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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ゴジラ×メガギラス/G消滅作戦』(2000)

e0033570_1943098.jpgシリーズ24作目。昨年から始まった<ミレニアム・シリーズ>(?)の第二弾。
といっても続編ではなく、今回は第一作までもリセットした更なる新展開である。
しかもシリーズ初の女性主人公(田中美里)。助演も女性(星由里子)で音楽担当も女性(大島ミチル)と、正に新機軸。時代といえばそれまでだが、それがプラスに作用しているのは喜ばしいことだ。

今回は徹頭徹尾バトル物。余分な描写がない分、ストレートに物語に入りこめる。
メガギラスのデザインにバトラの面影を見出したり、渋谷が舞台ということで『ガメラ3』の影響を感じたりという部分もないでもないが、これは久々の快作。往年の<空想科学映画>の趣きもあり、前作『ゴジラ2000/ミレニアム』にのれなかった人もちょっとチェックしておいて欲しい。

問題は、ミニ・ブラックホールを人工的に作り出してゴジラを消してしまおう、などというとんでもない展開の後で、はたして次回作がどうなるかだが、これは来年のお楽しみ。
アンギラスが復活し、「あの人」が監督するとのもっぱらの噂なのだが・・・?

これまた「しねま宝島」からの転載。

この作品でのゴジラは1954年に出現した際には倒されず、以後1966年、1996年にも出現。
最初に現れた時に東京は壊滅的打撃を受け、それ以降首都は大阪へ移転。2回目は東海村の原発が狙われ、日本は原発の永久放棄を決断。それに代わるクリーンなエネルギーとしてプラズマエネルギーの研究が進められるが、漏れだしたエネルギーを求めて3回目の出現を許している。
そして今回は・・・? ということで多分に政治劇的な側面を持っているが、今見るにはちょっとシビアすぎる内容だったかも知れない。

興行成績が奮わなかった為にあまり評価されていないようだが、実はシリーズ中でも上位に入るだろう娯楽作。
少年がキーパーソンになるが、出しゃばり過ぎず、かといって埋没することもない絶妙の匙加減で描かれているし、田中美里と谷原章介のやり取りも含めて全体的に洒落た感じになっているのも良い。再評価して欲しいものだ。

『ゴジラ2000』の続編を見たいとは思わないが、この作品の続きは見てみたかった。もしヒットしていたらその可能性もあったのだろうか。
原則として毎回リセットする、というのがこの<ミレニアム・シリーズ>の方針だったようだが、後に『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ/東京SOS』は前後編として作られているだけに。

ちなみに次回作は「あの人」こと金子修介が監督。史上初、「ゴジラ」と「ガメラ」を両方撮った監督になった訳だが、この時はアンギラスだけでなく、バランやバラゴンが出てくると噂になっており、そのセレクトの渋さにニヤリとしていたものである。
結局はバラゴンは残ったものの他はモスラに変えられてしまい、おまけにキングギドラまで出てくるという、鉄板すぎる選択になったのは残念だったが。
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by odin2099 | 2011-04-03 19:05 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from ひびレビ at 2011-08-06 06:34
タイトル : ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
東宝特撮映画DVDコレクションより「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」。 1954年に出現したゴジラ。その後も人間が作り出したエネルギーを憎み、各地を襲撃し、主とは東京から大阪へと移された。そして現在。特別G対策本部はゴジラを「消滅」させるため、かつて敬愛する隊長...... more

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