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『新世紀ウルトラマン伝説』(2002)

『新世紀ウルトラマン伝説』(2002)_e0033570_19252973.jpg『ウルトラマンコスモス2/ブループラネット』の併映作で、15分の短編。
ウルトラ28ヒーローがスクリーンに総結集!」がウリである。ウルトラマンの活躍を応援していた親子が、見ていたTVの中へ吸い込まれ各ウルトラ戦士たちと遭遇するという形でシリーズを紹介。最後にオリジナル怪獣が出現しこれに28大戦士が一斉にスペシウム光線(?)を放つという見せ場がある。

各作品から抜かれたシーンには、その世界の親子を合成するなど単なるダイジェストにはしていない工夫は凝らされているが、全体的に画質が悪く(しかもフィルム撮り有り、ビデオ撮り有りでマチマチ)大画面で見るのは辛い。おまけにノンストップでダンサブルな音楽が流れ(シリーズの主題歌のアレンジ・メドレー)それに合わせてウルトラ戦士たちが踊るシーンが失笑を買う。とはいえ、やはり28人ものウルトラ戦士が一同に会するシーンは、それだけで興奮もの。劇場へ足を運んだファンへの何よりの贈り物だろう。
次回は是非、もっとストーリー性のあるオール・ウルトラマン物を期待したい。
  ×  ×  ×  ×
『新世紀ウルトラマン伝説』(2002)_e0033570_2225622.jpgという具合に「しねま宝島」を引用してみたけれど、確かに楽しい映画ではある。
オリジナル怪獣に立ち向かう28大戦士の描写では、ゼアスとナイスが負傷してウルトラの母の治療を受けるシーンだとか、ガイアとアグルの息の合った合体光線だとか、全員がスペシウム光線を放つ際に、周りを見回してワンテンポ遅れて逆ポーズのスペシュシュラ光線を放つゼアスだとか、短い中にも小ネタを織り込んでいるのでなかなか飽きない。
これが翌年の『新世紀2003ウルトラマン伝説/THE KING’S JUBILEE』になると、ウルトラ戦士と怪獣たちがダンスバトルを繰り広げるという、全く付いていけない内容(爆)になってしまうのが残念なのだが。
by odin2099 | 2006-05-30 22:59 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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