【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『モスラ対ゴジラ』

「ゴジラ」4作目。この辺から毎年新作が作られるようになりますので、ゴジラ絶頂期と呼んでも差し支えないのだろうと思います。

「キングコング対ゴジラ」ラストで熱海城をぶっ壊した二大怪獣はそのまま海へ転落。コングは泳ぎ去って行きますが、ゴジラは消息不明なままでした。
今回のゴジラは倉田浜干拓地から出現しますが、モスラの卵が漂着した静之浦海岸は静岡県らしいので、一応は連続性がありそうです。

また単独作品「モスラ」の続編という側面もあり、今回最初に登場するのは「モスラ」で幼虫から成虫になった個体だろうと思われますが、登場人物の反応を見るとどうもモスラが既知の存在なのか未知の存在なのかがハッキリしませんね。モスラという怪獣は(一部では)知られているとしても、あの作品のように東京を蹂躙したワケではないのかも。

e0033570_20091139.jpgこの作品ではインファント島からやってきた小美人の懇願を受け、新聞記者の酒井、カメラマンの純子、それに三浦博士が説得したにもかかわらず、虎畑や熊山はモスラの卵を返さない。その一方でゴジラの脅威から日本を守るため、モスラの助力を請おうと酒井たちがインファント島を訪れるが、一旦は拒絶される、という展開が描かれます。

が、なんで酒井たちが責められるのかがどうも納得いかないんですよね。
卵を返せなかったのは彼らの責任じゃないし、度重なる水爆実験でインファント島が荒廃したのは酒井たち、否日本人のせいではないのですから。
唯一の被爆国である日本人だから免罪符がある、とは考えてませんが、全ての代表を彼ら3人に重ねるのはちょっと無理があったんじゃないのかなあと思うのです。如何でしょう?

ところで本作の予告では「モスラ親子の共同作戦なるか?!」というナレーションが被り、空中から成虫モスラが、地上からは幼虫モスラがそれぞれゴジラに対して攻撃を仕掛けているように見せてますが、実際は成虫が死んだ後で卵から幼虫が孵るので親子の対面はなし。
これ、過剰広告じゃありませんかねぇ???

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/19493361/

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by odin2099 | 2017-01-17 20:12 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 日々の書付 at 2017-01-18 01:24
タイトル : いま見てもすごい特撮。[映画]モスラ対ゴジラ
モスラ対ゴジラを鑑賞。いやー、すごかった。CGなんかなくたって、迫力ある映像って作られてきたのだ、昔から。 単なる怪獣映画ってだけじゃなく、水爆実験や強引な土地開発など、当時の社会情勢を風刺しています。そういえば「ゴジラ」も、人間の水爆実験で生まれた設定ですし、怪獣映画は実は社会派映画でもあるわけですね。 モスラ対ゴジラあらすじ 台風のあと、海辺に巨大な卵がうちあげられる。強引な土地開発を行うハッピー興業の熊井は、悪徳政治家と組んで卵を買取し、一代レジャーランドを計画する。 新聞...... more

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