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『スパイ大作戦/薔薇の秘密指令』(1969)

『ミッション:インポッシブル』ではなく、元祖『スパイ大作戦』の劇場公開版
今回の目的は社会悪を牛耳るだけでなく合法的な事業からも利益をあげ、その収益をスイスへ流しているシンジケートの記録を入手し、組織そのものを壊滅させること。ジム・フェルプス率いるお馴染みメンバーが、例によって「困難な任務」に従事する。

『スパイ大作戦/薔薇の秘密指令』(1969)_e0033570_6332975.jpg劇場版ではあるが実はセカンド・シーズンの前後編エピソードを、日本など海外向けに再編集したものらしい。
しかも日本でもしっかりとTV放映されたあとで、映画館にかけられたようだ。
当時劇場へ足を運んだ人はどう思ったのだろうか。
僕が見たのはビデオ発売されたもので、これは前後編のTVフォーマットで収録されている(当時カットされたシーンも復元された<完全版>)。

オリジナルに思い入れが全くないのでこのエピソードが傑出した出来なのか、水準作なのか、それとも凡作の部類に属するのかがわからないが、熱狂的なファン以外には特に薦められるものではない
前後編ということもあってかIMFメンバーの活躍ぶりを丹念に見せてはくれるが、些か増長過ぎる。
もう少しテンポ良く刈込めばもっと見られる作品になっただろうが。
   × × × ×

例によって転載ですが、何度見ても感想は変りませんなぁ(苦笑)。
一応当時を知る人の話では、どちらかというと凡作の部類らしいのですが、やはり何本かきちんと観ないといけないのでしょうね。
by odin2099 | 2006-06-29 23:00 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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