【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『東海道五十三次殺人事件』<歴史探偵月村弘平の事件簿> 風野真知雄

e0033570_19094455.jpg歴史研究家の月村弘平は旅先で殺人事件に遭遇、時を同じくして恋人である刑事の上田夕湖は変死事件の捜査に呼ばれていた。
月村は二つの事件には共通項があると感じ、その月村の推理を上に報告した夕湖によって合同捜査本部が立ち上がるが、やがて第三、第四の事件が…。


イケメンの素人探偵とその恋人の女性刑事を主人公にしたミステリー物で、その後にシリーズ化もされた。
また同じ作者による時代物、<四十郎化け物始末>シリーズの主人公である八丁堀同心・月村四十郎が先祖という設定もあるそうだが、いずれ時空を超えて両シリーズのコラボ作品が書かれるのだろうか。


この事件は東海道五十三次に関する「ある物」にまつわる見立て殺人ということになるのだろうが、単純に安藤広重の「東海道五十三次」や十返舎一九の「東海道中膝栗毛」を持ち出してこない辺りに一工夫が感じられる。
ただ捻りすぎか、その擬え方が今一つピンとこないのと、終盤になって登場人物が一気に増え、主人公が謎解きをドンドン進めてしまうので置いてけ堀を喰らったかのような疎外感を受けてしまったのが何とも…。


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by odin2099 | 2015-01-08 19:11 | | Trackback | Comments(0)
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