『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』(2000)
2011年 08月 12日
ゴーゴーファイブたちはギンガマンを知らないけれど、ギンガマンたちはゴーゴーファイブを知っている、という間柄。
これは確か、ゴーゴーファイブが公に活動しているレスキューチームという設定だったからだと思う。
それ故か2大戦隊の確執は特に描かれず、”戦いのプロ”ギンガマンと”レスキューのプロ”ゴーゴーファイブたちの、お互いのスタンスの違いから来る意見の衝突の範囲に留まり、マトイとリョウマも多少”熱い”ぶつかり合いを見せる程度。
もっとも良くも悪くもこの二人がメインなので、あまり2大戦隊としての友好ムードは感じられない。どことなく余所余所しい雰囲気も漂っているが、これはギンガマン側が最初はリョウマだけ、途中からゴウキとヒカルが加わり、終盤になってやっとハヤテとサヤが登場するというバランスの悪さのせいもある。
黒騎士ヒュウガもちょこっちょこっと顔を見せるものの、合流するのは殆どラストのみ。スケジュールその他の問題があったのだろうけれど、ゴーゴーファイブ5人とギンガマン6人が素顔で同一画面に登場するカットはないんじゃなかろうか。その辺りがちょっと淋しい。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』には、ゴーピンクこと巽マツリ役で坂口望二香改め柴田かよこがゲスト出演していたが、こういった作品で戦隊同士の絆が生まれ、その結果として”レジェンド大戦”で結実したと考えると、なかなか深いものがある。