【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ボロワーズ/床下の小さな住人たち』(1997)

e0033570_187416.jpg叔母から譲り受けた屋敷に住んでいるピートの一家。しかし遺言書が見つからなかったとの理由で、突然立ち退きを命じられてしまう。しかしこれは屋敷を取っ払ってマンションを建て、一儲けしようという悪徳弁護士ポッターの企みだった。
一方この屋敷には、人間から物を借りて暮らすボロワーズという小人の一家が長い間住んでいた。彼らには人間に見られてはいけないという掟があるのだが、ある日「借り」に出掛けた長女のアリエティはピートに「見られ」てしまう。
しかしこのことからボロワーズ一家とピートに交流が生まれ、ポッターの悪事を知ったアリエティたちはそれを妨害。ポッターも邪魔なボロワーズを排除しようと、ここに大騒動が繰り広げられることに・・・!

『ミクロキッズ』シリーズのヒットにあやかっての映画化かな、という気もちょびっとしますが、全米1600館以上で劇場公開され、4週連続トップテン入りした、という作品。
どれぐらい凄いのか今一つわかりづらいですが、ライバルがあの『タイタニック』だったことを考えれば、それなりのヒット作ということにはなるのでしょう。日本じゃ見事にビデオスルー。

途中で一家が離れ離れになったり、あわや?!というところで助けが入ったり、最初は悪側として登場してくるキャラクターが味方に転じたり、最後には悪者は捕まってメデタシメデタシで終わる、ハラハラドキドキ、完全無欠な(?)ファミリー・アドベンチャーで、SFXも快調。ピートやポッターら普通の人間たちと、ボロワーズたちとの対比も上手く行ってます。
1時間半弱というランニングタイムもポイント高し。

e0033570_1873914.jpg監督はピーター・ヒューイット、脚本はギャヴィン・スコット、音楽がハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
出演はジョン・グッドマンにマーク・ウィリアムズ、ジム・ブロードベントら。アリエティのちっちゃな弟でトラブルメイカー気味のピーグリーンを演じてるトム・フェルトンというのは・・・そうか、『ハリー・ポッター』シリーズでドラコ・マルフォイを演じてる彼かあ。まだ9歳くらいかな。
マーク・ウィリアムズはハリーの親友ロンのお父さんを演じてる人だし、弁護士の名前がポッターというのも不思議な縁ですなあ。

ところでこの作品、原作はメアリー・ノートンの『床下の小人たち』・・・・・・ということは、現在公開中のスタジオジブリの最新作『借りぐらしのアリエッティ』と同じ!
これも観ていて原作が同じだとは思わないだろうな(登場人物の名前が同じことを無視すれば)。
こういう作品に触れると、自分は絶対に脚本家や映画監督、プロデューサーにはなれないな、と思っちゃう。原作が好きだったら一語一句変えたくないという心理が働くし、そうじゃなくてもやっぱり原作に対して遠慮しちゃうだろうから。例え原作者本人から、ザックリ変えて良いですよ、というお墨付きを得ていたとしても・・・。
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by odin2099 | 2010-08-08 18:08 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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