人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『インクレディブル・ハルク』 ”アベンジャーズ”への道

<マーベル・シネマティック・ユニバース>の第2弾。日本では第1弾の『アイアンマン』よりこちらが先に公開されたが、これは両者の知名度の違いが原因だったのかな。
しかしその結果、多くの伏線が意味不明に羅列されてしまい、かえって日本のファンには不親切になったんじゃないかなー、という気がする。

かくいう自分もその一人で、初見の時には、スターク・インダストリー社製の兵器が出てくることや、ラストにトニー・スターク本人が出て来るという『アイアンマン』とのリンクのことは事前に知っていたものの、ハルク退治の際に軍がシールドのデータベースにアクセスしていたり、タイトルバックに色々と映し出される書類の中にニック・フューリーの名前があったり、なんていうのは再見の時にようやく確認したほど。

まあ劇中で語られる「スーパー・ソルジャー計画」のことは、知ってる人は知ってるレベルなので(その結果誕生したのがキャプテン・アメリカだということが、ようやっと?最新作で語られる)これといって問題ないかも知れないけれど。

『インクレディブル・ハルク』 ”アベンジャーズ”への道_e0033570_21151282.jpgアボミネーションことブロンスキーも死んだわけではないし、サミュエル・スターンズ(ミスター・ブルー)が変貌を遂げるシーンなど続編への伏線も沢山張られているが、今のところ単独でのパート2企画は動いておらず、次にハルクが登場するのは『アベンジャーズ』本編。

だがそこに登場するブルース・バナーを演じるのは、エドワード・ノートンではなくマーク・ラファロなのは非常に残念だ。ノートンとラファロでは面差しがまるで違うし、ノートンの深みのある演技はバナーというキャラクターに幅を与えてくれているし、それにロバート・ダウニーJr.との共演が見てみたかったもんである。

ところでこの作品で気になるのが、ブルースの恋人ベティの気持ち。
ブルースの逃亡後に新しい恋人が出来るが、ブルースと再会した途端、見向きもせず。
この恋人、最後までベティの身を案じていたりと結構「出来た」人みたいなのに、ちょっと惨い仕打ちじゃないかい?
Tracked from INUNEKO at 2011-10-26 18:15
タイトル : 「インクレディブル・ハルク」(2008)
エリック・バナ×アン・リー版はもうよく覚えてないよ。 リブートなのか続編なのか、どっちなのか。まぁどっちでも一緒か。 アベンジャーズの前におさらい気分でながら鑑賞だ。 ゾンザイで気の毒で映画に向いてないマーベルのヒーローコミック。 一番映像化しやすそうに見えるところが罠。 映画が盛り上がると主役はCGになっちゃうんだから、俳優も楽で良いと思うか、後半出番が減ってガッカリなのか。どうなんだろう。 心拍数が上がったらああなるんじゃセックスも出来ない。うろつき童子はやってたけど…相手、破裂しちゃったしなぁ。...... more
Tracked from こねたみっくす at 2011-11-10 21:11
タイトル : 『インクレディブル・ハルク』
アン・リー監督、エリック・バナ主演の『ハルク』を無かったことにして、出演者及びスタッフを総入替して作り上げた割には全体的に微妙なこの映画。リメイクでも続編でもなく、前 ...... more
Tracked from ぼやき部屋 at 2012-05-03 16:58
タイトル : 裏レビュー@インクレディブル・ハルク
相方さんサンキューでした! カッコイイ!というわけではないですけど、キャラクターの心情がよく描写されてて上手いなぁと思いました。 登場人物の描写がしっかりしてて、大人が ...... more
by odin2099 | 2011-10-25 19:57 |  映画感想<ア行> | Trackback(3) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur