【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ケリー・ザ・ギャング』(2003)

19世紀のオーストラリア。アイルランド移民の子ネッド・ケリーは冤罪により投獄されてしまい、出所後も警察はケリーを始めとする家族に執拗に嫌がらせを繰り返した。それに耐えかねたネッドは身を守るために警官を殺してしまい、それを切っ掛けに友人や弟たち4人でギャング団を結成、国中にその名を轟かせるお尋ね者となっていく。また民衆もそんな彼らを支持するのだった。

実在したアウトロー・ヒーローの伝説を、植民地を舞台に、支配する者される者の対立図式を盛り込んで描いた作品で、終始重苦しい。時折映し出されるオーストラリアの雄大な自然も、この雰囲気の中では徒花という感じである。オーストラリアでは国民的英雄なのだろうが、予備知識なしで見ているとなかなか彼らに感情移入しづらい面もあるのだが、ネッドを演じたヒース・レジャーの真摯な演技と相俟って見応えのある作品となり得ている。日本では劇場未公開なのが残念

e0033570_1403377.jpg共演はネッドを追い詰める警視をジェフリー・ラッシュ、ネッドと情を通じる人妻にナオミ・ワッツ、そしてネッドの親友ジョー・バーンにオーランド・ブルームといった顔触れ(『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』のエミリー・ブラウニングも出演していたが、エンドクレジット見るまでは気付かなかった)。今をときめく若手スターのヒース・レジャーとオーランド・ブルームの競演作というだけでも、一見の価値はあるだろう。
クラウス・バデルトが音楽を担当。監督はグレゴール・ジョーダン。
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by odin2099 | 2006-07-18 22:53 |  映画感想<カ行> | Trackback(9) | Comments(4)
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Tracked from *Sweet Days*.. at 2006-07-18 23:13
タイトル : 『ケリー・ザ・ギャング』
ケリー・ザ・ギャング CAST:ヒース・レジャー、オーランド・ブルーム、ジェフリー・ラッシュ他 19世紀、大英帝国の植民地だったオーストラリアは犯罪者の流刑地でもあった。ネッド・ケリー(ヒース)の父親はアイルランド系でありながら流刑者だったため、彼の家族は偏見や差別の目にさらされながら、苦しい生活を強いられていた。ある日、いわれのない罪でネッドの母親が逮捕され投獄される。ついにネッドは、弟のダンや親友のジョー(オーリー)と共に、横暴な警察に反旗を翻す事を決意する・・・・・ ネッド・ケリー...... more
Tracked from 悠雅的生活 at 2006-07-18 23:47
タイトル : ケリー・ザ・ギャング
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Tracked from 或る日の出来事 at 2006-07-19 00:33
タイトル : 「ケリー・ザ・ギャング」
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タイトル : ケリー・ザ・ギャング
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Tracked from CINEMA CHECK! at 2006-07-19 12:51
タイトル : ケリー・ザ・ギャング
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Tracked from しーの映画たわごと at 2006-09-11 23:06
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Tracked from ひめの映画おぼえがき at 2008-02-02 15:41
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Tracked from ★YUKAの気ままな有閑.. at 2008-02-27 17:21
タイトル : ケリー・ザ・ギャング
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Commented by ひらりん at 2006-07-19 03:14 x
TBありがとうございます。
今年はなにげにヒース・レジャーの作品をいろいろ見ていますが・・・
興味がないためか?いろんな役をやっているせいか?
イマイチ、顔が覚えられないひらりんでーーーーす。
もうちょい、これぞヒース・・・って作品でがんばってほしいです。
この作品も、オーリーがらみで見てしまいました。。。
Commented by odin2099 at 2006-07-19 22:52
ヒース・レジャーって今ひとつハンサムなのかどうか、微妙な顔立ちしてると思います。
随分四角い顔してるなぁ、とも(笑)。
それでもなかなか話題作にも出ているし、若手としては良いポジションにいるんじゃないでしょうか。
ちょっと興味ありますので、これから色々と作品も見るつもりです。
吹替だと、やっぱり森川智之が定番?
Commented by 小夏 at 2006-07-27 21:57 x
そうそう、ヒースの顔ってよくわからないですよね。
っていうか、作品ごとに顔が違って見えるのは気のせいでしょうか。(笑)
少なくとも、「ロック・ユー」「ケリー・ザ・ギャング」「ブラザーズ・グリム」の3本を観た限りでは、まるで別人なんですけど・・・。

「ケリー・ザ・ギャング」、私は全く予備知識なしに観たのですが、あんなに迫害されたら行くところまで行っちゃっても仕方ないのかなぁ~と思いつつ、イマイチ感情移入できないまま終わっちゃいました。
でも、決してキライなタイプの映画じゃないです。レンタルで観た後、結局DVDまで買っちゃいましたし。(爆)
Commented by odin2099 at 2006-07-27 22:17
まぁハンサムはハンサムなんでしょうけれども、個性的な顔立ちとも言えるのかな。
その割りに、確かにその3本プラス『カサノバ』を観ても、あんまり同一人物という感じがしませんね。
ある意味で”カメレオン俳優”なのかも。
またこの作品ではヒースの方が年上に見えますけど、実際はオーランド・ブルームの方が年上(だよね?)。
いや、オーランドが若く見えるのか(笑)。

そうそう、来月には金曜ロードショーで『ロック・ユー!』やりますな。
吹替はDVDと同じなのかしらん?
あ、DVDといえばアルティメット・エディションが出たので、今度こそ買おうかな。

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