『恐竜博2011』
2011年 09月 11日
夏休みも終わったので流石に館内はガラガラ・・・とは行きませんが、かなり空いていました。
もっとも入場があと1時間ぐらい遅かったら、修学旅行の学生などの集団にぶつかっていたから危ないところではありましたが。
入ってすぐ、お気に入りアロサウルス君がお出迎え。
自分にとって、”恐竜”というとアロサウルスなんだよなあ、小さい頃から。
今回の目玉が「待ち伏せティラノ」。
こういう姿勢で待ちかまえ、前足を突いて反動で起き上がる、ってことなのかな。
狙われてるのはトリケラトプスですが、これも最新研究を踏まえた姿なんだそうで。
ティラノ共々「世界初公開!」だそうです。
正面からだとこんな感じ。
こちらは「日本初公開!」。
ティラノサウルス類の新種、ラプトレックス。
しかし素人には良くわかりませんが、新種とされていたのが、実は個体差だった、ということはないんでしょうかね。
例えば、今は全く別種とされているらしいティラノサウルスとアロサウルス、自分の小さい頃は大っきいのがティラノでちっちゃいのがアロサウルス、なんてイメージだったんですが、例えば成体の化石をティラノ、幼体の化石をアロサウルスと分類してた、なんてことがありそうな気がしてならないんですけど。
ま、アロサウルスとティラノサウルスは、生息していた年代が違いますからこれを混同することはないでしょうが、他はどうなのかなあ。
全体的にこじんまりとした印象の今回の展示、研究者やマニアには見どころが沢山なんでしょうけれど、一般の恐竜ファンにはちょっと物足りない面もありましたね。
羽毛に覆われたティラノサウルスの復元図なんて、ちょっとピンときませんし。
とはいうものの、やっぱり恐竜にはロマンがありますなあ・・・。
今回の恐竜博はあまり珍しいものはないのですが、
ティラノサウルスの復元は面白い形でしたね。
羽毛ティラノは昔から言われていたんですけど、今回の復元図は挑戦的でしたね。
なるほどと思わせる所もありました。
それにしても、そろそろ度肝を抜かれるものが見たいものです。
でも、頭から尻尾まで毛が生えてるというのはイメージ狂うなあ。
あと、ついでのようにやっていた「東北地方にみる恐竜時代の仲間たち」という企画展示も、何だか色々なところに迎合しているようでピンとこなかったですね。
あとは子供達に見て貰って、恐竜の研究者に目覚めて貰えれば、と思います。