【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『星の王子さま』(1974)

e0033570_21384730.jpgあの原作をミュージカル仕立てにする度量があるのに、何故か台詞が無粋なものに変えられている。
「君はB-612から来たのか?」なんて直接王子さまに聞いてどうする? あれは後で主人公がそう類推した、ひとつの可能性に過ぎない。
よしんばその推測が正しいとしても、”B-612”なんて地球人がかってに名付けた名前を王子さまが知ってるわけもない。

万事がこの調子で、リアルというか現実的な台詞の応酬で夢やロマンのかけらも感じられない。評判の割にこの映画は失敗作だったんじゃなかろうかと思う。

王子さまは可愛らしくて雰囲気だし、茶色の衣装を着ているだけで狐に見えるジーン・ワイルダーの芝居は見事、音楽も楽しくて見所は一杯あるのだけれども、王子さまの訪れる星を殆ど独自のものに置き換えた理由もわからないし、原作付きの映画作品としては納得いくものではないような・・・。
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by odin2099 | 2005-08-27 23:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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