【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ドルフィン・グライド』(2005)

e0033570_1724243.jpgイルカを追いかけたドキュメンタリー映画、程度の認識しかなかったのだが、実は観客が皆、イルカになれるという幸福な映画だった。

監督・製作のジョージ・グリノーは、『エンドレス・サマー(終りなき夏)』や『ビッグ・ウェンズデー』などの撮影にも携わってきたベテランの”海の男”で、今回はその彼が10年もの歳月を費やし、機材を開発し、撮影方法を工夫し、5年間にも及ぶ撮影をこなした意欲作。
監督曰く「体感映画」とのことだが、カメラは徹底的に”イルカ視点”に置かれていて、イルカを追いかけると言うよりイルカに引っ張られている感じ。殆ど全編に渡ってカメラは水面下にあるため、泳げない人や水が苦手な人は息苦しさを覚えるに違いない。それぐらい圧倒される内容で、その臨場感を表すには「画面を見ているだけで水圧を感じる」とでも言えば良いだろうか。セリフなし、ナレーションなし、音楽のみの至福の21分間だ。

スコット・ウェルッシュの監督・製作による、26分間の『メイキング・オブ・ドルフィン・グライド(『ドルフィン・グライド』が作られるまで)』も同時上映され、こちらではジョージ・グリノーのインタビューをはじめ、撮影秘話が語られ興味深い。
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by odin2099 | 2005-09-15 23:50 |  映画感想<タ行> | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 映画とはずがたり at 2006-08-18 19:26
タイトル : ドルフィン・グライド
世界的サーファーでもあるジョージ・グリノー監督が、 10年の歳月をかけて描いた、 初の“イルカ目線”で捉えた“海の魅力”。 グリノーは、これまでに『ビッグ・ウェンズデー』、 『エンドレス・サマー』といったサーフィン映画の傑作の 水中撮影を担当していた。 ...... more

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