『ジュラシック・パーク』
2015年 05月 09日
多分それまでで一番リアリティ溢れる恐竜映画。
それが仇になって、従来なら相手にしなかったであろう各種分野の専門家からツッコまれ、また新しい発見があったり学説が唱えられる度に槍玉にあげられてしまう結果に。
しかし実際はどうであれ(誰も見たことないんだし)、スクリーン上の説得力にかけては今なお一級品の輝きを持った作品だろう。
マイクル・クライトンの小説に忠実に作ろうとすると、実はあんまり「恐竜映画」とは言えなくなってしまいそうだが、そこをザックリと割り切った撮ったスピルバーグの勝利。
多分この手法、原作未読だが『JAWSジョーズ』でも使っていたと思われる。
エンドクレジットにもご注目。
”THE PRODUCERS WISH TO THANK THE FOLLOWING”としてGEORGE LUCASの名前が…!
次回作『シンドラーのリスト』で多忙を極めるスピルバーグに代わって、仕上げの部分を統括したのはジョージ・ルーカスだったのだ。
その出来栄えに満足したルーカスは、寝かせておいた『スター・ウォーズ/エピソード1』を遂に作ろうと決心したのだから、色々な意味で「映画史に残る」一本だ。
<過去記事>
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