【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『シャーロック・ホームズの冒険』(1970)

ワトソンの死後50年を経て、遺言によりワトソンが借りていた銀行の金庫が開けられた。中にはホームズの遺品と共に、未発表の事件を綴ったワトソンの手記も収められていた、という想定で始まるオリジナルの<シャーロック・ホームズ>ストーリー。監督はビリー・ワイルダー、脚本はワイルダーとI.A.L.ダイアモンドの共作。ホームズを演じるのはロバート・スティーブンス、ワトソンはコリン・ブレイクリー。

e0033570_19182627.jpgロシアから来たバレエ団のプリマドンナから求婚されたホームズは、ワトソンと同性愛の関係にあると偽って難を逃れるが、それを知ったワトソンは大激怒。それがようやく治まった頃、記憶喪失の女性がベーカー街221Bへ運び込まれてきた。やがて記憶を取り戻した彼女は、行方不明の夫の捜索をホームズに依頼。しかしホームズの兄マイクロフトは手を引くように勧告するのだった。
兄の忠告を受け入れた振りをしたホームズは彼女と夫婦を装い、ワトソンを従者に仕立てて兄が漏らした断片的な言葉から推理を立て、ネス湖へと繰り出すのだったが・・・。

ずーっと昔にTVで放送していたのをチラっと見た覚えはあるのだが、ほぼ予備知識なしで鑑賞。コメディ映画として紹介されていたし、ネス湖の怪獣とホームズが対決するというトンデモ映画なのかと期待していたら、意外にも真っ当なミステリー・サスペンス物になっていた。

ちょっとホームズがエキセントリックというか、感情の起伏が激しすぎるような気もするが、ワトソンとのやり取りなどはオーソドックスなもの。これにクリストファー・リーが扮するマイクロフト(ホームズ兄弟両方を演じた唯一の俳優らしい)が良いアクセントとなっていて、更にヒロインを演じたジュヌヴィエーヴ・パージュが魅力的。

全体としてまとまりに欠ける感じも受けるが、元々は四つのエピソードで構成されていた作品から、長すぎるという理由で一番目と三番目のエピソードを削られてしまったからだそうだ。これならいっそ四番目のエピソードのみに絞った方が、テンポの良い快作になったような気もするのだが。
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by odin2099 | 2013-01-19 19:19 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
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タイトル : シャーロック・ホームズの冒険
1970年 125分 監督 ビリー・ワイルダー 出演者 ロバート・スティーブンス、コリン・ブレイクリー、ジュヌビエーブ・パージュ、スタンリー・ホロウェイ、クリストファ ...... more

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