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『M:i-2』

『M:i-2』_e0033570_02340017.jpg『ミッション:インポッシブル』シリーズの2作目。
『スパイ大作戦』はグループで行動するのがウリだと思っていたけれど、今回はイーサン・ハント(=トム・クルーズ)の独り舞台で、殆ど『007』の如し。
前作からはルーサーがチームメンバーとして再登場するものの、扱いとしては『007』のQとかフェリックス・ライターあたりと大して変わらない。

トムクルの映画としては悪くないけど、『ミッション:インポッシブル』としてはどうなのかなーという気はする。


その一方、トムクル映画としては本人が身体を張ってアクションをガンガンこなしている。
冒頭のフリークライミングに始まり、ワイヤーワークを駆使したマーシャルアーツ、カースタントetcを、これでもかとスローモーションとアップの多用で見せてくれる。

CGIで誤魔化してないなら本人のスタント率はかなりの高さで、これ以降ムチャなアクションを連発するのがシリーズのお約束になってしまった。


ヒロイン役のタンディ・ニュートンは「美人」と呼ぶには些か抵抗はあるものの、見慣れてくるとかなりセクシーな”いい女”っぷり。
なんでも以前共演したことのある、当時のトムクルの奥さん=ニコール・キッドマンの推薦だったとか。


また今回の悪役は、以前に何度かイーサンの影武者?を務めたこともあって手の内を知り尽くしているというキャラクターだが、『X-MEN』のウルヴァリン役を蹴ってこちらを選んだんだか、スケジュールが遅れて出演出来なくなっちゃったんだかのダグレイ・スコットは、はたしてどっちが幸せだったんだろうか。
ちなみにこの人、ジェームズ・ボンド役の候補に挙がっていたこともあったらしい。
「運」というのも大事だね。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/6576151/


by odin2099 | 2015-08-02 02:37 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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