【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ピンクの豹』(1963)

大胆不敵、神出鬼没の怪盗ファントムが次に狙うのは、某国の王女ダーラが持つ世界有数のダイヤ”ピンク・パンサー”。
宝石護衛の任を受けたクルーゾー警部は夫人を伴い、王女が滞在するバカンス先へとやってきた。クルーゾーはこれまでの盗難事件の場に必ず居合わせている、社交界の花形チャールズ・リットン卿こそファントムだと睨むのだが・・・。

e0033570_22492964.jpgヘンリー・マンシーニが作曲したテーマ曲に乗せ、フリッツ・フレミングとデイビッド・デパティーが生み出した豹のアニメキャラクターが動き出す大ヒットシリーズ<ピンク・パンサー>の第1作。
ドジでマヌケなクルーゾー警部を演じているのは勿論ピーター・セラーズで、脚本・監督はブレイク・エドワーズ。

但しこの1作目の主役は、あくまでデイビッド・ニーヴン演じるチャールズ・リットン卿。
クルーゾー夫人のシモーヌは実はチャールズ卿の愛人で、宝石を盗むために二人で計画を立ててダーラ王女に近付くのだが、ダーラはチャールズに惹かれ、チャールズもまたまんざらでもなく、更にチャールズの甥で詐欺師のジョージ・リットンまで現れ、彼は彼でシモーヌに惹かれるという、実にややこしい男女関係が繰り広げられる。

チャールズがファントムだと見抜くなど意外に鋭い一面を見せるクルーゾーだが、愛妻シモーヌがその当の相手と不倫関係にあるとは露ほども疑わないのは鈍いのかそれとも純なのか。
最後は見事にファントムを捕えて大手柄、かと思いきやそこで一捻り。女はコワイです・・・。

クルーゾー夫人シモーヌにキャプシーヌ、ジョージ・リットンにロバート・ワグナー、ダーラ王女にクラウディア・カルディナーレ。特に王女役のCCがとってもキュート。
でも以前観た時もちょっと古臭いなあと思ったものだが、コテコテでベタなギャグのオンパレードは今となっては時代遅れな感が無きにしも非ず。
しかもテンポもあまり良くないので中弛みをしてしまうのだが、段々とテンポアップしてくるので終盤はかなり畳み掛ける展開で楽しめる。
作品はヒットし、以降クルーゾーはシリーズ・キャラクターに成長する。
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by odin2099 | 2011-05-18 22:50 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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