【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』 再び

先日邦画のベストを選んだ際にも挙げましたが、物語の面白さ、まとまり具合とイベント性とのバランスが程良く取れた良い作品だと思います。
先ごろ亡くなられたサコミズ隊長こと田中実を偲んで、というだけではないですが、観直してみました。

e0033570_22475466.jpgこの映画、黒部進、森次晃嗣、団時朗、高峰圭二といったウルトラ兄弟の人間体を演じた役者さんを、そのまま登場させた、というのが先ず凄いと思います。
普通ならイメージを損なうからという理由で敬遠するか、さもなければ若づくりというか、何らかの手段でもって誤魔化してスクリーンに登場させそうなものですが、敢えてそのままというのが大英断。
白髪頭に髭ぼうぼうという姿には、一見するとかつてのヒーローの面影は残って無さそうなんですが、何故か画面を通すとそれが格好良く見えるから不思議です。まあ北斗星司だけは昔を意識している感がありましたが。

本来、地球人とは違った歳の取り方をするはずのウルトラマンが、こうやって年齢を重ねた姿で登場するのは設定的にもおかしいわけですが、そのためのエクスキューズも用意されています。
それが20年前のウルトラ兄弟最後の戦い。
Uキラーザウルスを封印するために全てのエネルギーを使い果たしたウルトラ兄弟たちは、地球人として暮らしていたという訳です。
地球人として生活していたのだから、地球人と同じように歳を重ねる。その割に加齢し過ぎな気もしないではないですが、それはきっと本当にエネルギーが尽きたからなのでしょう(?)。

・・・ということで納得してきたのですが、その後のTVシリーズに、ごくごく普通におおとりゲンや矢的猛が出てきてしまうと、このエクスキューズも怪しくなってくるのですが、それ以上野暮は言いっこなし、ということで。

それにしても本当に残念でした。
この作品でのサコミズ隊長の出番は少ないですが(というより、ミライ以外のGUYSのメンバー全員がそうですが)、独特の存在感がありましたね。
今後の作品でゾフィーが出てくる時には、その人間体としてサコミズも出てくるもんだと期待していたのですが、それも叶わぬことに――。


過去記事はこちらこちら

[PR]
by odin2099 | 2011-05-05 22:48 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://odin2099.exblog.jp/tb/14724789
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

by Excalibur
ブログトップ