【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『龍の歯医者<特別版>』(2017)

元々は「日本アニメ(ーター)見本市」のために作られた短編作品で、後に長編化されNHKで放送されたものを、音響面をリニューアルして劇場公開。

…ということは知っていたが、ストーリーやシチュエーションに関しては一切予備知識なしで鑑賞。

e0033570_20044454.jpgいきなり第二次大戦か、と思うような戦争シーンが始まり、なんだなんだ?と思ってると龍が現れ、世界観が全く掴めないまま一気に物語世界に。
主人公の少年は一度死んだらしいのだが、龍の力によって転生させられ、敵国の、龍のお世話をする面々の元へ送り込まれる。なんだか富野由悠季の「リーンの翼」みたいだな、と思う間もなく、少年は少女と出会い、ボーイ・ミーツ・ガール、少年少女の冒険物語が始まる。
こういう物語をこそ、スタジオジブリは作るべきだったよなあ。

龍の歯に救う虫歯菌の描写はなんだかジブリっぽいし(「もののけ姫」のタタリ神っぽい)、途中で「ゲド戦記」のクモっぽいキャラクターは出てくるし、それでも龍の描写やら何やらは、スタジオカラー製作だからなのかどことなく「エヴェンゲリオン」っぽいし、極論を言っちゃうと「エヴァ」をジブリっぽく作りましたという感じ。
トミノ、アンノ、ハヤオの良いとこ取り、と評したら安直すぎるかな。

ラストが延々と少年のモノローグで終わっちゃうのはどうなのかと思うし、何となく続編も作れそうだけど、その結果として下手に世界観を掘り下げたら台無しになっちゃうかなあ、なんてことを思いながら帰路に就いた。

ヒロインの声は千眼美子こと清水富美加。やっぱり彼女は達者だな。
脇に山寺宏一、林原めぐみがいるのが「エヴァ」っぽい。
主人公は岡本信彦、他に松尾スズキ、名塚佳織、徳本恭敏、高木渉、櫻井孝宏、津田健次郎ら。
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by odin2099 | 2018-01-10 20:06 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
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