【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『シャム猫/ファーストミッション』(2001)

東京湾岸地区を国際的テロリスト集団が占拠、首相と住民を人質に巨額の身代金を請求してきた。内閣直属の対テロ組織殲滅チーム「シャム猫」が事件解決に乗り出すが、テロ集団のリーダーには政府の予想を超えた計画があった・・・!

原作・総監修はモンキー・パンチ。
セクシーな美女二人組(ヴォイス・キャストは林原めぐみと小山茉美!)が大活躍するアクション物、というと面白そうなのに、ちっともそうならないのは何が原因だろう?
お色気サービスが全然ないのも納得いきませんね。

e0033570_18415920.jpgそもそも首都がテロリストに占拠されているというのに、その緊迫感がちっとも出てないし、内閣直属の秘密組織といいつつ、「シャム猫」は普段はラジオのDJをしているジュンとナオミの二人(と、そのパシリみたいなお兄ちゃん)だけというのもどうなのかな、と思います。画面に出てこないだけで、きっと他にもメンバーいるんですよね?

また国防軍の対テロ組織「マイティー・ドッグ」なる連中も出てきて、不本意ながら両者は共同で事にあたることになるのだけど、いがみ合うのは最初だけで、後はお互い好き勝手やってるだけ。
隊長がイケメンの軍人・石動少佐(声は池田秀一)なので、厭味な美形キャラか、あるいはジュンとナオミのどっちかと好い感じになるのかと思いきや、そのどちらでもありませんでした。

テロリストの真の目的は、お台場にある国防軍の研究所で開発された秘密兵器。これがまたチンケな代物で、どうにも世界観にそぐわないような。
鉄壁のシールドを備えた破壊兵器で、これが数台あれば世界を制圧出来る、というのはわかりますけど、そんな未来志向のお話じゃないんじゃないのかなあ。これが究極の細菌兵器だったりしたならば、それなりにリアリティを感じますけど、この世界じゃ日本は軍事大国なのね。ちなみにこの周辺には原発もあるらしい(?)です。

作画レベルも劇場公開作品としてはかなりお寒いし、TVのスペシャルか何かで仕切り直ししてみたら如何でしょう? 1時間半というランニングタイムも、TVの2時間枠ならピッタリだし。
実際、毎年毎年『ルパン三世』の新作スペシャル作るくらいなら、たまには趣向を変えてみても宜しいのでは?

先日の『ルパン三世(ルパンVS複製人間)』放送に際しては、御丁寧に「重大発表!」を謳いながらも蓋を開けたら新作スペシャル放送決定で肩透かしを食らった身としては、それくらいのことをやっても良いと思っています。
そういや『ルパン』、今年はアニメ化40周年のアニバーサリーイヤーだそうで、確か新作TVシリーズの企画があったらしいんですけれどね。ポシャってスペシャルに切り替えたのかしらん? 相変わらず実写映画化のネタもちょこちょこ上がってきてますけど。

それよりも本当はこの『シャム猫』のような題材こそ、動ける女優さんを連れて来て、きちんとお金をかけて実写で映像化して欲しいなあと思います。
日本のマーケットでは無理? そんなことを言わずに、是非チャレンジを!
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by odin2099 | 2011-09-07 19:39 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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