【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『スーパーマン・リターンズ』

e0033570_17545817.jpgスーパーマンIII」と「IV」をなかったことにして作られた劇場版5作目。
何といっても冒頭からジョン・ウィリアムズのテーマ曲が流れるとワクワクする。
もっと古い世代のスーパーマンファンにはそれぞれラジオ版やら連続活劇版、テレビ版にアニメ版と思い出に残るスーパーマンのテーマ曲があるのだろうし、また新しいファンも「ヤング・スーパーマン」や「ロイス&クラーク」などのテーマ曲の方がしっくりくる人もいるのだろうけれど、最大公約数的にイメージされるのはまだこのウィリアムズ版ではなかろうか。新作でも使って欲しかったなあ。

さて「III」以降はナシにして「II」の続編として作られてると書いたけれど、実は「II」の純然たる続編とも言い切れず(劇中では5年後の話だけど、実製作でいえば25年の隔たりがあるし)、続けて見るとやはり別物だなあと思わされる。
北極にあるスーパーマンの基地「孤独の要塞」は「II」での出来事がなかったかのように再建されているし、力を失ったスーパーマンをボコボコにするルーサーは違和感たっぷり。
ルーサーは直接的に暴力に訴えるんじゃなく、もっと知力を駆使してスーパーマンを翻弄し、失敗しても悪びれない愛嬌がないとねえ。

「III」では他界したことにされていたクラークの養母マーサは本作では健在で、生死の境を彷徨うスーパーマン=クラーク・ケントを”母”として見舞うことも出来ない件はグッとくるけど、実は一作目ではマーサとクラークの交流は殆ど描かれておらず、二作目以降はマーサの出番がないので急にそういう流れにされても…というのもあるし、総じて人間ドラマを強調しようとしたあまりロイスの息子やロイスの婚約者をメインに持ってきたので、従来のスーパーマン・ロイス・クラークの三角関係がぼやけてしまい、何となくウダウダした展開になってしまったのはマイナスだったかも。

客観的には大ヒットと呼べるだけの成績を収めた本作だが、製作サイドはもっと高いレベルの数字を求めていたために続編を白紙に戻してリブートを決定。
でも実のところ、これに続くストーリー作りが難しくなったからじゃないのかなあという気もしている。ロイスの息子の扱いをどうするか、これって結構難易度高い問題じゃなかろうか。
ちなみにロイスのご懐妊は「II」でスーパーマンと一夜を共にした時なのかな。

【ひとこと】
様々な場所で活躍するスーパーマンを報道するテレビのニュース番組内で「ゴッサム」の名前が…!
もし続編が実現していたら、バットマンとのコラボをやろうとしていたのかな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/4198543/


[PR]
by odin2099 | 2016-03-19 17:59 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://odin2099.exblog.jp/tb/24233337
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

by Excalibur
ブログトップ