【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『機動警察パトレイバー2』(1993)

e0033570_20493777.jpg実写映画版がこの作品の「続編」ということで、久しぶりに観直してみました。
劇場版アニメ1作目を踏まえての設定でしょうが、ストレートに続きなのかと言われると微妙だし、TVシリーズやOVA二期シリーズの続きかというとそうでもなさそうで、コミックや小説などと同様にパラレル設定だと考えれば一番すっきりするのかも知れません。


東南アジア某国で日本より派遣されたPKO陸自レイバー部隊がゲリラと接触するが、発砲許可が得られず壊滅するという事件が起きた。
その数年後、何者かによって自衛隊戦闘機による横浜ベイブリッジ爆撃事件やハッキングによる自衛隊機の幻の東京爆撃が立て続けに引き起こされる。
事件に対して警察が自衛隊へ過剰な反応を見せたため、一部の自衛隊基地での篭城事件に発展するなど事態は混乱を極め、遂に政府は警察に責任を押し付け自衛隊に治安出動を命じる。
その厳戒態勢をあざ笑うかのように、戦闘ヘリの攻撃による通信施設の破壊、飛行船による妨害電波の発進により情報網は寸断され、首都東京は麻痺状態に陥ってしまう。


e0033570_20494903.jpgOVAシリーズにもクーデターを起こす話がありましたが、こちらはクーデターというよりテロ事件。ポリティカル・サスペンス物が大好きなのですが、日本ではなかなかこの手の作品が作られないだけにお気に入りの一本です。
丁度PKOが取り沙汰されている頃の製作で、地下鉄サリン事件を先取りしたかのようなシークエンスもあったりで、実に今日的な題材を扱っていたのですね。今でも色褪せない魅力を持っています。


特車二課自体は解散してはいないものの、メンバーはそれぞれ新しい仕事に就いていたりで出番は少なく、パトレイバーそのものの活躍シーンも僅か。
「いよいよこれで大団円」という盛り上がりはなく「祭りの後」の寂しさを感じさせる内容になっていますが、その一方で後藤と南雲という二人の隊長を中心に据えて大人のドラマを演出して見せてくれますので、退屈はしませんでした。


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by odin2099 | 2015-05-11 20:52 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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