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『空の大怪獣ラドン』(1956)

ゴジラ、アンギラスに続いて東宝が送る第三の怪獣は、空の大怪獣ラドン! 初の総天然色の怪獣映画だ。『空の大怪獣ラドン』(1956)_e0033570_11562148.jpg
この作品を怪獣映画のベストに推す声は多いと聞く。
前半のメガヌロンが出てくるあたりのサスペンスの盛り上げ、後半のラドンの猛威を表現するミニチュア・ワークの素晴らしさ等は、確かに評価に値すると思う。しかし、肝心のラドンのキャラクター性があまりに弱すぎやしないだろうか。
要するに、ただ出てきて暴れるだけなのだ。

また対する人間側に、ラドンに直接的被害を受けた人物も見当たらないので――唯一、主人公の佐原健二だけが間接的な被害者と言えるが、彼も見せ場らしい見せ場があるのは前半だけで、後半は平田昭彦のキャラがメイン扱いになってしまう――、ラドンにも人間側にも感情移入が出来ない。

ということで、それほどの作品だとは思えないのだが・・・。
Tracked from 奇跡の人の映画部屋 at 2006-10-08 07:02
タイトル : 06-D03 空の大怪獣ラドン
「サンダ対ガイラ」に引き続き怪獣ものです。 前半は炭鉱での「メガヌロン」と人間の戦い、後半は福岡や阿蘇山での「ラドン」と人間の戦いです。等身大の「メガヌロン」はやはり怖いです、あんなものに迫られたらやっぱ逃げるでしょう。 「ラドン」は特に何をしてるわけでも... more
Tracked from レンタル放題。 at 2006-10-08 19:20
タイトル : ○「空の大怪獣 ラドン」
東宝 空の大怪獣 ラドン 水爆実験による地殻変動で蘇った古代のトンボ・メガヌロン。 そしてさらには、それらの幼虫を食料にする巨大翼竜・ラドンが蘇る。 ラドンはプテラノドンの変異体で、数十倍の大きさを持ち超音速で飛行する。 このため行動半径が広く、... more
Tracked from Godzilla and.. at 2007-06-12 10:43
タイトル : 空の大怪獣ラドン (昭和31年・1956)
空の大怪獣 ラドン本多猪四郎 佐原健二 平田昭彦 東宝 2007-01-26 謎の大ヤゴの蠢き!空飛ぶ戦艦の襲来!火口より生まれし地球を蹂躙する紅蓮の怪鳥の影。空飛ぶラドンの席捲に九州全土は壊滅する...... more
Tracked from 良い映画を褒める会。 at 2007-06-13 21:30
タイトル : 『空の大怪獣 ラドン』(1956)自衛隊対ラドン。炭鉱町..
 のちの、明るさすら漂うゴジラ対決物とは一線を画する重々しい雰囲気が充満し、カラーなのに、まるでモノクロのような色彩が画面を覆う、シリアス路線を突き進んでいった、東宝怪獣映画の第三弾が『空の大怪獣 ラドン』です。... more
Tracked from 猫姫じゃ at 2007-07-15 03:35
タイトル : 空の大怪獣ラドン 07129
空の大怪獣ラドン Rodan( ! The Flying Monster) 1956年  本多猪四郎 監督  円谷英二 特技監督  田中友幸 制作  伊福部昭 音楽佐原健二 平田昭彦 白川由美 中谷一郎 小堀明男 中田康子 田島義文 松尾文人 草間璋夫 英題のスペル、間違いではあ....... more
Commented by 猫姫少佐現品限り at 2006-03-19 14:44 x
これって、ラドンの前に、変な巨大生物が出てきますよね。
それの印象の方が、残っている、、、
Commented by odin2099 at 2006-03-19 20:04
前半のメガヌロンが、等身大なだけに恐怖感を煽りますね。
居間にズケズケと押し入ってくるし(苦笑)。
その後は主人公が記憶喪失になったりして展開がまだるっこしくなるし、
ラドンは空飛んでるだけ(爆)だしね~。
Commented by Daaw at 2006-10-11 23:33 x
こんばんは!ティガのお礼をいいに来て、ラドンの話題を見かけたので、おじゃまします。
翼のある怪獣は飛んでナンボ、速さがウリ。ラドンは「飛んでるだけ」なところがかっこいいと私は思うのですが・・・(笑)。たしかに一発芸で話を膨らませようがないですね。
Commented by odin2099 at 2006-10-12 22:00
評判が良かったので、見る前の期待値が高すぎたのかも知れません。
怪獣映画というよりも災害映画の趣きかなぁ、なんて。
ラドンにキャラクター性が出てくるのは『三大怪獣~』以降のことですが、
それはそれで初代とイメージ違っちゃってますね(苦笑)。
Commented by 猫姫少佐現品限り at 2007-07-15 03:40 x
ようやくTB、出来ました!
てかこれ、やっぱり最後は、かわいそうですyo、、、
Commented by odin2099 at 2007-07-15 10:11
>猫姫さま

お待たせいたしました!
ホント、一ヶ月近くTB制限されてたもんなぁ・・・。

一応はあの二頭(二匹?)が夫婦で、その間に生まれた子供が、『三大怪獣~』以降に出てくるラドンなのだ、ということになってるようです、ファンの間では(笑)。
一応子孫は残ったということで。
by odin2099 | 2006-03-16 06:22 |  映画感想<サ行> | Trackback(5) | Comments(6)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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