【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『蝶々失踪事件』(1947)

大阪の公演を終え、東京に向かった筈の歌劇団の看板女優が失踪、東京のホテルに届けられた劇団員のコントラバスのケースから死体となって発見された。しかも彼女は京都で途中下車していたことが判明する。
劇団員は何組かに分かれて行動したため、彼女より先に東京へ来ていた者、彼女に遅れて東京に来た者とがいる。彼女は京都で殺され、そして死体となって東京へ送られたのか、それとも東京で密かに殺害されたのか。
容疑者となったのは、歌劇団のスポンサーである財界の大物、過去に彼女と何らかの関係を噂されているコンダクター、バリトン歌手、マネージャー、そして彼女を崇拝する二枚目テナー歌手の5人。
はたして真犯人は誰か? その動機は何なのか? 敏腕の由利警部が事件の解決に乗り出した。

e0033570_23105965.jpg原作は横溝正史『蝶々殺人事件』で、未読だが原作の由利は警部ではなく、金田一耕助以前に生み出された探偵。作品中には後の金田一シリーズでお馴染みの等々力警部も出てくるそうだが、映画では割愛されている。また後になって、探偵役を金田一に書き換えられたジュブナイル版もあるとのこと。

この映画を観るのは今回が2回目だったりするのだが、これまた記憶にない。
由利警部が何を決め手に犯人を割り出したのかもハッキリしないし、最後には警部のハッタリに引っ掛かった犯人がボロを出しておしまい。行き当たりばったりの結果オーライにしか思えず、謎解きの妙とか、真犯人の意外性も堪能出来ず仕舞い。まあ1時間半に満たない中では仕方ないところかも知れないが。

脚本は高岩肇、監督は久松静児と阿部毅。
”構成指導”という肩書で何と江戸川乱歩が参加しているが、一体何を”指導”したのだろうか?
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by odin2099 | 2010-11-15 23:11 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
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