『天地明察』(2012)
2013年 02月 03日
物語は江戸時代、将軍家綱の治世に始まります。これまで採用されてきた暦が正確性に欠ける為、囲碁棋士の安井算哲という人物が正しい暦の作成を命じられ、多くの協力者を得、また数々の妨害を受け、失敗を繰り返しながらも遂に新しい暦を作り上げる、というものです。これに算哲を支える妻 えん の献身的な物語が絡んできます。
保科正之とか水戸光圀とか関孝和とか、バックアップしてくれる人物に著名人が並んでいるのですが、肝心の安井算哲って誰なんだろう?と思っていたら、渋川春海のことだったんですね。詳しい業績は知りませんが、名前くらいは知っています。それにしても有力な後援者が次々と現れ結構恵まれた人だよなあと感じるのですが、これは全部事実に即しているんでしょうか。
監督は滝田洋二郎、音楽が久石譲、出演者は岡田准一、宮崎あおい、佐藤隆太、市川猿之助(市川亀治郎改め)、笹野高史、岸部一徳、渡辺大、白井晃、横山裕、市川染五郎、中井貴一、松本幸四郎ら。ナレーションを真田広之が務めています。
原作は文庫にして上下2巻本のボリューム。映画化に際してはかなりアレンジしたり端折られたりしているでしょうから、ファンからすれと納得いかないのかも知れませんが、映画としては楽しめました。宮崎あおいが良かったですね。若手女優の中では時代劇で違和感を感じさせない、不思議な存在感が作品中の清涼剤の役目を果しています。
【ひとこと】
物語内の時間経過がわかり辛いのが難ですね。おそらく十数年は経ているのでしょうが、特にメイクや衣装で変化を付けたりしていないので、数年間ぐらいにしか感じられません。
【出演】 岡田 准一 宮崎 あおい 松本 幸四郎 中井 貴一 【ストーリー】 代々将軍に囲碁を教える名家に生まれた安井算哲は、対局よりも星と算術に夢中になり、時間を忘れてのめり込んでしまう事もしばしばだった。ある日、会津藩主の保科正之から日本全国で北極...... more
原作でめっちゃ感動したので、 楽しみにしてたんですよ~~ 原作の感想はコチラ ストーリーも↑の原作の記事に書いてある通りです(^_^;) 映画を観ての感想は、 うん、北極星の観測に使う道具とか、大...... more
2012年9月17日(月) 16:00~ TOHOシネマズ川崎4 料金:0円(フリーパスポート) 『天地明察』公式サイト フリーパスポート10本目。 東映得意の老人映画風だが、これは角川映画だ。 しかし内容は、極めてオーソドックスな時代劇なので、やはり年寄りな雰囲気である。 客層が、思ったほど老人でなかったのは、岡田准一他出演者によるのだろうか。だが、岸部一徳とか笹野高史とか松本幸四郎とか爺の役者に、やっぱり味がある訳で。 香川が久しぶりに渋い役を演じていると思ったら、市川猿之助だった。猿之...... more
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/156384/ ↑ あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。 映画レビュー(ネタバレ表示)です。が、ネタというより雑感です ^^; http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id342231/rid40/p1/s0/c1/ ...... more
JUGEMテーマ:邦画    安井算哲役の岡田准一が、若い頃の真田広之に   そっくりですね。ナレーションが真田広之だったので   これまた驚きでした。   えんが拗ねたり怒ったりといろいろな表情を   見せてくれましたが、久しぶりに映画で観た宮崎あおいは   とても可愛らしい妻をうまく演じていま...... more
天地明察 試写会で観てきました!始まる前から、どきどき・・・最初始まった時から、岡田君演じる算哲が アホな子全開で あいたた・・・って感じで(笑)「ぅあっ!」「おぉ〜!」「っあぁーっ!」みたいに、ホールドアップダウンの再来走り方も いまにもこけそうな下...... more
第7回本屋大賞を受賞した『天地明察』が原作。 確かに『天地明察』を原作にしているものの、内容はだいぶ違うかな。原作本が、安井算哲が数学・天文学に打ち込み、改暦を成すまでの鬼気迫る様子を描いているのに対し、映画では、確かに安井算哲が数学・天文学に打ち込ん...... more
冲方丁著のベストセラー小説を滝田洋二郎監督が描いた時代劇の人間ドラマです。 主演の岡田准一&宮崎あおいのコンビがキャラクターにぴったりなので楽しみにしていました。 観測と計算で暦を作ることの難しさと、暦を変えることの政治的な難しさを伝えてくれる作品でした。 ... more
『天地明察』を渋谷のシネパレスで見ました。 (1)原作〔冲方丁著『天地明察』(角川書店、2009年)〕を本屋大賞受賞の際に読み、大層面白かったので、映画の方はどうかなと映画館に足を運びました。 映画の冒頭は、屋根に上って夜空の星を見上げている主人公の安井...... more
2010年本屋大賞を受賞した冲方丁さんの小説を原作に映画化した娯楽大作時代劇です。本屋大賞受賞作やノミネート作品は基本的に好みなのが多いんですけど、最近は既に売れているヒッ ...... more
算術バカの一代勝負記なのに人間ドラマが薄い。キャラクターがどれも魅力的なのに映画としては全く面白味がない。 第7回本屋大賞を受賞した沖方丁先生の原作を名の通ったスタッ ...... more
天地明察 MOVIX川口 太平の世が続く江戸時代、算哲(岡田准一)は碁打ちとして徳川家に仕えていたが、 算術にもたけていた。 もともと星を眺めるのが何よりも好きだった彼は、ある日会津藩主の保科正之(...... more
□作品オフィシャルサイト 「天地明察」□監督・脚本 滝田洋二郎 □脚本 加藤正人 □原作 冲方丁□キャスト 岡田准一、宮崎あおい、佐藤隆太、市川亀治郎、笹野高史、 中井貴一、松本幸四郎、岸部一徳■鑑賞日 9月23日(日)■劇場 チネチッタ■cyaz...... more
日食で白黒つけるぜ公式サイト http://www.tenchi-meisatsu.jp原作: 天地明察 (冲方丁著/角川文庫)監督・脚本: 滝田洋二郎 「陰陽師」 「おくりびと」将軍に囲碁を教える... more
冲方丁作の同名小説の映画化。 監督は滝田洋二郎。 江戸時代、それまで使われてきた、 中国の暦に変わって、 新たな暦を作った人物である、 安井算哲を描いています。 岡田准一が安井算哲を演じます。 その妻には宮崎あおい。 徳川家に碁打ちとして、 仕えてきた算哲...... more
碁をもって徳川家に仕える碁打ち衆の家に生まれた安井算哲(後の渋川春海)。囲碁以外にも、算術・神道など様々な知識を持つ算哲が最も愛したもの、それは星を眺めること。... more
宇宙に馳せる思いは同じ * * * * * * * * * 冲方丁さんの原作本が、すごく面白かったので、 やはり見てしまいました。 江戸時代前期、日本独自の暦を作った安井算哲(渋川春海)の物語。 碁打...... more
【監督】滝田洋二郎 【出演】岡田准一/宮崎あおい/佐藤隆太/市川猿之助/笹野高史/岸部一徳/渡辺大/白井晃/横山裕/市川染五郎/中井貴一/松本幸四郎/他 【公開日】2012年 9月15日 【製作】日本 ...... more
2012年 日本 冲方丁さんの原作に素直に感動し、映画はどんな雰囲気に仕上がっているか、とても楽しみにしていました 350年前、徳川家綱の時代 将軍に囲碁を教える名家の息子として生まれた安井算哲(後の渋川春海) 長い年月をかけ星や太陽の観測を続け、日...... more
江戸時代に日本独自の暦作りに挑んだ実在の人物・安井算哲の生き様を描く時代劇ドラマ。原作は吉川英治文学新人賞、本屋大賞など数々の文学賞を受賞した冲方丁の同名小説、未読です。 将軍に囲碁を教える名家の息子として生まれたものの、出世も富にも興味がなく、星の観測と算術の設問を解いている時が一番幸せという算哲を、将軍・徳川家綱の後見人である会津藩主・保科正之は800年にわたって使われていた暦の誤りを正し、新しい暦を作る大計画のリーダーに抜擢する。難関は、日本全国で緻密な天文観測を実施する事と、古来の暦...... more
本屋大賞を受賞して話題になってた頃から興味を持ってたので、映像で見ることが出来て嬉しかったです。 惜しむらくは、主役のふたりの、話題性が先行しすぎて、映画作品的には損をしたように感じましたが、なかなか、お似合いのふたりです。じつに目の保養… (^。^*) 市川猿之助の関孝和がハマってました。 やや、賛否両論あったみたいですが、私は面白かったし、感動しました。満足 (解説) 2010年第7回本屋大賞を受賞した冲方丁の小説を、「おくりびと」の滝田洋二郎監督が映画化。2...... more
岡田君だったのに・・・。
本、面白いですよ。フルボリュームですが、結構サクサク読めます。
黒い本で、読むとき、汚さないように気使ったわぁ。
相も変わらず原作未読なので、自分も楽しめた部分の方が多かったですね。渋川晴海自体初めて聞く偉人だったというのもありますし、豪胆さがあった光圀公もなかなか面白くてwそれに既読ならそれこそ時間経過の類やその他で色々粗探しが中心になっちゃったかもしれませんしね^^;
そいえば宮崎あおいは良かったですね。個人的にですが、やっぱり彼女は妻役とかを演じさせると凄く合ってる気がします。
実生活ではそうではなかったようですが(苦笑)。
この作品、色々と予備知識を仕入れた方が楽しめるんでしょうか、それとも知らずに「ファンタジー」だと捉えてる方が良いんでしょうか。
そのうち原作は読んでおこうと思っていますが。