの11歳の少女キーラ。しかしその父が怪我で長期入院を余儀なくされ、南アフリカに住む亡き母方の祖父ガスの元でひと夏を過ごすことになる。
ガスは潰れかかったテーマパークを経営する変り者で、無類のギャンブル好き。そのせいで全財産を失って妻と離婚、娘とも疎遠になってしまったという過去を持っていた。
すぐにでも父の処へ帰りたいキーラだったが、嵐の翌日、群れからはぐれて浅瀬に乗り上げたシャチの子どもを見つけ、何とか海に帰したいと願うようになる。ウィリーと名付けたシャチと親しくなるキーラ。ガスもまた、ウィリーのお陰でテーマパークに客が来るようになって大喜びだったが、しかしいつまでもここに置いておけないことは悟っていた。
そんな時、ライバルであるド派手なテーマパークを経営しているギャンブル仲間のロルフは、人気者となったウィリーを使って一儲けを企み、あの手この手でガスたちに接近してくる。はたしてキーラは無事に、ウィリーを仲間の処へ帰すことが出来るのだろうか?!

e0033570_2114357.jpgなんと12年ぶりに作られた『フリー・ウィリー』シリーズの4作目です。まさか今頃になって新作を観ることが出来るとは思いませんでした。
1作目こそ映画館で見逃していますが実は大好きなシリーズで、ストーリーが尻つぼみになり、キャストも小ぶりになり、小規模公開になってしまった3作目まで追いかけています。
ベイジル・ポールドゥーリスの音楽も素晴らしいものでした(3作目では音楽担当者が交代していますが、テーマ曲などはそのまま使われています)。
そういえばTVアニメのシリーズもあるようなのですが、ちょっと観てみたいですね。

この4作目ではスタッフもキャストも一新。前作とは全く関係ない新章というか、一種のリメイクだと考えた方が良いでしょう。
劇場公開されたものではなくTVドラマかオリジナル・ビデオのようで、今回は少年ではなく少女ですが、その彼女とシャチとの交流を描き、また少女と家族との絆を描くというお話も、旧作の焼き直しのような印象です。
もっとも、だからこそ『フリー・ウィリー』らしいとも言えると思います。

そして主演のビンディ・アーウィンが絶品。
彼女のことは全く知らなかったのですが、「クロコダイル・ハンター」と呼ばれたスティーブ・アーウィンという人の娘さんだそうです。

この方は動物園経営者で自然保護活動家で、TVの番組を持つタレントでもあった人だそうですが、ドキュメンタリー番組撮影中にアカエイに刺されて亡くなったとのこと。
ビンディ自身も幼い頃から動物と触れ合って暮らし、やはりTVなどで活躍し、しかも立派に父親の後を継いで頑張っているというのだから正に適役。
しかも”美少女”ではないことも好印象で、お祖父ちゃん役のボー・ブリッジスとの掛け合いでも、お芝居が初体験とは思えないほど堂々たる貫録ぶりを見せています。

新鮮味はないですが、予定調和で家族みんなで安心して観ていられる一本。ベイジル・ポールゥーリスのテーマ音楽だけは流して欲しかったなあと思いましたが、これを機にシリーズを再立ち上げしてみるのも良いかも知れません。
その際には、単純にウィリーと再会するというパターンだとまたまた焼き直しになってしまうので、今度はキーラが別の動物と触れ合うというのも悪くないかも・・・?
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by odin2099 | 2010-06-09 21:14 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
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