【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『海のトリトン』(1979)

e0033570_163344.jpg『宇宙戦艦ヤマト』『さらば宇宙戦艦ヤマト/愛の戦士たち』のアンコール上映企画、1979年の<宇宙戦艦ヤマト・フェスティバル>で同時上映された作品です。

当初はTVシリーズ全27話を1時間程度でまとめるという話がありましたが、流石に無謀だと気付いたのか前半の12話までを約70分でまとめることになりました。
後半部分も作られ、いつの日か劇場公開もしくはTV放映を、というプロデューサー・メッセージもありましたが結局は実現せず、後にビデオ、LDそしてDVDで前後編がまとめてリリースされています。

『ヤマト』の西崎義展プロデューサーにとって、この『トリトン』は初めて手掛けたアニメーションにあたり、あたかも映画館は”西崎劇場”、”西崎まんがまつり”といった趣きでした。
ちなみにこの<フェスティバル>は東映邦画系の夏休み興行だったわけですが、この時だけ一般劇場での<東映まんがまつり>は休止されています。

e0033570_162952.jpg『トリトン』はこの頃既に”幻の名作”という扱いで、シリーズを見たことがなかった自分はとても楽しみにしていたのですが、お話がブツブツ切れ、しかも途中で「つづく」となってしまう構成には大いに不満でした。
まぁ、元々消化不良になるであろうことは覚悟の上だったのですが、それでも欲求不満に陥ってしまいました。

ただその一方で、初めて触れた『トリトン』の片鱗には物凄く惹かれるものがあったことも事実です。
後になって後編を含めて一挙に通しで見たのですが、同じような構成だった『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版に比べると、一本筋の通ったお話になっていることもあって楽しめました。もちろん純粋な映画としてその出来を評価するならば、かなり低い点数を付けざるを得ないのですが。

e0033570_162545.jpg最近、当時の思い入れの強い作品を、(概ね)公開順あるいは鑑賞順に見直しているのですが、やっぱり名作と評されるだけのものが『トリトン』にはある、と改めて実感した次第です。いずれTVシリーズも全話きちんと見ないといけないな、というのも長年の宿題の一つです。
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by odin2099 | 2006-02-26 09:19 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(4)
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Commented by 猫姫少佐現品限り at 2006-02-27 03:55 x
トリトンの主題歌、今でもカラオケで歌います、、、
go!go!トリトン!
Commented by odin2099 at 2006-02-27 23:55
♪水平線の終わりには~
   名曲ですよね。

でも最初はこれがエンディング・テーマで、
オープニングは須藤リカ&南こうせつとかぐや姫が歌う「海のファンタジー」だったなんて、
リアルタイムで見てないと信じられない・・・!
Commented by マイケル村田 at 2017-10-03 18:47 x
パンフレットに掲載されていた西崎氏のメッセージで、いつの日か劇場かテレビ放映等で「海のトリトン 劇場版(後編)」をやるつもりですと述べていたものの、文字取り実現には至りませんでしたね…。しかし、あの「オーディーン 光子帆船スターライト」の公開時に「宇宙戦艦ヤマト 完結編(特別編集版)」ではなく、ここはあえて、「海のトリトン 劇場版(後編)」を公開すれば、何とかなっていたかなぁ…と思っていたりして…。
Commented by odin2099 at 2017-10-03 19:17
> マイケル村田さん
あれは「ファイナルヤマト(修正版)」の公開劇場があまりに少なかったので、ファンサービスのつもりでダイジェストで見せてくれたのではないのかな、と思っているのですが…。
実際にその<特別編集版>は見たことがないので(話には聞いているものの)、当初の公開版とどこがどう違うのかはわかりませんが。

「トリトン」の後編、チャンスがあったとすれば、これまた小規模公開でしたが「永遠に」と「新たなる旅立ち」の二本立てをやった時だったでしょう。
もっともいきなり後編だけ見せられてもチンプンカンプンの観客が増えただけかもしれません。

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