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『宇宙刑事シャイダー/NEXT GENERATION』

二代目シャイダー烏丸舟と、その相棒タミーの活躍を描いた「宇宙刑事シャリバン/NEXT GENERATION」の続編。
それぞれは独立したお話ではあるものの、各事件の背後には共通の存在がおり、シャイダーらの活躍の陰でギャバンやシャリバンが独自の捜査を進め、クライマックスでは3人の宇宙刑事が揃い踏みでそちらにも決着がつく。

ギャバン、シャリバン同様この二代目シャイダーも先代シャイダーの沢村大とはまるで違うキャラクター。
シャイダーのイメージを大切にしたい向きからは拒絶反応もあると思うが、ギャバンやシャリバンと違って先代との共演が叶わぬ以上、むしろこのぐらい振り切っているといっそ潔い。

その代わりに初代シャイダーのパートナーだったアニーが登場し、新旧シリーズの橋渡しを行い、更に旧宇宙刑事三部作通じてのレギュラーだった大山小次郎も。当時と全く変わらない印象でファンなら感泣モノ。

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物語は「シャリバン」編と打って変わってのラブコメディ。
舟は「シティハンター」の冴羽獠、タミーは「うる星やつら」のラムがイメージだそうだが、同じ宇宙刑事の前後編でこうまでテイストが異なるのも面白い。
それでもクライマックスは前後編を締めくくるだけの重みのある展開ではあるのだが、最後はまたおちゃらけムード。これもアリだな。

アニーを演じた森永奈緒美、大山小次郎役の鈴木正幸が往年の宇宙刑事シリーズのムードを作品に持ち込み、坂本監督のミューズ山谷花純がキーとなるキャラクターを演じて花を添える。
それにしても彼女、本当に演技派だ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/22372572/
https://odin2099.exblog.jp/22552824/
https://odin2099.exblog.jp/22565823/



by odin2099 | 2018-06-13 19:16 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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