人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』_e0033570_21583575.jpg遂に「ハリー・ポッター」も最終章。
前後編に分けたのは正解で、色々な描写がゆったり・じっくり描かれ、堂々たる大作の風格。
これを従来通り一本でまとめようとしていたら、かなり駆け足で忙しなくなっていたことだろう。
ハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ルーナ、スネイプ、それにヴォルデモード以外のキャラは大幅に削られてしまっていたのでは?

ポリジュース薬でベラトリックスに変身したハーマイオニー。
変身が解けても衣装はそのままなので、前半では胸元がちょっと大胆なエマ・ワトソンにドキドキ。
中盤以降はハーマイオニー以上に活躍してる(ハリーの役に立ってる)印象が強いのがルーナ。
ハリーのパートナーとしては、実はルーナもありなんだよなあ、なんて思いながら見てました。
映画版では原作と違い、ネビルと結ばれるんでしょうか?

そのネビルが終盤にきて大活躍。
原作ではハリーと同じような運命を担う重要キャラクターではあるものの、映画ではその存在が軽んじられてきた傾向がありましたが、最後に美味しいところを持って行く儲け役に。
演じるマシュー・ルイスは、最初のうちこそ「いじめられっ子のおデブちゃん」のイメージを保っていましたが、ドンドンとイケメンに変貌。
1作目とはまるで別人になっちゃいましたね。
逆にドンドンと劣化していったのはドラコ…。

この映画で一番の見どころは、スネイプ先生の真実がわかる件。
スネイプの純愛…。
リリーはジェームズのどこが良くて結婚したんだ?
スネイプの方がよっぽど人間的に優れてるのに。
そしてダンブルドア先生はあまりに酷すぎ。
スネイプの弱みを握って味方につけ、ハリーを捨て駒としか考えていないとは。
少なくても映画を見てる人は、そう感じるんじゃないのかなあ???
そして自ら命を捨てる決心をしたハリーの前に現れる、父ジェームズ、母リリー、そしてシリウス・ブラック、リーマス・ルーピンの揃い踏み。
このシーンにスネイプもいたら更に胸熱だったことでしょう。

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』_e0033570_22003700.jpg最終決戦は「ニワトコの杖」「透明マント」「蘇りの石」の三種の神器、もとい「死の秘宝」を手にしたハリーとヴォルデモードの直接対決。
しかし映画見る限りではせっかく集めたこのアイテム、たいして役に立ってるように見えませんね。
原作では色々と曰く因縁が語られてるんですが、尺の都合ですかね。
その辺りはちょっと残念でした。
しかも最後にハリー、ニワトコの杖折って捨ててるし…!

ラストシーンは19年後。
それぞれ老けメイクを施したハリー、ジニー、ロン、ハーマイオニー、それにドラコが出てきますが、皆さん見事にイケてない。
まあハーマイオニーはまだまだ十分かもしれませんが、なんか妙にリアルでもあります。
ちなみにこの19年後というのは、作品世界の年表によると2017年――来年のこと!
来年の9月1日に、キングスクロス駅に行けばハリーに会える!
…かもしれません。

舞台版として作られた”8番目の物語”とされる新作『ハリー・ポッターと呪いの子』の発端も、このラストシーンと同じ。
そしてこの度公開されるスピンオフ三部作改め五部作となる『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』は、シリーズを遡ること70年前、1926年が舞台になるとか。
実はこの年って後のヴォルデモード、トム・リドルが生まれた年でもあるんですな、ふむふむ。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』_e0033570_22062583.jpg
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/15152637/
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』_e0033570_22035248.png

Tracked from 日々の書付 at 2016-11-22 01:21
タイトル : [映画] ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2
いよいよ最終章、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」を観てきました。 ああ、とうとう終わってしまった…。そんな感じです。 Part1のラスト、心優しい屋敷しもべ妖精のドビーが死んでしまい、ハリーは魔法を使わずに心を込めて埋葬するところで終わりました。残りの分霊箱の場所を確信したハリーたちは、助けたゴブリンとともにグリンゴッツ銀行へ向かい、分霊箱の一つを手に入れます。とはいえ、ゴブリンの裏切りでひどい目にあうのですが…(^^;) このときハーマイオニーがベラトリクスに変身するのです...... more
by odin2099 | 2016-11-20 22:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur