【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ピンク・パンサー2』(1975)

e0033570_22273938.jpgルガシュ王国の至宝”ピンク・パンサー”が盗まれた。
4年前の盗難事件での実績を買い、王国はクルーゾー警部に捜査を依頼する。失敗を重ねたクルーゾーは巡査に降格させられており、今またドレフュス主任警部から6か月間の停職を言い渡されたところだったが、この非常事態に警部に復帰することとなり勇んでルガシュ王国へと乗り込む。
現場に残された白い手袋からクルーゾーは、今は引退した”怪盗ファントム”ことチャールズ・リットン卿を犯人だと睨み変装してリットン夫人に接近するが、すぐに正体を見抜かれ逆に南フランスからスイスへと夫人に振り回される羽目になってしまう。
一方、濡れ衣を着させられて憤慨するリットン卿は、自ら真犯人探しに乗り出しルガシュ王国へ潜入する。

ピンクの豹』、『暗闇でドッキリ』、番外編的な『クルーゾー警部』に続くシリーズとしては通算4作目。
『ピンクの豹』の続編ということになるのだろうが、リットン卿の配役が交代していたりで連続性は薄く、ドレフュス主任警部やクルーゾーの使用人ケイトーが引き続き登場するなど物語のパターンとしては『暗闇でドッキリ』の続きという部分が大きい。
劇中では4年前の盗難事件と言っているが、『ピンクの豹』が公開されたのは12年も前だ。しかも事件を解決どころか、クルーゾーは怪盗ファントムの罪を着せられ逮捕されている。
ちなみにテレビで何度も放送されていて、おそらく自分がシリーズの中で初めて見たのはこの作品。

しかし昔はバカバカしく楽しめたものだが、今見ると繰り返しのコテコテのギャグは爆笑を通り越してイラつく。
虐げられてるクルーゾーに共感するより、むしろドレフュス主任警部に感情移入してしまい、お気の毒にと思ってしまう。
結果オーライで評価されるクルーゾーは「ドジで不器用」どころか案外「要領の良い」「世渡り上手」なのかも?!

【ひとこと】
リットン夫人クローディーヌを演じたカトリーヌ・シェルがなかなかチャーミング

【ひとりごと】
その昔聴いていた「神谷明のオールナイトニッポン」、その番組内に「明のショート・ショート・ショート」というドラマのコーナーがあり、そのテーマ曲が当時からずっと気になっていたのだが、かなり後になってこの映画のサントラだったことがわかった、という思い出がある。


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by odin2099 | 2016-01-25 06:05 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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