『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
2018年 02月 18日
黙々とランニングをするスティーブが一人の男を追い越す。
「左、失礼」
これまでの<MCU>で最も静かなオープニングだろう。
この男が後にスティーブの相棒となるファルコンで、新キャラクターの紹介としてもさりげなく、かつ印象に残る。
ちなみに映画のラストシーンも病室で眠るスティーブの姿。
ゆっくりと目を覚ますとその傍らにはファルコン。そこで再び
「左、失礼」
これも<MCU>で最も静かなエンディング。そして締めくくりとしても相応しいものに。
もっとも実際はこの後にブラック・ウィドウに対する審問や、地に潜る決意をしたニック・フューリーとか、ウィンター・ソルジャーことバッキーの足取りを追う決意をしたスティーブとファルコン、それに記憶を取り戻したかのようなバッキー、更にはヒドラの新たな計画etcetcが映し出されるのでこれが真のエンディングシーンではないが、独立した映画としてはここで綺麗に終わっている。
新キャラのファルコンは出番こそ多いものの活躍する場面はあまり多くないのが多少の不満点ではあるものの、ポリティカル・サスペンス風味の作品とはいえアメコミの映画化作品にロバート・レッドフォード・クラスの大物が出てくると画面が締まるし、この作品を推す人が多いのも頷ける話。
個人的には、「アイアンマン2」や「アベンジャーズ」で魅力的だったブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフのファーストシーンでガッカリした覚えが。
髪型のせいもあるのだろうけど一挙に老けて見えたのと、吹替版のせいか凄くガサツな女に感じられてショックだった。
その後の作品でもあまり持ち直しているように見えないので、単独作品を撮るなら早くしてほしい。
<過去記事>
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