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『エクスペンダブルズ<エクステンデッド・ディレクターズ・カット>』(2010)

シリーズ新作に向けて旧作のおさらいを…と思ったけど、そういやコレ見たことなかったなあと急遽GET! 

スタローン自らが劇場版にシーンを追加、再編集を行い生まれ変わった”と惹句にある<エクステンデッド・ディレクターズ・カット>版です。


『エクスペンダブルズ<エクステンデッド・ディレクターズ・カット>』(2010)_e0033570_20580371.jpgランニングタイムを見ると劇場公開版が約103分で、こちらは約113分となっているので約10分の追加。

もう公開版の全容なんて覚えちゃいないし、徹底的に比較する気もないですが、かなり細かく手を入れてる模様。


まずソマリアを舞台にしたオープニング・シークエンスが長くなりました。

潜入シーンに被さって表示されていたタイトルや出演者等のクレジットがなくなり、このアバンのアクションシーンが終わった後でゆっくりと見せる形に変更。

映像は帰途に就くメンバーの表情がアップで映し出されたりで、これはキャラクター紹介を兼ねた良い感じになっています。


モンローらに拷問されている娘サンドラを助け出すガルザ将軍のシーンを挿入したのは、後にモンローと対立する将軍をただの悪者にしたくなかったためでしょうかね。


しかし一番出番が増えたのは、ドルフ・ラングレン演じるガンナーじゃないでしょうか。

最初にヴィレーナにバーニーとクリスマスが偵察に行った際、ガンナーが密航していたことがわかるショットが追加されてますし、バーニーに撃たれた後のシーンも長くなり、その後のバーニーとクリスマスとのやり取りから、この時点でガンナーが生存しているのが明らかになっています。

公開版だとラストに唐突に再登場し、「え、死んだんじゃなかったの?!」と驚かせてくれますが、あれは不自然すぎますからねぇ。

続編を見据えてのガンナー復権、カナ?


公開版よりこっちの方がいいよ!と力説するほどじゃないですが、10分とはいえキャラクターの深みが増していますし、多少なりともゆったりした感じも出てますので、こちらのヴァージョンの方が見やすいんじゃないかなあという気がします。
ただ残念なのは日本語吹替が未搭載なこと。

追加収録して、こちらにも吹替版付けて欲しかったです。


【ひとりごと】
そういや「1」も「2」も、メンバーが全員揃うことってないんだよなあ。
「3」もそうだよね、きっと。

<オリジナル版>の記事はこちらこちら


by odin2099 | 2014-10-27 06:23 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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