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『機動戦士ガンダムII/哀・戦士編』(1981)

<ファースト・ガンダム>を劇場用にまとめた三部作の第2弾で、春休み興行だった前作に続いて夏休みに公開された。
これも一日中映画館で粘って、多分5回くらい観ていた筈。
それだけ気に入っていたのか、というと然にあらず、単なる貧乏性だっただけである(苦笑)。

学生だったから時間に余裕があったということもあるのだけれど、この頃は最低でも2回、出来れば3回、4回は観ないと勿体無い、と思っていたのだねぇ。
あの『伝説巨神イデオン』劇場版だって、2本立てを2回ずつ観ているし。

『機動戦士ガンダムII/哀・戦士編』(1981)_e0033570_11111344.jpgその後は時間的余裕がなくなったし、最近はシネコンで観る機会が増えたので入れ替え制が当たり前、それに集中力の限界はせいぜい1時間半という為体。
2時間半近くの作品を2回、3回と観るなんて狂気の沙汰である。
今回久々に観直してみたけれど、やっぱり途中で弛れてしまったくらいだし、我ながら堕落したもんだなぁ…(爆)。

さてこの第二部、物語は地球上を舞台に進んでいくが、メイン・キャラ、ゲスト・キャラが次々と死んでいくのも特徴。
そこで付いた副題が「哀・戦士」という訳だが、TVシリーズのエピソードの順番を色々と入れ替え、繋ぎ合わせた結果、多くのキャラがまとめて死んでいく羽目になってしまっている。
その為に一人一人の印象はかなり薄まってしまった。
それに元々が序章と完結編のブリッジとしての役割に徹しているため、独立した映画としての構成にはなっていない。
やはり三本まとめてじゃないと評価出来ない作品だと言えるだろう。
ただ、三本まとめてなら「起承転結」の「承」のパートとして上手く機能したと評しても良い、かな。

なお、回数を観られたのにはもう一つ理由があって、これが三部作で一番上映時間が短いということもあったのを付け加えておこう。
Tracked from はらやんの映画徒然草 at 2009-07-05 06:02
タイトル : 「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」 動いてこそ魅力を発揮..
先週メモリアル上映の「機動戦士ガンダム」一作目を観てしまったために、今週も第二作... more
Tracked from だらだら無気力ブログ at 2009-07-05 19:53
タイトル : 劇場版 機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士
地球連邦とジオン公国との1年戦争を縦軸に、自らの意志に反して過酷な 戦争に巻き込まれていく少年・少女たちの人間ドラマを横軸に描いた、 初代「機動戦士ガンダム」三部作の第2弾。 再放送で高視聴率をマークしたTVシリーズを再編集。 第2弾の今作では、ランバ・ラル隊と..... more
Tracked from ★試写会中毒★ at 2009-07-19 18:24
タイトル : 機動戦士ガンダム II 哀・戦士編
満 足 度:★★★★★★☆☆☆☆    (★×10=満点)     丸の内ピカデリー にて鑑賞  監  督:富野喜幸 声の出演:古谷徹、鈴置洋孝        飯塚昭三、古川登志夫、他 ■内容■  否応なしに戦いに巻き込まれ、 戦略のコマにされてい... more
Tracked from 『甘噛み^^ 天才バカ板.. at 2009-09-06 01:24
タイトル : [映画『機動戦士ガンダム? 哀・戦士編』を観た]
☆先週に引き続き、姪っ子と<ワーナーマイカル・村山>に、『ガンダム』シリーズ、その第2作目のリバイバルを観に行く。  面白かった^^  2時間半の作品を2週続けて見るという事は、もうどっぷりその世界に埋没できるってものだ。  30年前の作品の「絵の荒削り」も魅力的だ。  ジャブローにて、シャア専用ズゴックに率いられたアッガイ軍団に、ジャングルの蛇が驚いて、自分の縞模様を残して逃げてしまう…、と言う、いかにも古いアニメ的表現なども、十全に、好意的に楽しめると言うものだ。    ◇  この作品...... more
Commented by m_n_erin at 2006-06-28 10:34
TBありがとうございました。
1作目は、新作の画があまり目立たなかったのに、こちらは目立っていましたよね。
下に書かれている、佐藤さとるさん、私も大好きです。
コロボックル物語は、是非読んでみて下さい。
Commented by odin2099 at 2006-06-29 22:52
>m_n_erin様

ありがとうございました。
1作目の方が2作目より新作カットが多いという話なんですが、
手直しカットが多かった1作目より、新しいシーンが増えた2作目の方が、
手を加えた、という印象は強いかもしれませんね。

コロボックル、段々と未読が口惜しくなってきました(笑)。
by odin2099 | 2006-06-27 22:57 |  映画感想<カ行> | Trackback(4) | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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