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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『KIRI/「職業・殺し屋。」外伝』(2015)

『職業・殺し屋。』という作品はまるで知らないのだが、「原作」ではなく「原案」扱いなので予備知識はなくても大丈夫だろう。今年公開される3本目の坂本浩一監督作品で、シリーズ物や関連作品でもないのに二週連続で新作公開とは恐れ入る。まあ比較的短期間に上映が集中する傾向がこれまでにもあったのだが。


e0033570_22500181.jpg幼い頃からプロの殺し屋として姉妹同然に育てられたキリとルイ。だがある日ルイの母親が何者かに殺され、ルイ自身も重傷を負うという痛ましい事件が起きてしまう。ルイを守り切れなかったキリは復讐を誓い、彼女の世話をしながら犯人を追っていた。キリは殺人を請け負う「殺し屋。」というサイトに目をつける。そこは依頼料からもっとも安い金額を提示した者が、ターゲットとなる人物を殺す権利を落札するという闇サイトだった。
サイトの利用者に探している相手はいるのか。キリは監視を続けるが、その中にサイトのルールを無視する殺し屋がいることを知る。しかもその殺しの手口はルイと母親を襲った犯人と同じものだった。


出演は、孤高の女殺人者キリに釈由美子、妹分のルイに文音、彼女たちを束ねるボスに倉田保昭、ルイの母親に大西結花、殺人サイトの管理人に荒井敦史と月岡鈴、殺し屋に久保田悠来、小宮有紗水崎綾女、と<ライダー>や<戦隊>などでもお馴染みの顔ぶれが並ぶ。


正直言うとちょっと期待外れ。
これまでの監督作品で一番ノレなかったのは『009ノ1』だが、それに似た雰囲気があり、もっと「釈由美子の魅力全開!」となっているかと思いきや意外にも存在感が薄い。まあ役柄のせいもあるのだろうが。


その分アピールしていたのは坂本組常連の小宮有紗と水崎綾女で、淫乱OL殺し屋に人妻殺し屋という役どころはイメチェン成功とは言い切れない面もあるのだが、出番はさほど多くはないもののキャラは立っていて監督の寵愛ぶりが伺えた。
脇にやはり常連の中村浩二や人見早苗の顔が見えると安心するし、監督と組むのは二度目となる荒井敦史も悪くない。


好演していたのは『仮面ライダー鎧武』の貴虎兄さんで知られている久保田悠来で、思ったよりも芝居の幅が広い。
逆に微妙だったのは長渕剛×志穂美悦子のハイブリッド・文音で、一女優としてはともかく母親の幻影を背負わされるのは酷かな、と。
そして師匠・倉田保昭はアッパレな存在感。その分、全体的に遠慮があったのかなあ…。


なんとなく消化不良というか不完全燃焼な一篇、十分にシリーズ化も狙えるラストなだけに、このままで終わらせるのは勿体ない。


【ひとりごと】
大西結花、太ったなあ……。


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by odin2099 | 2015-06-24 22:52 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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