『翻訳百景』 越前敏弥
2017年 10月 03日
この著者の名前を覚えたのはダン・ブラウンの『天使と悪魔』、『ダ・ヴィンチ・コード』、『デセプション・ポイント』などの作品を立て続けに読んだ頃で、人気翻訳家のエッセイということで興味を持ち、手に取った次第。
どんな人が翻訳家に向いているかや、具体例を挙げた翻訳のテクニック紹介もあるが、どちらかというと翻訳書好き、ひいては読書好きを増やしたい、というのが主眼に思える。
全国で開かれている読書会や、読書感想文コンクールにページを割いているのもそのためだろう。