【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『0011ナポレオン・ソロ対シカゴ・ギャング』(1967)

国際犯罪組織スラッシュの幹部ストレイゴは、ミサイル攻撃でメキシコ暖流の流れを変え、グリーンランドを温暖化し、スラッシュの基地を建設する計画を立案。これが実行されれば北米大陸は氷原になってしまう。
国際秘密諜報機関UNCLEはこの計画を阻止すべく、ナポレオン・ソロとイリヤの二人を派遣するのだが・・・。

e0033570_21272052.jpgTVシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』の劇場公開版5作目。といっても元から映画として作られているのではなく、シリーズの前後編をまとめたもので、同様な手法やTVのスペシャル用の長編を流用したりで全部で8本作られているらしい。
そもそもTVシリーズは未見で、この作品と後もう一本ビデオ化されている劇場版しか知らないのだけれども、この作品がシリーズ最高傑作などと評されているのを聞くと、シリーズ全体の出来は推して知るべし、なのかなあ。

スラッシュの恐るべき計画を打倒する、というのが本筋のはずだが、メインになっているのはソロの結婚騒動。
窮地を救ってもらったピアという娘と結婚させられそうになり、這う這うの体で逃げ出したソロ。ところが彼女の叔父たちはかつて悪名を轟かせたシカゴのマフィアで、ソロを執拗に追いかけ、とうとう無理矢理挙式させられそうになる。そこへ闖入してきたストレイゴ率いるスラッシュは、ソロとピアを人質に。
そこで老骨に鞭うってマフィアたちはスラッシュ基地へ、というドタバタ劇が大きく扱われているのだ。

これに、ストレイゴの秘書でナイフの達人ミス・ダイクトンがイリヤにちょっかい出したり、任務に失敗してストレイゴに捨てられそうになると一転して裏切ったり、というドラマが絡んでくる。
全体的にかなりコミカルな作りで、お金のない分はアイディアで勝負、というところか。

ミス・ダイクトン役のジャネット・リーは金髪、ピア役のレティシア・ローマンは情熱的なイタリア系で、どちらもわかりやすいグラマー美女。露出も高めの衣装をまとい、キャットファイトのシーンもあったりで、安っぽいけど単純に楽しめる見せ場が用意されているのは愉しい。

<0011ナポレオン・ソロ>というのはイアン・フレミングの命名らしいけれど、そうなるとジェームズ・ボンドの親戚筋と言っても良いのかな。
あちらは映画でこちらはTV、単純に比較は出来ないけれども、<007>的なものを求めてる人向けではないのかも知れない。
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by odin2099 | 2011-03-28 21:28 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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