『スター・ウォーズ全史』(下) ダニエル・ウォーレス/ケヴィン・J・アンダーソン
2006年 03月 02日
こちらは反乱軍が活動を始めた頃から、『エピソード4』から『6』までの<旧三部作>で描かれた”事件”、その後の帝国のゴタゴタ、クローン皇帝の復活、新共和国の誕生、別銀河からの侵略等々と続いていく。
『エピソード6』で『スター・ウォーズ』は完結している、という人には全くの蛇足だろうが、それでもルークやレイア、ハンらの更なる冒険を楽しみたいというファンの期待に応えた作品群は、それなりの魅力がある。
ただ最近の諸作品では世代交代が進み、映画発ではない馴染みの薄い面々が中心になっているため、拒絶反応を示している人も多かろう。
ちなみにこの「全史」で扱われている一番遠い未来は、『エピソード4』から36年後。単純計算でもルークやレイアが50歳代、ハンも60歳代へ突入しているわけで、そろそろ落ち着かせてあげたい気持ちも起こってきている。