『宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち~第四章 天命篇~』(2017)
2018年 01月 31日
いよいよ折り返しとなった『宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち』、第四章は11話から14話ーー「デスラーの挑戦!」、「驚異の白色彗星帝国・ヤマト強行突破!」、「テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!」、「ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ」――を一挙上映。
先に見た人たちからは「斜め上を行く展開だった」とか「デスラーが復権していた」といった感想が届いていたが、概ね『宇宙戦艦ヤマト2』の展開をなぞっているので、新解釈やアレンジは施されてはいるものの、さほど意外性のある展開とも思えなかった。
またデスラーの再登場についても、今のところガトランティス陣営にあってトラブルメーカー的な立ち位置とはいえ、やはり復権とまではいかないのでは。
もちろんヤマト艦内におけるキーマンと桂木透子の存在が弥が上にも独自の展開をもたらすし、今回ガトランティス人誕生の謎にまた一歩踏み込み、また新たな謎が明らかになったことで、今後古代をはじめとするヤマト側の対応が変わってくることも予想されるが、それにしたところで何のために新たなキャラクターを作り、そこに配置したのかを考えれば想定の範囲内とも言える。
新たな展開が待っているとしたら、第五章以降であろう。
もっとも個人的には『さらば宇宙戦艦ヤマト/愛の戦士たち』及び『宇宙戦艦ヤマト2』からの大きな逸脱は望んでいないので、それじゃあ面白くないと言われてしまいそうだが、想定の範囲内で描かれる物語の方がより楽しめそうだなと思っているのだが。