【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『パッセンジャー57』(1992)

英国貴族出身のテロリスト、チャールズ・レーンが捕えられた。しかし彼を護送しようとしたジャンボ機は、レーンの仲間たちによって乗っ取られてしまう。レーンはFBI捜査官や機長をも殺害し、乗客を人質に逃亡を図る。だが機内には、元テロ対策の専門家ジョン・カッターが乗り合わせていた・・・!

『ダイ・ハード』にヒット以来限定空間で主人公が孤軍奮闘するタイプのアクション映画が沢山作られ、それらは「○○のダイ・ハード」なんて呼ばれたりもしたものだが、この作品は「空のダイ・ハード」と呼ばれていた。『ダイ・ハード』の超高層ビルに対して、こちらはハイジャックされたジャンボ機が舞台だ。しかしある意味では「エアポート」シリーズなどの後継者とも言えるかも知れない。

e0033570_21534881.jpgウェズリー・スナイプス演じるジョン・カッターは凄腕のエキスパートだったのだが、強盗事件に遭遇した際に妻を殺されてから一線を退き、今は航空会社でテロ対策の講師をしているというワケありの男。彼がたまたま乗り込んでいてテロリストたちと対峙するというお話なのだが、ドロップアウトした主人公が復活する、というほど湿っぽい展開ではなく最初からアクション全開なのが嬉しい。なんせ上映時間は1時間半ないのだ。

また対する冷徹なテロリストのチャールズ・レーンを演じたブルース・ペーンはなかなか凄身のある美形で、もっともっと人気が出ても良かったんじゃないかなあ。最近でもコンスタンスに色々な作品に出ているようだが、さほどメジャーな作品ではお目にかからないようだ。

ヒロインのアレックス・ダッチャーはあまり魅力的とはいえず、準ヒロイン格のエリザベス・ハーレイが逆に目立っていた。他にはトム・サイズモア、ブルース・グリーンウッド、アーニー・ライヴリーらが出演。

カッターが燃料を抜き取った為に地方の小さな飛行場に緊急着陸、給油をすることになるのだが、その際に近くに遊園地を含めた地上でのアクション・シークエンスが長々と続き、せっかくの「空のダイ・ハード」気分が失せてしまうのが難点。スナイプスの軽快なアクションは良いだけに、脚本と演出が頑張ればもっと面白くなったのに、と悔やまれる出来栄えだ。

ちなみに「パッセンジャー57」とは、乗客のチェックをする時にカッターが57番目だったことを指しているのだが、見終わっても今一つ分かり難い。
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by odin2099 | 2013-01-11 06:14 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from ダイターンクラッシュ!! at 2013-08-25 23:21
タイトル : パッセンジャー57
2013年8月17日(土) レンタルDVD スナイプスに役員のオファー。それも活躍前。 警察かFBIかの優秀な捜査官だったと思われるスナイプス。コンビに強盗に、一緒にいた嫁を人質にとられ殺されてしまう。捜査官を辞め、航空会社の警備教官として働いているが、ある日出張のために乗った飛行機、護送中の凶悪犯がハイジャックした。 挫折のあった男が立ち上がると言うありがちな話なのだが、出張の理由というのが、警備教官から副社長にするから株主総会に出席しろという社長の発言。 何もしていないのに、冒頭でいきなり...... more

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