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『カンタータ 大いなる故郷石巻』

石巻市の市制40周年を記念して作られた曲なのだそうです。
小杉太一郎・作曲、石島恒夫・作詞、
正式な曲名は
「ソプラノとバリトンと大合唱と管弦楽のためのカンタータ 大いなる故郷石巻」
1973年に作られました。

作曲者の小杉太一郎といえば、伊福部昭門下ということと、最初の劇場版及びTVシリーズの『サイボーグ009』を手掛けた人だということ、それに若くして物故された(1976年に享年49歳で)ということぐらいしか知らず、実際の音楽も多分『009』の劇伴しか聴いたことがありませんが、リアルタイムでは知らないはずなのに強く印象に残るものでした。

そんな氏が手掛けた幻の作品の、初演時の録音テープが今回発見され、ここに復刻。
そしてこのCDの売り上げは、全額「東日本大震災復興義援金」へ寄付されるとのこと。
ささやかながら自分も協力させて頂きました。

『カンタータ 大いなる故郷石巻』_e0033570_23244934.jpg初演は1973年11月4日に石巻市民会館で行われまして、指揮は”炎のコバケン”こと小林研一郎、演奏は東京交響楽団。
石巻合唱連盟が参加し、ソプラノは伊藤京子、バリトンは「くいしん坊!万才」のレポーター役が懐かしい友竹正則。
朗読は俳優の山内明が務めています。

ちなみに山内明は小杉太一郎の義兄にあたり、その弟の山内正(『大怪獣ガメラ』でお馴染みか)も同じ伊福部門下という縁です。
by odin2099 | 2011-12-20 23:26 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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