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『キネマ純情』(2016)

『キネマ純情』(2016)_e0033570_21534677.jpg廃部寸前の演劇部に所属する女子高生たちが、ひょんなことから大学の自主制作映画に出演することになるが、その撮影現場で精神的に追い詰められ、霊感を発揮したり同性愛を自覚したり…と彼女たちの関係にも歪を生じて行くことになるというお話で、主演はオーディションで選ばれたアイドルグループ「ノーメイクス」のメンバーたち(中村朝佳・洪潤梨・荒川実里・上埜すみれ・柳杏奈)、監督は井口昇。

出演者の大半が女の子で、制服姿でこれでもかとパンチラを披露したかと思えば、ブリブリのアイドル衣装をまとったり、はたまたスクール水着に着替えたりと目まぐるしく、またやたらと女の子同士がチューするシーンの多い映画だった。
かといってレズ物かというとそうでもなく、女の子が女の子に無理矢理キスする場面は一種のレイプなワケで、見ていてあまり気持ちのいいものではない。

一応彼女たちのキスにも意味を持たせてはいるけれど、必然性があるのはそのうちの数カ所で、あとはサービスショットにもなっていないかな。
演技面では買うものの、ぶっちゃけメインとなる女の子たちがさほど可愛くない、というのがマイナス要素。その分違った形でのリアリティは出てきてると言えなくもないだろうけれど。

ホラーテイストあり、サスペンス要素も若干あり、アクションも多少あり、と色々と詰め込んではいるものの、全体的には色々と残念な青春恋愛コメディ映画、といったところだ。


by odin2099 | 2017-05-03 21:56 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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