『スター・ウォーズ/ハットの策略』<ハン・ソロ3部作>2 A・C・クリスピン
2005年 08月 21日
しかし本作ではいきなり「元帝国軍士官」の密輸業者として登場する。奴隷だったチューバッカを助け、帝国軍を除隊となったのだ。ということで、チューイとの名コンビは本作からスタートする。
他にも旧作やスピンオフ世界で御馴染みの面々が続々登場。
ハンはジャバ・ザ・ハットの元で仕事を始めるし、早くも凄腕の賞金稼ぎボバ・フェットはそのハンを付け狙い、その窮地を救う形でランド・カルリジアンも登場。さらにマコ・スピンスやサラ・ゼンド、ザヴェリ、プリンス・シゾール、そしてダース・ヴェイダーも出てくるなど詰め込みすぎの感も。
ベイル・オーガナやレイアと思しき少女、それにガーム・ベル・イブリスが顔見世程度に出ていた前作とは大違いだ(顔見世といえば、本作ではヴィマも”予言”をする役どころで出てくる)。
クライマックスは衛星ナー・シャッダを巡っての、帝国軍と寄せ集めの密輸業者たちとの大戦争!ということで読み応えも充分。この3部作でのヒロイン、ブリア・サレンとハンとの微妙な関係もお楽しみだ。