『宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち~第三章 純愛篇~』(2017)
2017年 10月 16日
第三章は第七話「光芒一閃!波動砲の輝き」、第八話「惑星シュトラバーゼの罠!」、第九話「ズォーダー、悪魔の選択」、第十話「幻惑・危機を呼ぶ宇宙ホタル」から構成されています。
前章のラストはヤマト絶体絶命の危機で終った様に記憶してましたが、直接的な危機ではなかったようで。
『星巡る方舟』ではテレサのテーマ曲がジレル人の描写に使われましたが、地球人、ガミラス人、ジレル人、それにガトランティス人も「遠きアケーリアスの子ら」なのでしょうか。
戦いにのみ生き、自身では生殖能力を持たないというガトランティス人の設定は、どこか暗黒星団帝国のような歪さも窺えます。
全体的に『さらば』寄りの設定やシチュエーションが目立つ『2202』ですが、斉藤は『ヤマト2』寄りです。
第十一番惑星の生き残りとしてヤマトに乗り込み、古代や加藤とぶつかる辺りは斉藤らしいと言えますが、『ヤマト2』ほど子供じみた性格ではなさそうなので、単なる暴れん坊にはならないことを願います。
クライマックスでは古代と斉藤で泣かせる場面があるのでしょうか。
そして最後、エンドロール後のオマケシーンについに姿を見せるデスラー総統。
『さらば』とも『ヤマト2』とも違った運命が待ち構えていそうですが、『2199』で全く理解できなかった彼の行動原理が、今度は得心の行くものになっているでしょうか。
また今章では特に触れられていませんが、ただ一人だけテレサのメッセージを受け取らなかった雪も気になります。
第四章『天命篇』は来年1月27日公開予定。
自分が望んでいる方向とは少し違う方向へ進み始めたヤマト。
聞こえてくる絶賛の嵐に違和感を抱きつつ、次なる航海を待ちたいと思います。
「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第三章を川崎チネチッタにて観て来ましたいやー、今回は焦りましたどうやら某人気アニメの舞台挨拶と時間が重なっていたみたいで、パンフなどのグッズ売り場どころかネットで購入したチケットを引き換える機械に並ぶだけでも大行列で、果たして上映開始までに入場が間に合うのか?とヒヤヒヤものでした...... more
【声の出演】 小野 大輔 (古代 進) 桑島 法子 (森 雪) 東地 宏樹 (斉藤 始) 手塚 秀彰 (ズォーダー) 【ストーリー】 第十一番惑星の岩塊に埋もれたヤマトの上に、ガトランティスの増援艦隊が出現する。波動砲を封印したヤマトには、この状況を打破す...... more
☆・・・まだ、全7章の3つ目なのに、話を盛り上げるだけ盛り上げています。 いやはや、ズォーダー大帝、たかだか一方面(地球)に250万の大艦隊を送れるような大帝国の長なのに、序盤から、かなりヤマトに絡んできます。 まあ、それでもかなり貫禄あり魅力的だ。 福井晴敏の脚本は豪快で、天文学的なスケールでヤマトは窮地に陥れられる。 それを今のところ、今作中、二度も人道的帰結で抑える展開も凄い。 ただ、『2199』の終盤もそうだが、古代と雪が宇宙で抱き合うようなラブ展開になると、途端に物語が粗くなる(宇宙の広さ...... more
こちらでは上映する映画館はないので、Biu-rayにて視聴しております。
発売前なので、気になり読んでしまいました。
予告で、それなりの展開は理解しておりますが、そうですか・・・デスラー総統登場ですか!
「さらば」「ヤマト2」にも登場したので、有り得ることですね。
物語も中盤に差し掛かりますが、納得いく形での収拾は出来るのか心配です。
上映館数は増えたと言っても、まだまだ上映されない地域はありますね。
イベント上映ということはBlu-ray売るための宣伝期間。
なかなか難しいところではあります。
もうネタバレしてもいいかな、と思いますが、デスラーが出るのはエンドロール後のオマケシーン。
台詞も一言、「感謝の極み」のみ。
ガトランティスの尖兵として今後登場するのでしょうが、どのような行動をとるのかは不明です。
今のところガミラスは、デスラー亡き後の現政権と、デスラー以前に回帰しようとする反乱軍がおり、現政権の中でもキーマンを中心とする反主流派とでも呼べそうなグループがいるらしいことが示唆されています。
そして更に死んだと思っていたデスラーの帰還、ということでガミラス側のドラマも大きくなりそうですね。