【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ビブリア古書堂の事件手帖6/栞子さんと巡るさだめ』 三上延

保釈された田中敏雄からビブリア古書堂に投げ込まれた一通の手紙、そこには「『晩年』をすり替えたお前の猿芝居を知っている」と記されていた。
栞子と相談して五浦大輔は田中と接触するが、どうやら差出人は彼の名を騙った別人だったらしい。逆に彼からそれとは別に、祖父が持っていた『晩年』初版本の行方を捜して欲しいとの依頼を持ちかけられる。
調べを進めていくうちに、やがてその謎は栞子や大輔自身にまで繋がっていく。
果たして真の依頼者の正体は?その目的は?


e0033570_23060220.jpg晴れて交際を始めた栞子さんと大輔くんのラブラブっぷりが微笑ましく、それをまた妹の文香が周囲に広めてしまい、皆が茶化す方へ茶化す方へと引っ張っていくので、そのやり取りが余計可笑しい。
が、物語はいよいよ佳境へ入った様子で、栞子の両親や祖父、それに大輔の祖母を巻き込んだ過去の因縁話へと踏み込んできている。
このもつれた糸の先に二人の明るい未来が待っているのか。
著者自身のコメントによれば次の7巻か8巻でこのシリーズは完結するとのこと。終わってしまうのは非常に寂しいが、最後の謎解きに唸らされるような大団円を期待したい。


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by odin2099 | 2015-01-04 08:13 | | Trackback | Comments(0)
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